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子どもが自分で自分のことを決める権利

子育てにおいて注意したいこと



親と子どもは一心同体ではなく、別の人間ですね。

やはり我が子はかわいいので、何となく子どもは親の一部、のように思ってしまいがちですが、
親と子どもは全く別の人間であり、それぞれが自分の人生の道を自分で決めていく権利を持っているということを、
親は子育てにおいて常に意識しておくことがとても大事だと思っています。

とはいえ、どうしてもかわいい我が子には、良い人生を送って欲しい、幸せな人生を送って欲しいという思いから、親が良かれと思ってあれやこれやと子どものことをどんどん親が決めてしまったりしがちですが、親にとって良いと思っていることが必ずしも子どもにとって良いとは限りません。

親が子どもの意見をしっかり聞くことなくどんどん子どもに関することを決めてしまうことで、子どもは自由に生きる権利を十分に得ることができなくなり、受け身の人生になってしまうので注意が必要です。

もちろん、なかなか意思決定が難しい年齢の時は一定子どもに代わり親が子どもに関することを決めていくことも必要ではありますが、
そんな時も出来る限り、子どもの立場に立って、子どもが良いと思う方の選択肢はどちらなのか?を汲み取って決めていってあげることが大切ですね。

子どもの興味のあることではなく、親の興味のあることを押し付けようとしてないか?

そんなことを言っている私ですが、
子育てを始めたばかりの頃は、
子どものことを自分の判断基準で決めてしまいがちでした。

例えば子どもの習い事。
私はピアノやバイオリンが好きで、楽器のおかげで人生が豊かになった経験があるので、子どももぜひ楽器を習った方が良い!と、なんとか子どもにいずれかの楽器を習ってほしくて何度も体験に連れて行き、習ったら?と勧めていました。

しかし長男は全く興味がなかったようで、
色んな教室に体験に行ってみたものの、なかなか乗り気にならず…

考えてみれば当たり前で、
長男は楽器に興味がなく、それよりもスポーツや絵を描くことなどをやりたかったのです。
その本人の思いを十分汲み取ることなく、
私が良いと思ったことをなんとかやってもらおうと説得した日々…

結局楽器は何も習わせることなく今に至りますが、あの時の私の経験から、もっと息子の声を聞かなきゃ!!と今は強く思っています。

子どもが自分で自分のことを決めていけるよう、私が工夫していること

私は最近はとにかく自分のことを子どもたち自身が決めていけるような手助けを意識しています。

毎日の生活は選択の連続ですが、
小さいことから大きなことまで、可能な限り自分で自分のことを子ども自身に決めて欲しいと思っています。

その日に着る服や外食時のメニューのような小さなことから、
習い事、学校、休日の過ごし方などなど、
判断に必要な情報は提供しつつ、
必ず私1人で決めてしまわないよう、
「〇〇はどうしたい?」と聞いたり、
私が聞く前に子どもからこうしたいという希望があった場合は、どうしたらそれを叶えられるかを一緒に考えてみるなど。

実際、子どもが決めるよりも親が決めてしまった方が、
早かったり、あまり失敗のリスクがなさそうな道だったりすることもあります。

でもそれもこれもみんな子どもの人生。
子ども自身が決めたことならそれを大きな心で陰ながらサポート出来るような、
余裕のある親自身でありたいなといつも思っています。

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