2024.2.25  明治安田J2リーグ
第1節　清水 2-1 熊本
山原怜音
オウンゴール
4位

こんにちは。
メンタルコーチ 兼 清水サポのLilyです。

清水サポーターの皆さま。
明けましておめでとうございます。

2024開幕いたしました。

タイトル下に今節のゴール者と順位、
思い付きで入れてみました。
エスパルスが上位をキープしてくれると
これを書く楽しみができますので。
なんかゲン担ぎ的な。

１，「開幕戦の難しさ」

①難しさの正体

この試合だけでなく、他の試合も見ていて
インタビューで多くの選手や監督が
「開幕戦の難しさ」について語っていました。

確かに開幕戦というのは独特。

オフを挟み選手が入れ替わり
チームによっては監督も変わり
キャンプを経て新しいチームを作り上げて
練習試合などはやっているけど
果たして公式戦の雰囲気の中で
相手はどう戦ってくるのか
自分たちはうまく機能するのか
連携は上手く行くのか
そんな不安を抱えて迎える開幕戦です。

サポーターの作る雰囲気も
期待に満ちて気持ちも入りがち

そんな空気感の中で
さていつも通りにプレーできるのか
練習してきたことが出せるのか
練習したことが通用するのか

そんな思いで臨むのだと思います。

それが、いわゆる開幕戦の難しさ
といわれているものかなと考えます。

②開幕戦の難しさをどう捉えるか

去年の開幕戦でもこの「難しさ」について書いているのですが、
今回は新しい視点から解説していきます。

試合前、あまり難しいと言いすぎない方がいい
というようなことを去年は書いた気がしてます。
気になる方は去年の開幕戦へさかのぼってみてくださいね。

熊本戦でのヒーローインタビューにて、
同点ゴールの山原怜音選手が
「開幕戦てことで難しい場面があるっていうのは
僕の中で予想していましたし、チームとしても予測していたし
ハーフタイムのロッカーでも必ず自分たちの時間チャンスがくるから
焦らず45分しっかり逆転しに行こう」と話した

というようなことを話しています。

つまり、「開幕戦の難しさ」をリスクヘッジとして
捉えて対策していたということです。

（いや、どのチームもやってるんですけどね）

それが、敗者インタビューとして
「開幕戦ということで難しくしてしまった」とか
「開幕戦は難しかった」というような話となると
リスクヘッジは十分だったのか？という疑問も生じてきます。

言い方はアレですが言い訳をしているようにも
聞こえてきます。
開幕戦だから、難しい試合だから、仕方ないんだ…。

そういうことも実際にはあるのですが
少なくとも今年のエスパルスは
「言い訳をしないチームづくり」をしていくべきかなと
思います。

どの試合も「十分やるべきことはやった」という
自信を持って臨める。
そうしたら、負けたとしても次に繋がると思うんですよね。

２，各選手のこと

最近、公式アプリに選手のインタビューなど
たくさん上げてくれているのですが
それを一人ひとり見ていると、
こんなことを考えてくれているんだな
と改めて気づくことができます。

外から見ているだけではわからないこと。
もちろん、インタビューだけで全てわかるものでも
ありません。

メンタルコーチとして選手と密に話をしていたとしても
その選手のことを100％わかっているかといったら
そんなことはないわけですから。

そんな中で気になった2選手のことを書きます。
今後も選手のことをちょこちょこ書くかもしれません。

①権田修一選手

権田選手からは並々ならぬ意気込みを感じていますが
オフの間に厳しいトレーニングをしながら
ＴＶ出演や、更には試合翌日（2/26）に
福井県の被災地を訪問していました。
これにはさすがに驚きました。

ですがこれが権田修一という男なのだなと
思えば納得なのです。

権田選手は、いろんなところでやり玉に挙げらることが
多い選手ではありますが
実に繊細な感性の持ち主だなと私は感じています。
（あくまで私個人の印象です）

そしてプロ意識がものすごく高い。
単純にプロ選手としての意識だけでなく
生き方というかサッカー以外の生活までが
プロなんですよ。

普通、試合の翌日は身体を休めたり
ケアをしたりすることに意識が向く
それが普通ですが、
おそらく権田選手はケアを十分行ったうえで
さらに残りの時間を誰かのために使える選手。

