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こころ熱くなるとき

2月とは思えない温かさの中
今、奈良にいます。

奈良は奥深いです。
盆地の概念を吹き飛ばすくらい
サラっとしているのに、良い加減の湿りのある土地。
空と風の感じも無理がなく
息がしやすい。
古の都の空気感を残しているので
食べ物は美味しいし、歴史的な刺激も多い。
春日大社など藤原家が仕掛けた魔法だらけだと思う。
神さまは本当に大きいなぁ
果てしないなぁ

今日はあまり話したことがない方々と
お話ししてみようと思って
声を掛けてみた。
ところが、歩きながら10分20分話して
いるそのほとんどをわたしが話している。
聞き上手とは程遠い、かなりのお喋りちゃんである。
わたしと付き合っている皆さま
ごめんなさい。
今までずっとお喋りなわたしに辟易としていたことでしょう。
20分も喋り続けられたら拷問です。
つまんないどうでも良い話しばかり
しているのだろうなぁ。
みんな優しいひとだから聴いてくれているのだろうなぁ。
聴く側に徹してみようとしても
沈黙になったら相手を退屈させてしまうと思い、また色んな球を投げかけてしまう。
しかも妙なスピード感で。
これは癖だな。

ところで、だいたい失敗する時は決まっていて
焦っている時、怒っている時。
あたたかさを見失っている時に
思いもよらぬことが起きる。
そして相手のある時は
どちらかだけが悪いわけではない。
ふたりで起こしたことは表裏一体。
どちらも引き寄せているのは自分だ。
今朝は怒ってなかったのにそんなことが
起きた。
ただ、さみしさはあった。

さて、話しは戻るけれど
お喋りなわたしに付き合ってくださった
その方が微笑んで
こうおっしゃった。

「オンディーヌさんから、ものすごいエネルギーをいただけました。ありがとうございます。
なんだかなんでも出来そうな気持ちです。」

わたしの他愛もない話しに付き合ってくれて
その返答だ。
宮崎からいらした彼女の言葉と笑顔にわたしの方が胸が熱くなった。すごいひとだなぁ。 
たったひと言で一生忘れられない人になる
その言葉の存在。
わたしの方がずっとずっと感動している。
人と話すことはエネルギーの交流。
一方的ではない。どんな形になっても
必ず混ざるのだ。

だから自分の発する言葉を
大切に大切にしていきたい。

ただ、もういい子のフリして
「うんわかった。」
なんて
取り繕うのはもうやめよう。
いい子じゃなくっていい。
ウソももういい。
自分らしくあれ。








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