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コースを学ぼう!-part42-【小倉芝2000m】

こんばんは!限界化競馬Vの碧馬らいむです🍀🐴

ここでは競馬場のコース毎の特徴押さえておきたいポイントについて記載しています!普段何気なく見ているレースも、コース形態や特徴を把握して見ていると面白い部分があったり、レースの振り返りや馬券購入のヒントに繋げられる部分もあります✏️📖
「このコースはこんな特徴があるんだ!」と思っていただければ嬉しいです✨

さて、今回はGIII小倉記念などが行われる舞台でもある小倉芝2000mについてまとめました✍🏻
過去のデータについても記載していますので、競馬に詳しい方も競馬初心者の方も少しでも参考になれば嬉しいです…!


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🟢コースの概要🟢

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小倉芝2000mコース図

小倉芝2000mは観客席側の直線、4コーナー奥からのスタートとなり一周してゴールとなるコースです。
このコースはGIII小倉記念が行われる舞台でもあります。



🔴押さえておきたいポイント🔴

スタートから1コーナーまでの距離が長いコース!
小倉芝2000mはスタートから1コーナーまでの距離が長く前半のペースが速くなりやすいコースです。
逃げ先行争いの時間も長くなるため、内外の有利不利が少ないコースとなっています(詳しくは枠順別成績で後述します!)


2コーナーからは下り坂が続き、直線は平坦なコース!
小倉芝コースは1コーナーで坂を上った後、2コーナーからは下り坂が続きます。そのため早めにペースが上がりやすく、レース中盤から加速し続ける流れになりやすいのが特徴です。
後ほど平均ラップの項目でも触れますが、バテずに長く脚を使う持続力と、コーナーでもスピードを維持し続ける器用さが求められるコースです。


夏は芝の状態が良く、特に時計が速くなる!
小倉開催は冬と夏に開催されますが、夏は芝の生育状態も良いため速い時計が出やすくなります。
2022年の夏の小倉開幕週では、1勝クラスで1.56.8のレコードタイムが出るほどの高速馬場でした。
馬場状態が良好な時はより高いスピード能力が問われるため、高速馬場適性(速い時計での決着に対応できるかどうか)も大事な要素となります。




📊データ編📊

ここからはデータを基に更に深掘りし考察していきます。
データは2017年1月〜2022年7月31日(日)の期間に行われた小倉芝2000mの結果を集計しました!✏️
(集計時に単勝50倍を超えるオッズのお馬さんは除外して集計させていただきました。理由は一頭馬券内に絡むだけで回収率の数字に大きな変化が現れ、正確さに欠けると感じたためです。)

🐴枠順別成績🐴

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14頭立て以上

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好走ゾーンは内外にバラけていますが、内枠の好走率が低く中枠〜外枠の好走率が高くなっています。
小倉芝2000mはスタートから1コーナーまでの距離が長く逃げ先行争いの時間も長いため、外枠の子もポジションを確保しやすく内外の有利不利が少ないコースとなっています。
反対に言うと距離ロスを抑えやすい内枠はそのメリットを活かしにくく、特に1枠は低めの好走率となっています。
また、多頭数では外枠も好走率が下降気味。1コーナーまでの距離が長いとはいえ、頭数が多いとポジションを確保しきれず外を回されるロスが生じやすいため、他馬の脚質との兼ね合いも大切です。


ここで比較として、スタートから1コーナーまでの距離が短い小倉芝1800mとの枠順別成績を比べてみましょう。

小倉芝1800m・14頭立て以上

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極端に偏っているわけではないものの、小倉芝2000mと比較すると好走ゾーンがやや内に寄っていることがわかります。
スタートから1コーナーまでの距離で内外の有利不利の度合いが変わってくるのは意識しておきたいポイントです…!




🐴脚質別成績🐴

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14頭立て以上

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直線の短い小回りコースではあるものの、逃げの成績は高くなく先行捲りが好成績を残しています。
小回りコースにも関わらず逃げ馬の好走率が高くない要因に考えられるのが
スタートから1コーナーまでの距離が長いため、前半のペース速くなりやすい
1コーナーでペースは緩むものの、下り坂の影響で早めにペースが上がりやすく楽な展開になりにくい

といったことが考えられます。

一方で好成績なのは道中で捲った馬達。上り坂でペースが緩んだ後に下り坂を迎えるため前との差を縮めやすく、下り坂の区間も長いため坂を利用して加速しやすいコース形態となっています。