それって口で言うのは簡単ですけど
実際行動するのはそんなに簡単じゃないです。

だからこそ権田選手は超一流。
そんな風に私は感じています。

だからといってこういう活動をすれば
レギュラーになれるとかそういう話ではなく
そういうメンタリティを持った選手だから
第一線で活躍し続けられる選手だ
ということです。

②西原源樹選手

もう一人。
西原選手がＪデビューを果たしました。
清水の最年少出場記録も更新したようです。
最年少ゴールの更新も近々あるかもしれません。

ここ数年、若い選手がなかなかトップチームに
絡むことができないでいました。
山原選手や高木践選手など、大学生が特別指定で
試合に出ていることはありましたが
高卒やユースの選手がなかなか出られず
レンタルに出されてしまう状況……

どことは言いませんが他のチームを見ていて
高卒ルーキーが試合に出て活躍しているのを見て
ちょっとうらやましいなと思っていました。
若い選手が出て活躍出来れば本人には自信がつき
チームにも勢いがつくからです。

チーム状況が上手く行っていない状況で
若い選手を起用する場合、
公式戦に慣れていない若い選手に
ストレスをかけてしまったり自信を失わせてしまう可能性もあります。
監督も若い選手に託すというチョイスを
しにくい状況になります。

すると同じメンバーでずっと戦わなければならなくなり
若い選手には成長の機会が与えられず
チームとしても終盤にケガ人などが出た時に代わりがいなかったり
切り札がなくなったり、いろいろ歪が出てしまう。

今回開幕戦でいきなり西原選手を使い
そして西原選手が期待通りの活躍をしてくれたことは
清水にとってはプラスになるニュースです。
清水エスパルスに対しての期待値が
少し上がったと言えるかもしれません。

今後が楽しみな選手の一人です！！

３，開幕戦勝利！

とにかくこれが嬉しい。

去年はドロースタートでした。
次こそ、次こそ勝とうと言いながら
結局7試合引きずりました。

今節、開幕戦で勝利できた
（しかも逆転で！）
更には悪癖を出さずに戦えた。
それは私たちにとっては収穫。

だからと言って
次勝てるかどうかは
今週の準備にかかっているので
開幕戦勝利のために全ての力を使い切った
なんてことがないよう祈りたいですね。

開幕戦勝ったイメージを次に繋げたい。
ですがそれは「自分たちで繋げる」もので、
「勝手に繋がる」と楽観視していると
足元をすくわれることになりかねません。

連勝すれば自信になるのは事実。
新しいチームにとって勝利という結果ほど
自信になるものはありませんし
自信があればそれがまたいいメンタルに繋がって
いいプレーに繋がるわけですから。
好循環が回り始めます。

それはチームとしても、選手個人としても
あり得ることだと思いますね。

2月、3月の6試合でどれだけ結果を残せるか。
そこがまず第一のマイルストーンですね。

今年はホーム戦で全勝するくらいの勢いを。
今のアイスタならできるはず。

まずは次の愛媛、満員のアイスタでホーム開幕戦勝利を。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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• 清水エスパルスを題材にメンタルを語るブログです。
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  あくまで一般論としてのメンタルを語っており
  誰が悪いとかあの時○○すべきだったとか
  ここを改善すべきだとかを
  論じるブログではございません。
  

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  というようなことはブログ内では取り上げます。
  それは○○選手のメンタルの話ではなく行動の話だからです。
  

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【プロスポーツメンタルコーチ Lily】

・独りきりでがんばるアスリートをなくしたい
・すべてのアスリートがメンタルコーチに頼れる世界に
・すべてのアスリートに幸せな引退を

静岡市出身。お茶の水女子大学心理学卒。
清水エスパルスとサッカー、音楽が大好きです。
小～高校まで吹奏楽部。高校野球の応援にも全力。
現在は清水エスパルスのゴール裏で声援を送る生活。

伸び悩む若手サッカー選手が
活躍できずに引退してしまう、
そんな姿を見たのをきっかけにメンタルコーチの道へ。

現在は音楽家（プロジャズミュージシャンなど）、
スポーツ選手（サッカー、ビリヤードなど）の
サポートの傍ら、自らの音楽活動も継続。

プロスポーツメンタルコーチ
プロチームメンタルコーチ
NLPマスタープラクティショナー
音楽療法士
リトミック ディプロマA