マガジンのカバー画像

死にたいと思う子どもたちへ祈りを込めて

5
毎年9月1日に集中する子どもの自殺をすこしでも減らしたいと想って綴ったものたちです。死にたいと思っている子どもはもちろん、親、先生、教育に携わる人にはとくに読んでいただけたら、心… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

居場所は、生きる場所は必ずある。

「永遠に夏休みならいいのに」と思うのは甘えなんかじゃなくて悲痛な叫びなのである。それを理解してくれる大人は少ない。子どもの生きている範囲はまだ小さいから、誰も理解してくれないと思ってしまう。

 毎年8月31日になると、9月1日に多い子どもの自殺を防止しようと大人は言う。「死ぬな、生きろ」などの言葉が飛びかう。水無月も何処かで死のうと思っている子どもの命を少しでも繋ぎ止めたいと言葉をかけたい。真剣

もっとみる

生きることがつらいのは、、、

 君がもし、いま、逃げたい、生きるのがつらい、死んでしまいたい、と感じていたなら。それはきっと、とても頑張っていたからではないでしょうか。ずっと苦しみに耐えてきて、もう耐えきれなくなってきたんではないかと水無月は思います。そんな自分をちゃんと褒めてあげて欲しいのです。生きるのがつらいと感じる人のなかに頑張っていない人などいないのですから。
 もしかしたら自分を嫌いに感じてしまっているかもしれない。

もっとみる

学校って本当に行くべきものなの?

 九月一日の悲劇を少しでもなくしたい。『死ぬ勇気より生きる勇気を』『自ら命を絶つ以外の選択肢を。』と同じく、誰かに届くことを願って書きます。
 水無月は教育研究家ではないですが、僭越ながら、水無月の実体験と、考え方を通して“こういう考えがあってもいいんだ”と感じて参考にしていただければと思います。

 もし今この記事を読んでいるあなたのお子さんが
「学校に行きたくない」
 と言っていたら、決して叱

もっとみる

自ら命を絶つ以外の選択肢を。

 八月ももう終わりになってきて、あの恐ろしい九月一日が近づいてきています。
 九月一日。
 子どもの自殺が一番多い日だという。

 去年も「死ぬ勇気より生きる勇気を」というタイトルで記事を書きました。少しでも、誰かに届いて欲しくて。少しでも、誰かの助けになりたくて。

 水無月も最期の選択肢を、考えたことがあります。まだ十代にもなっていない年齢でした。いま思い返しても、その頃は本当に苦しいものでし

もっとみる

死ぬ勇気より生きる勇気を

 夏休みが終わると寂しさが残る。

 人によっては、学校、というある種の地獄がまた始まる9月1日は永遠に来てほしくない日付だろう。

 子どもの自殺が突出して多いのがこの日にちだという。

 本来子どもはエネルギッシュで希望が燃えているものだった。いまもそういう子どもらしい子どもはいる。けれどもそれと正反対の方向にいってしまっている子どもも増えているのは事実。この事実に心が痛い。

 過去に、楽な

もっとみる