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東京コミコンでセレブに会った話。 #1 ルパート・グリント氏

このページに足を運んでいただき、ありがとうございます。
20年以上Potterheadな黒木りりあです。

今年も後僅か、といわれ始めると私が意識し始めるイベントの一つが、東京コミコンです。今年はちょうど2か月後の12/8、9、10の3日間開催されます。
備忘録として、過去に参加した際のレポートを少しずつ、回を分けてnoteにつづっていきたいと思います。
今年、参加するかどうか迷われている方、初めて参加するけれども様子が全く分からない、という方の参考に少しでもなると幸いです。


東京コミコンとは

東京コミコンとは、年に1回東京で開催されるアメコミのコミック・コンベンションです。日本最大規模のポップカルチャーの祭典と言われていますが、アメコミを中心に映画やドラマ、ゲームなどの洋作品をフィーチャーしたイベントです。様々なブースが出展し、グッズ販売や新作のプロモーション、ハリウッド映画の小道具の展示などを楽しむことができます。
そして、東京コミコンの目玉が、豪華な来日セレブ達のステージ、撮影会、サイン会です。マーベル作品やスター・ウォーズ作品、ウィザーディング・ワールド作品などに出演する俳優さん達がゲストとして登場し、ファンとの交流を楽しみます。

はじめてのコミコン

私が東京コミコンに初めて参加したのは、2019年です。
2018年の開催レポートを読んでその存在を知り、行ってみたいな、と漠然と思っていた私。そんな私に「絶対行かなきゃ!」と思わせたのが、ルパート・グリント氏来日のニュースでした。
ルパート・グリント氏は、ハリー・ポッターシリーズでの、主人公の親友であるロン・ウィーズリー役で有名な英国俳優さんです。
映画公開当初から彼のファンである私にとって、彼から直接サインをもらえる機会を逃すことは出来ません。意を決して単身、東京コミコンに参戦することを静かに決心し、サイン会のチケットをゲットしました。

いざ、セレブサイン会へ

東京コミコンは来日セレブが一堂に会すオープニングセレモニーから始まります。入場に手間取りながらもなんとかオープニングセレモニーに間に合った私。遠くからでも、ルパート氏が確かにそこにいることを確認しました。(オープニングセレモニーについてのレポートはまた改めて…。)
会場内を散策しながら、サイン会の時間を待ちます。

来日セレブのサイン会と撮影会は、開催期間中、それぞれ各日複数回が設定されていて、自分が参加したい回のチケットを事前にチケットサイトで購入します。空き枠がある場合は、当日会場で購入することも出来ます。
基本的には各枠xx:xx-xx:xxのような時間幅のある設定となっているのですが、開始時間より前の時間に整列が開始されます。(整列開始時間は集合時間、という記載のされ方をされていたのですが、その時間に間に合わなくてもサイン会の時間枠以内に参加できれば基本的には問題ありません。)

そして、いざ整列開始の時間がやって来ました。整列場所はすべての来日ゲスト、サイン会撮影会共通になっていました。小さな看板にそれぞれ何の列なのかが記載されていて、そこに並ぶようになっていたのですが、かなりゴチャゴチャしており、どこが何の列なのかよく分かりません。この年は屋外の狭い場所に整列するようになっていて、ちょうど小雨が降ってきた時間帯だったので、より分かりづらくなっていました。
近くで見つけたスタッフの方に「ルパート・グリントさんの列はどこですか?」と聞いても、「それは誰ですか?」と聞かれた上に、「その人がジュード・ロウさん(この年の来日セレブの1人)ではないなら、ここ以外の列です」と言われてしまい、スタッフの方がセレブの名前も把握していないのか、とより混乱。
そんな時、優しい若くてかわいい女性が、「ルパート君なら、あそこで整列してましたよ」と笑顔で列を教えてくださって、なんとか列を見つけることができました。あの女性には本当に感謝しています。
列に並んでいると、意外と進みが遅く、想定以上に雨にさらされることになりました。私は小雨程度なら傘を使用しないのでそのときも傘をさしていなかったのですが、気を遣ってか後ろの男性が心持ち私側に傘を傾けてくださっていて、その方のお陰で雨にほとんど濡れることもありませんでした。その方にも本当に感謝しています。
東京コミコン、神がかって優しい人がたくさんいらっしゃるなあ、と寒空の下でも暖かい気持ちになった一幕でした。
それから、ようやく、列が動きだし、会場内に案内されます。列を維持したまま、会場内のサインブースの列に並びます。ここにルパートさんが来るんだ、と緊張しながら再び待ちます。

色素の薄い人

ほぼ時間通りに、ついにサインブースにルパート・グリント氏その人が現れます。最初の印象は「うわー、色素薄い!」でした。1人だけ発光しているというか、独特のオーラを放っていらっしゃいました。整列スタッフの男性が「よーく見て、たくさん目に焼き付けてくださーい」とおっしゃっていたのには、少し笑ってしまいましたが、そこに、ルパートさんが本当に存在していたのです。
サイン会では整列中も写真撮影は禁止されているので、しっかりとその姿を目に焼き付けます。

少しずつ列が進み、次が私の番、となり緊張で唾をゴクリと飲み込みました。
サイン会でサインをもらう品は特に指定されていません。自分で好きな品を持ち込むも良し、特に品がない人は、その場で複数用意された無料のポートレートから1枚選んで、そこにサインをもらうことが出来ます。私は9と3/4番線のチケットの裏にサインをしてもらおうと思っていたのですが、チケットが思いの外ツルツルとした材質だったので、当日スタッフさんと相談し、サインは無理だろうと判断。代わりにポートレートにサインをもらうことにしました。

そして、目の前に現れるルパートさん。隣に通訳さんもいらっしゃいましたが、やはり直接会話をしたかったので、通訳さんを介さずにコミュニケーションを取ることにしました。
とにかく優しさオーラが滲みまくるルパートさん。過去のインタビューの様子や共演者の方々のお話から想像はしていたのですが、本当に優しい方で、お兄さんのような雰囲気を醸し出す方でした。挨拶にはじまり、緊張で震える私の言葉一つ一つを丁寧に、うん、うん、としっかり目を見て聞いてくださいます。あんなに全身で傾聴を体現してくださる方はなかなかいない、と思えるほどの傾聴の姿勢に、人柄の良さを心から実感しました。
ロン役を演じてくださったことへの感謝や、彼が出演していたドラマのお話など、短い時間ではありましたが、想いを精一杯伝えることができたと思っています。
一瞬だったけれどもとても長くて忘れられない時間で、ああ、勇気を出して来て良かった、チケットを買って良かった、と心の底から思った瞬間でした。追チケットしてしまおうかと、本気で悩むほどに。あの時間は私にとって本当に宝物です。

ルパート氏との会話の余韻に浸りながら歩いていると、撮影会をしていたらしいブースの隙間から偶然、力こぶポーズをしていたクリス・ヘムズワースさん(この年の来日セレブ)を目撃出来るというラッキーハプニングも発生。

とにもかくにも、私の東京コミコン セレブとの交流デビューは大大大満足の内に終了したのでした。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
また興味のある話題などございましたら、足を運んでいただけますと幸いです。



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