学校なんて。

長期の休みが明けると、忘れてたものを思い出したように不登校の問題が色んな形でピックアップされる。

私が、確実に言えることだと思うのは死にたくなるぐらい、思い詰めるなら、学校なんて行かなくてもいいということ。
私も、学校に行くぐらいなら、死んだ方がマシだと思ってたから。

発達障害という言葉もなくて
勉強にはついていけないし
友達はいないし
怒られてばっかで、学校が楽しいなんて思ったことはない。

私の脳ミソのバランスはちぐはぐで、国語はできるのに算数はできない。
学習障害なんて誰も知らないから、何度も、何度も、同じことをやらされて。
それでも、できない。
「どうして真面目にやらないんだ」
「やればできるはずだ」
そう言われても、どれだけ真面目にやっても、できないものはできない。
そのうち、できないことに劣等感を抱くようになった。

クラスメイトとも、トラブルばかりで、あまり思い出はない。
一番、理解できなかったのはトイレや移動教室の時にいちいち、何人も一緒に行くこと。
そんなに広くもない同じ校内で、どうしてみんなで行く必要があるのか。
どうしてトイレにみんなで行くのか。
年頃の女の子の暗黙のルールは私には理解できないものばかりで、変人扱いされ、イジメられていた。
そうして、人と違うというのは隠さなきゃいけないんだと思った。

その時の怒りや、孤独。
理解されないという絶望。
その全部が、その時には言葉にできなくて、胸の中でしこりになったまま、大人になってしまった。

不登校の子供たちの記事を読むと、時々、それを思い出して
今でも、やりきれない気持ちになる時がある。

その度に、もう今は私の記憶の中にしかいない、小さな私をなだめている。

発達障害という言葉もない。
不登校という選択肢も、オープンには許されない。
八方塞がりで、息ができない。

そんな思いまでして、どうして学校に行かなきゃいけないのか。
ずいぶん、鬱屈したものをたくさん抱えた中学生だった。
そのしこりを今でも、抱えている。

そういう小中学校時代を過ごしてきた私が、悩んでる子供たちを目の前にして話す機会があるとしたら、学校だけがすべてではないと伝えたい。

本当には理解してもらえなくてもいいし
周りと比べて、できないことがあるからって劣等感を抱く必要はないし
人と違うことを隠す必要はない。

友達が欲しいのにできないのなら、学校の外で友達を探せばいい。
人と違うことは悪いことじゃないから、自信を持って、自分のやりたいことを貫けばいい。

学校で教わることも大事だけれど、あくまで一部でしかない。
そのことを自分の持てるすべてを使って、伝えると思う。

発達障害は個性だと言う。
それは否定しない。
だけど、発達障害は先天的な脳機能の異常だということは忘れて欲しくない。
どうして障害と言われるのか。
それは普通の日常生活を送ることが、困難だから。
とても分かりづらいけど、精神的にも、肉体的にも健康で文化的な最低限度の生活を送るのが、難しい時もあるからだ。

発達障害という言葉がなくて
不登校という選択肢が、オープンには許されない。
そんな時代に発達障害を持ったまま、理解も支援もなく、学校生活を送るのは死にたくなるぐらい、辛かった。
でも、今みたいに「発達障害」という言葉だけが一人歩きしてるのも、なかなか、辛いだろうと思う。

それでも、生きてこられたのは私は本を読むのが好きで、小説を書くようになって。
自分の世界が、学校の外にあったから。
ただの妄想癖だと言われたら、その通りだけど
その妄想癖で、いつも違う世界にいたから、学校が死にたくなるぐらい、イヤでも生きてこられたのだと思う。

だからこそ、私に言えることは学校だけがすべてではないということだと思う。

今は不登校という選択肢があって、勉強は学校に行かなくてもできる。
だからと言って、学校なんて行かなくても、生きていけるとは言わないけど
学校がすべてではないということを何かの形で伝え続けていければと思う。

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たまみ

マクラメ編みのアクセサリー作家。 写真。文章を書くのが好き。 音楽も、絵も、美しいものすべてが、愛しい。 日常の中で自分の感性に従って素直に書きます。 発達障害と、HighlySensitivePerson(とても繊細な人)という個性を抱いて 何かを生み出せることを願いながら。

アンバランスとアシンメトリーの間で

発達障害と診断され、HSPの特質があると言われ。 それでも、この社会の中で カオスになりつつあって、飽和状態のこの社会で アンバランスで、バランスを保てず。 アシンメトリーな私の世界。 そんな私のこれまでのことと、これからのことを書いてます。
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