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メンタルを侮る勿れ(清水‐大分)

2024.3.16  明治安田J2リーグ
第4節 清水 2-0 大分
宮本航汰
山原怜音

こんにちは。
メンタルコーチ 兼 清水サポのLilyです。

ポジティブ要素が目に付いた試合。
リバウンドメンタリティを示すことができて良かった。

去年同じような局面で硬くなり
動けなくなっていた試合があった気がしましたので。


1,メンタルを馬鹿にしないでほしい

「気持ちが見えない」
そう簡単に口にするくせに、
メンタル強化に取り組んだという
話題が出ると鼻で笑うのはなぜなのか。

あなたはそんなに簡単に「気持ち」を見せられる人ですか。
迷惑行為をしている人に冷静に「やめてください」と言ったり
誰も学級委員に立候補しない時に「俺が」と手を挙げたり
空気が読めないとかサムイとかウザいとか言われるかもという
そんなリスクもお構いなしに
「気持ちを見せろ」と言われて
はいわかりましたとすぐ見せられますか?

例えばチームワークであったり、
仲間内での約束事であったり
そういったものにも「気持ち」は左右されてしまいます。
「気持ち」を見せるにも準備が要ります。

自分が見せた「気持ち」を仲間が支持してくれて
ついてきてくれると信じられる状況があってはじめて
見せられるものではないのでしょうか。

私がメンタルコーチだから、
メンタルを大事にしていると言われれば
それは否定しませんが、
決してメンタルがあればなんとかなると言っているわけではありません。
心技体という言葉があるように、
どれが一つ欠けても最高の結果は出せないということ。

しっかりした身体があり、コンディションがあり、
技術があり、そしてメンタルがある。

それらが嚙み合って初めて超一流になれる。

身体と技術だけでもそこそこはうまくなれる。
でも超一流になるには、メンタルに対する取り組みも必要。

前回の大敗を受け
ホームに帰って絶対に負けられないというところで
しっかりと準備したことを出して戦えるか
「負けられない」というプレッシャーに潰されて
パフォーマンスを発揮できなくなるか。

どっちに転んでもおかしくない、というか
どっちにでも転びうる。

それを、今回のような会心の試合ができるのは
いいメンタルを作れたからだと思うんですよね。

もちろん技術的な部分、戦術的な部分、連携など
見直すべきところはたくさんあったでしょう。
それを、1週間の練習で改善するのはもちろんです。

ただ、その練習が実戦に耐えうるレベルでできたか
それを実際の試合に反映できるかどうか
それらは、やはりメンタルだと思うんですよね。

メンタルは強いとか弱いとかじゃない。
自分の強みを出せるかどうか。
そのために最高の準備ができるかどうか。


2,いくつか気になったシーン


超アグレッシブを掲げる秋葉監督。

だからいつでもガツガツ行くのかと思いきや、
ここではボールを追いかけないのか。
と感じるシーンがいくつかありました。
(今回は敢えて、どのシーンとは書かないことにしました。
理由は後述)

やるべくしてやらなかったのか、
それともやらざるべきことだったのか。

もちろん、90分の試合の中では
「行く時」「行かない時」があっていいと思います。

やるべきことは「戦術」
やらないことは「戦略」
そんなことを考えておりました。

ここはいかないというチームの約束事が
あるのであれば、それはチームの戦略になるので
もちろん行かなくてもよいと思います。

これに関しては、憶測で言うのも違うので、
もう少し見守っていきたいと思います。

3,選手の話

1,宮本航汰選手

今年の宮本選手はゴール前に何度も顔を出し
一味違うなと感じさせるところが多かったのですが
実際去年も、なかなかに惜しいシュートを
いくつか撃っているんですよね。

あとボール1個とかそんなような感じの。

なので、今シーズンの開幕から
なんか「におい」はしていたんですよ。
決めそうな、におい。

私の個人的な感覚ですが
ここ数年、1年ごとに成長の曲線が凄いなと
感じる選手の1人なのです。

開幕戦での原選手へのパス然り、
これからたくさんうなるようなパスやゴールを
そして次こそヒーローインタビューを見たいです。

ゴールを決めた後、
メインスタンドで見ているメンバー外の
チームメイトに向かってガッツポーズをしていたのも
なんか「ONE FAMILY」って感じで、いいですね。

笑顔も素敵な選手です。

ちなみに秋葉監督の評価は
「かなり玄人好みなんだけど」(ファンいるの?)でした。

秋葉監督、安心してください。
宮本選手のファン、とっても多いですよ。
(私調べ)

2,千葉寛汰選手

典型的な「うちの子」

ピッチに出てきたときの拍手の大きさは、
やはり特別を感じました。
サポパでも話題に上がった時の拍手と歓声に
「俺の時より大きい」と
監督が嫉妬するほどの人気。

西原選手に続き、エスパルスデビュー。
前も書いた通り、若い選手の台頭、活躍は
絶対にチーム全体の底上げになります。

また、連戦やカップ戦が入ってきた時に
メンバーが変わっても大丈夫という
安心感につながる。
それはこの長期戦の中で
選手や監督のストレスを軽減してくれるものになるでしょう。

監督はたくさん「お説教」すると
仰っておられましたが
愛情のあるあったかいお説教なんじゃないかなー
と想像したりしました。

先輩たちが「寛汰取ってこーい!」と言わんばかりの
パスを次々だしていたのも、印象的でしたね。
チームが調子よければ、こうやって若手を育てる環境もできる。
好循環ができてます。

千葉選手のゴールで昇格が決まったりしたら
胸熱、というのは気が早いでしょうか。


さて、中3日の連戦。
去年勝てていない千葉と秋田。
今年は違うというところを見せるためにも、
しっかりと連勝したいものです。


最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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【お約束】

  • 清水エスパルスを題材にメンタルを語るブログです。
    皆さんの部活や生活、お子さんへの声掛けなどの参考にしていただければという気持ちで書いています。
    あくまで一般論としてのメンタルを語っており
    誰が悪いとかあの時○○すべきだったとか
    ここを改善すべきだとかを
    論じるブログではございません。

  • 選手個人を挙げてメンタルを論じることはおやめください
    ただし、○○選手のあの時のこの行動が
    その後の試合の流れに影響を及ぼしてた!(かもしれない)
    というようなことはブログ内では取り上げます。
    それは○○選手のメンタルの話ではなく行動の話だからです。

  • こちらに書かれていることを元に
    チームや選手個人にご迷惑をかけるような言動は
    おやめください。

  • 特定の選手、チームに対する暴言や誹謗中傷等もおやめください。


【勝利のリズムへ導くプロスポーツメンタルコーチ Lily】

・独りきりでがんばるアスリートをなくしたい
・すべてのアスリートがメンタルコーチに頼れる世界に
・すべてのアスリートに幸せな引退を

静岡市出身。お茶の水女子大学心理学卒。
清水エスパルスとサッカー、音楽が大好きです。
小~高校まで吹奏楽部。高校野球の応援にも全力。
現在は清水エスパルスのゴール裏で声援を送る生活。

将来有望とされていた若手サッカー選手が
活躍できずに引退してしまう、
そんな姿を見たのをきっかけにメンタルコーチの道へ。

現在は音楽家(プロジャズミュージシャンなど)、
スポーツ選手(サッカー、ビリヤードなど)の
サポートの傍ら、自らの音楽活動も継続。

プロスポーツメンタルコーチ
プロチームメンタルコーチ
NLPマスタープラクティショナー
音楽療法士
リトミック ディプロマA

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