1角位置と4角位置の成績を見ると好走率に大きな差が開いており、序盤は後方にいても道中ポジションを押し上げることができるタイプの子にとっては有利に働くコースです。小回りコースで実績を残している器用な子や、捲った経験のある子には要注目です。


こちらも比較として、小倉芝1800mとの脚質別成績を比べてみましょう。

小倉芝1800m・14頭立て以上

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小倉芝1800mはスタートから1コーナーまでの距離が短いためスローペースになりやすいコースですが、こちらも捲りやすい舞台であることには変わりなく、逃げ馬が好成績を残しているとまでは言えない数字です。
しかし、小倉芝2000mと比較すると逃げ切りやすい舞台となっています。僅か200mの違いですが、傾向にも変化が表れるため注意しておきたいポイントです…!




🐴種牡馬別成績🐴

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勝利数1位はディープインパクト。ランキング上位には芝中距離での活躍が目立つ種牡馬がランクインしました。

1位のディープインパクトは回収率こそ平凡なものの、重賞の小倉記念でも毎年人気薄で好走馬が出ています。
2021年…スーパーフェザー(8人気3着)
2020年…サトノガーネット(6人気2着)
2019年…カデナ(6人気2着)
2017年…フェルメッツァ(6人気3着)
※2018年は出走なし

カデナは小回りコースで行われる弥生賞や京都2歳Sを制しており、フェルメッツァは1〜3勝クラスを小回りコースで勝利した実績がありました。小回りコース向きの器用さ、バテずに長く脚を使える持続力を持つタイプの産駒に注目です。


2位のハーツクライ、3位のルーラーシップはバテずに長く脚を使う持続力を武器にしている産駒が多い種牡馬。
この二頭はトニービンの血を持っており、この血は中距離向きの持続力を産駒に伝えるといった特徴があります。
トニービンは小倉記念でも相性の良い血となっており、昨年2021年の小倉記念ではヒュミドールとヴェロックスがトニービンの血を持っており、ヒュミドールが5人気2着と好走しました。更に過去を振り返ると
2019年…メールドグラース(1人気1着)
               ノーブルマーズ (5人気3着)
2018年…サトノクロニクル(2人気2着)
2017年…フェルメッツァ(6人気3着)

と、トニービン持ちの好走馬が出ています(メールドグラースはルーラーシップ産駒、サトノクロニクルはハーツクライ産駒。どちらも重賞で活躍馬が出ています)
しかし、ハーツクライもルーラーシップも小回りコースよりも広いコースを得意とする不器用なタイプの産駒も多くいるため、各馬の個性を見てあげることも大切です。


ハービンジャーはディープインパクトやハーツクライと比較すると好走率・回収率が低いように見えますが、取捨のポイントは馬場状態。ハービンジャーは欧州で活躍した名馬で、産駒は荒れた馬場や時計のかかる馬場を得意とする子が多く見られます。馬場別の成績を見ると
良馬場
【8-12-8-66/94】
勝率8.5% 連対率21.3% 複勝率29.8%
単勝回収率40 複勝回収率65

稍重〜不良馬場
【7-4-4-26/41】
勝率17.1% 連対率26.8% 複勝率36.6%
単勝回収率63 複勝回収率92

と、回収率100超えとまではいかないものの湿った馬場では大きく成績が向上します。高速馬場ではスピード負けしてしまうものの、時計のかかる馬場では要注目の種牡馬です。


高い回収率を残しているのがロードカナロア
ロードカナロアは母系の特徴を引き出す性質があり、短距離から中距離まで幅広いカテゴリーで活躍馬が出ていますが、バテずに長く脚を使う持続力に長けた子や一定のペースを刻み続けるレースに強い子、高速馬場への適性が高い子や平坦なコースに強い産駒が多いのが特徴です。そのため、前半から速い流れになり後半も早めにペースが上がる平坦なこのコースと相性が良いのではないでしょうか。
(スローペースになりやすい小倉芝1800mではロードカナロア産駒の成績が大きく下がることからも、前半速いペースになりやすいことが好走の要因に繋がっているのでは?と考えています。)


更に好成績なのがモーリス
出走機会は19回とまだ少ないものの、そのなかで6勝を挙げており好走率・回収率ともに高い成績となっています。
ピクシーナイトやルークズネスト、シゲルピンクルビーなど短距離〜マイルでの活躍馬が目立っていたものの、今年に入ってからはジャックドールやノースブリッジなどの中距離向きの逃げ先行馬がオープンクラスでも活躍しています。
先行できる前向きな気性(悪く言えば折り合い難)を抱えていたり、先行策から早めにペースを上げての持続力勝負を得意としている産駒が多く、前半のペースが流れやすい+持続力が求められるこの舞台は力を発揮しやすいのではないでしょうか。出走機会もまだ少ないため、今後の傾向にも注目しておきたいです。


