眠る前の

常夜灯がぼんやりと照らす部屋ではスマホが眩しい。
イヤホンからは穏やかじゃない音楽が流れている。
今日も落ち着かない。

私は今までの私とはどこか気が違えてしまっているみたいで、自分ではその違和感に気づけずにいたけれど、誰かに肩を叩かれて初めて振り返るくらい、周りが見えていないことだけは分かった。

疲れが目に見え始めている。ゆっくりと確実に、私を蝕んでいるのが身体でわかる。眠りを殺す者達が近づいてくる気配を感じる。夜の帳を降ろしても、後ろの正面に誰かがいる。安らぎが欲しい。他に何もいらないから。

そっと私に触れるのは誰だろうか。

考える間もなく、眠りに落ちてしまう。

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lilycal

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