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Synology NASで実現する最強の写真・動画管理・共有システム

こんにちは!
みなさんスマホやデジカメで撮り貯めた写真や動画ってどう管理してますか?
今回は子供と料理の写真でiPhoneが埋まり気味の私が構築した、写真・動画管理・共有システムをご紹介します。

全体像

何故作った?

最近はスマホのカメラ性能が上がって来たこともあって、ほとんどのシーンは手持ちのスマホで対応できちゃいますよね。撮影したファイルの管理と言っても、純正の仕組み(iPhoneだと写真アプリとiCloud)で大体が事足りるかと思います。

しかし子供の運動会、お遊戯会の撮影や料理をより美味そうに撮るためにはどうしてもデジカメやハンディカムの力が必要になります。スマホに比べて取り回しは極端に悪くなりますが、表現力やズーム性能はまだまだ専用機に分があるでしょう。

でも他のデバイスが登場した途端、スマホで完結していた写真管理が急に面倒になってくるのです。私も以前はデジカメで撮影した写真をMacを介して外付けHDDに取り込んでいたのですが、段々と億劫になり、さらにデータのバックアップをどうしたものか、という不安も常に抱えていました。

これらの課題を一気に解決する手段として、NASにすべてのデータを集約するシステムを構築してみました。

システムの説明

ここからは要素に分けてこのシステムを説明していきます。

NAS

NASは (※)Synology DS918+ を採用し、4ベイのHDDスロットをフル活用してRAID 5で運用しています。
※2022/8月現在、製品ラインナップが変わって後継のDS920+が販売されています。

デジカメやハンディカムからのファイルインポート

DS918+には前面にUSB3ポートがあり、SDカードリーダーを介して各デバイスのファイルを直接インポートすることができます。
USBポートにメディアが差し込まれたと同時に以下の処理が実行されます。

- USBメディア差し込みと同時にファイルの転送を開始
- 重複ファイルは無視
- 転送されたメディア側の元ファイルは削除

転送開始と終了時にビープ音が鳴るので、NASの管理画面を開く必要すらなく、メディアの抜き差しだけでファイル転送が完了します。

DS918の前面

iMacでの写真現像

取り込んだ写真は母艦であるiMacで現像を行います。
NASはネットワークドライブとして公開しているので、iMacからマウントすることで写真にすぐにアクセス可能です。
その後Lightroomの書き出し設定により、Appleの写真アプリへ送ることでiCloudを介してすべてのデバイスから参照できるようになります。

家族デバイスからのインポート

私と妻はそれぞれiPhoneとiPadを一台ずつ持っていますが、この状態だと、撮影した写真はそれぞれのAppleIDに紐付いているため、共有することができません。
ここで登場するのがSynology Photosです。
詳しい説明は公式に任せますが、NASと対になったスマホアプリを使うことで、各デバイスからNASにすべての写真と動画をバックアップすることができます。もちもん必要があればNAS上のファイルはiPhoneやiPadにダウンロードすることも。
こうすることで、例えば「旅行先で撮影したあの写真、LINEで送っておいて!」なんてやり取りが不要になります。

Apple写真アプリの共有アルバムで祖父母にもシェア

ここまででスマホ、デジカメ、ハンディカムで撮影したファイルがすべて一箇所に集約できました。
良く取れた孫の写真や動画はAppleの共有アルバム機能を使って祖父母にシェアしてあげましょう。

AppleTVでの動画視聴

AppleTVにはSynologyのDS Videoというアプリケーションがあり、NASに保存した動画をそのままTVでストリーミング再生することができます。
ハンディカムで撮影した高解像度のファイルをそのままスマホにもってくると、端末だけでなくiCloudの容量も圧迫するため、たまに見る程度の動画はNASから直接視聴する形にしています。

料理写真の管理にも

私が所属しているSARAHでは食に関するサービスを提供していることもあり、料理写真を撮る機会が多くあります。
料理の魅力を正しく伝えるには撮影技術がどうしても必要になってきます。
時間や手間をかけるべきは撮影の練習であって、写真の管理作業は雑務でしかありません。面倒なことは仕組み化し、楽しく写真を撮ることに集中できるといいですね。

終わりに

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