ランキング外で取り上げたいのが二頭、まず一頭目がタートルボウルです。
【4-2-3-8/17】
勝率23.5% 連対率35.3% 複勝率52.9%
単勝回収率313 複勝回収率236

と、抜群の成績を残しています。
産駒は短距離路線で活躍しているタイセイビジョンやヴェントヴォーチェ、中距離路線で活躍しているベレヌス、ダートで活躍したアンデスクイーンやベストタッチダウンなど、様々なカテゴリーで活躍馬が出ているのが特徴です。
産駒のトリオンフは2018年の小倉記念を勝利しており、このコースで好走しているのは先行策から持続力を活かして粘り込むタイプの子。現4歳馬が最後の世代となりますが、この舞台では注目しておきたい種牡馬です。


二頭目はシルバーステートです。
【3-3-1-7】
勝率21.4% 連対率42.9% 複勝率50.0%
単勝回収率162 複勝回収率109

と、こちらも優秀な成績となっています。
シルバーステートは昨年デビューした産駒が初年度産駒となりますが、ウォーターナビレラがファンタジーSを制し桜花賞でも2着に好走するなどの活躍を見せています。
産駒に総じて言えるのが、先行力があり器用な立ち回りを武器に好走していること。先程名前を挙げたウォーターナビレラも中山で行われたサフラン賞、阪神内回りコースで行われたファンタジーSを制しており、器用さが求められるコースを得意としているのではないでしょうか。
まだまだ出走機会は少ないですが、今後の活躍にも期待したい種牡馬です。



🍀注目種牡馬ハービンジャー(時計のかかる馬場で)、ロードカナロアモーリスタートルボウルシルバーステート




🐴平均ラップ🐴

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参考として古馬1勝クラス古馬2勝クラス小倉記念小倉芝2000m全レースの平均ラップをグラフにしました。

スタートから1コーナーまでの距離が長いため前半は速いラップを刻み、コーナーと上り坂を迎える400m〜800m地点でペースが緩んでいます。
しかしその後は下り坂、徐々に加速する流れになっており後半は一定のペースを刻む流れになっています。
下り坂が続くコース形態、最後の直線が短いことからペースアップ地点は早くなりやすく、最後までバテずに走り切る持続力が求められることがグラフからもわかります。
直線で一気に加速するようなレースより、早めにペースアップするレースで好成績を残している子に注目したいコースです…!




🐎人気薄の好走例🐎

これらを踏まえて実際に人気薄の子が穴をあけた例を見ていきましょう。

穴をあけた例①
2022年7月17日(日)
小倉11R 博多S
ルペルカーリア 5人気1着(単勝8.3倍,複勝3.1倍)

前走は11着と大敗していましたが、モーリス産駒らしい前向きさが出て折り合いを欠いてしまい、本来の力を発揮できなかったレースでした。
今回は距離延長となるレースでしたが、前半のペースが速くなりやすい小倉芝2000mへのコース替わり。折り合いをつけて先行することができ、自分のペースで運ぶと持続力を活かして粘り切りました。

-買い要素-
・前走不利(折り合い難)
・小倉芝2000m替わり
・先行しやすい外枠
・モーリス産駒(過去にも持続力を活かして好走)



穴をあけた例②
2022年7月2日(土)
小倉4R 3歳未勝利
アスクビギンアゲン 6人気1着(単勝10.4倍,複勝2.5倍)

前走は6着に敗れていましたが、直線が長く末脚が問われやすい阪神芝1800mで超スローペースとなり速い上がりが求められたレースでした。
ハービンジャー産駒は直線での末脚勝負より持続力を活かしたいタイプが多く、小倉芝2000mへのコース替わりは条件好転でした。
道中は後方からレースを運ぶと、早めに動き捲っていく競馬で穴をあけました。

-買い要素-
・前走は苦手な要素が求められたレース、度外視可能
・小倉芝2000m替わり



穴をあけた例③
2022年2月13日(日)
小倉7R 4歳上1勝クラス
エンジェルサークル 11人気1着(単勝25.8倍,複勝5.0倍)

