都市伝説系YouTuberのコヤッキーと、その相方のとーやくんによるチャンネル「コヤッキースタジオ」にハマってる。

https://www.youtube.com/@koyakky-st

　彼らがプラットフォームを新設し、連載コラムの第1回が無料公開されていたので読んだら、とーやくんの書いた国際ロマンス詐欺の記事が面白かった。

　要約すると、AIの進化により国際ロマンス詐欺に遭う人が増える可能性があるという内容だ。詳しくはこちらを参照してほしい。

【〇〇に備えよ！】 vol.0「恋の落とし穴に気をつけろ」

https://sinjirarenai.com/articles/sinmaga_rensai/arqFWrQ5LQajbiSuasi5TRbQ

　都市伝説を楽しむだけでなくライフハックとしてためになる。
　国際ロマンス詐欺とは、早い話が結婚詐欺だ。結婚詐欺といえばクヒオ大佐が有名だが、いつの世も人はセレブリティーの肩書きに弱い。この記事では外国人がSNSで有名人になりすましてファンに結婚を持ちかけ、お金を巻き上げる事例を取り上げている。　

　
　さて、私は以前、思うところがあってSNSのフォローを外した自称大人気動画配信者のインスタグラムに事実無根の誹謗中傷を投稿された。

　内容は「66号線の中の女は外国人の男に騙されて国際ロマンス詐欺に遭っているに違いない」というものだった。

　おそらく、彼の仲間にしつこく言い寄られていた時期があって、諦めてもらうために繕った適当なエクスキューズ「外国人の好きな人がいる。彼に会うためにイギリスに行く」を間に受けたのだろう。縁を切られたことに腹を立てたのか、怒りに任せてでっちあげられた内容に怒りよりも呆れてしまった。

　しかし、その適当なエクスキューズはマンチェスターで現実になった。

　勘のいい読者は分かったかもしれないが、The Stone RosesのIan Brownだ。
　正直言って、本当に会えるとは思えなかった。
　マンチェスターの公演終了後、会場を出たら明らかに出待ちの団体があったのでそれに加わった。飛んできたビールを頭から被って全身ずぶ濡れでさらに雨も降り出すなか、1時間くらい待っていたらファンに会いにきてくれた。

　信じられないが、自己紹介を含む会話をして握手してもらい、記念撮影もした。
　ここ数年で一番の笑顔になったのは言うまでも無い。

　意外と知られていないが、イギリスのミュージシャンはファンサービスのレベルが高く、こうして気さくに写真撮影やサインに応じてくれる。Paul McCartneyの東京ドームコンサートでも熱狂的なファンをステージに上げてトークしていて、初めて見た時は本当に驚いた。

　話は国際ロマンス詐欺に戻るが、SNS経由で好きなセレブリティーの名前を騙る不届な輩が現れたら、撃退する方法は簡単で、本人に確認すればいいのだ。
　要は面識がないから成立する詐欺なので、本人と一度でも会ってる事実を突きつければ向こうから嘘がバレる危険性を察して逃げてくれる。可能であれば、私のように最愛のIan Brownとの写真をプロフィール固定してぶら下げておけばいい。いまのところ、いい魔除けになっている。

　Ian Brownからではないが、Noel GallagherからDMが来たことはあった。

　おもしろがって少しやり取りしてみたが、マンチェスター育ちのイギリス人のはずなのに英語が間違っている。もちろん金銭を請求される前に醒めてしまい、からかうのもだんだん飽きて放っておいたら忘れた頃にいなくなっていた。

　私のはやや変化球だが、とーやくんの言うように怪しいと思ったら信頼できる人に相談するのが一番だろう。
　
　他にも、マンチェスター留学中、タイの友人に在英タイコミュニティーで共有されている集団国際ロマンス詐欺の手口も教えてもらった。SNSやマッチングアプリでも対面でも「日本のパスポートが欲しいから結婚してくれ」と言われたら要注意だ。集団で囲い込まれて気がついた時には逃げ場がなくなっている。

　以上、注意喚起になるか分からないが、せっかくなので書いてみた。

☆カクヨムもやってます。