1年以上馬券内に絡めていない子でしたが前走は勝ち馬と0.5秒差、2走前は0.3秒差と僅差のレースを続けており、特に2走前の勝ち馬は同日2勝クラスより0.1秒速い時計で勝利しているレベルの高いレースでした。
東京コースでの好走が目立っていましたが、5走前の織姫賞では小回りコースの福島でエイシンチラー、コーディアルといった上のクラスでも好走する馬を相手に4着と好走した実績がありました。
敗戦続きで大きく人気を落としていましたが、早めのペースアップで先行馬が苦しくなったところを差し切り勝利、穴をあけました。

-買い要素-
・ハイレベル戦経由
・小回り実績あり
・前走から一気に人気落ち(4人気→11人気)
・ロードカナロア産駒(ちなみに母父はハーツクライ、この舞台に相性のいい血を持っていました)



穴をあけた例④
2021年8月15日(日)
小倉11R 小倉記念
モズナガレボシ 6人気1着(単勝9.6倍,複勝2.9倍)
ヒュミドール 5人気2着(単勝7.1倍,複勝3.0倍)
スーパーフェザー 8人気3着(単勝21.3倍,複勝4.8倍)

この年の小倉記念は雨の影響があり、時計のかかる馬場で開催されました。
このコースらしい前半から速いペース→中盤も早めにペースアップする流れになりましたが、レースラップを見てみると
12.8-11.5-12.1-12.7-12.3-11.3-11.4-11.5-12.2-11.9
と、中盤で一気に1秒も加速するレースとなっており、逃げ先行馬にとっては苦しい流れとなりました。

勝ち馬のモズナガレボシは小回りコース実績があり、過去には早めに捲る競馬もしており持続力を武器としていた子。重い馬場への実績もあり、53kgの軽ハンデも活かしての差し切りでした。
ヒュミドールも勝ち馬同様に小回りコースでの実績があり、種牡馬別成績でも述べた相性のいいトニービンの血を持っていました。
スーパーフェザーの前走は小回りコースの小倉芝1800mで3着と好走、今回4人気に推されていたダブルシャープとは0.1秒差の走りができており、今回は53kgを背負い斤量差も有利でした。また、過去には重馬場で勝利しており今回の馬場にも対応できる面を見せていました。

-買い要素-
・小回りコース実績
・重馬場実績
・軽ハンデ(モズナガレボシ、スーパーフェザー)
・トニービン持ち(ヒュミドール)




〜まとめ〜

○スタートから1コーナーまで距離があるため内外の有利不利は少ないコース!ただし1枠と多頭数の8枠はやや苦戦気味で、中枠の好走率が高め!

○直線の短い小回りコースだが、逃げ馬の好走率は高くなく道中捲れる馬が好成績!小回りコース向きの器用さを持つ子や捲っていける子に注目!

○注目種牡馬はロードカナロアモーリスタートルボウルシルバーステート!時計のかかる馬場ではハービンジャーにも注目!

○下り坂が続く+最後の直線が短いというコース形態から早めにペースが上がりやすく、最後までバテずに走り切る持続力が求められる!

○夏場は芝の生育状態が良く速い時計が出やすい!速い時計に対応するスピード高速馬場適性が求められる!





🍀小倉記念のポイント🍀

このレースで問われる能力・要素・傾向
最後までバテずに走り切る持続力
コーナーで加速する器用さ
高速馬場適性
やや内枠有利(馬場に注意)
差し有利

小倉芝2000mはスタートから1コーナーまでの距離が長いため前半のペースが速くなりやすいコースです。
1コーナーでペースが緩むものの、2コーナーからは下り坂が続き速めにペースが上がりやすいため差し捲りが決まりやすいコースであり、コーナー加速できる器用さや最後までバテずに走り切る持続力に長けた子を狙いたいコースです。

また、このレースは夏の開催前半に行われます。
夏場は芝の生育状態が良く、馬場が軽くなり速い時計が出やすいのも大きな特徴です。

2022年…1.57.4(良)
2021年…1.59.7(稍重)
2020年…1.57.5(良)
2019年…1.58.8(良)
2018年…1.56.9(良)

良馬場であれば1分57秒台で走破できるかが問われやすいため、速い時計決着に対応できる高速馬場適性も重視したいポイントです。


このレースの特徴はやや内枠有利な点です。
ただし、馬場コンディションによって特徴が分かれるため注意が必要な点でもあります。

1〜4枠
【2-1-2-20/25】
勝率8.0% 連対率12.0% 複勝率20.0%
単勝回収率125 複勝回収率98

5〜8枠
【3-4-3-28/38】
勝率7.9% 連対率18.4% 複勝率26.3%
単勝回収率40 複勝回収率83

好走率だけを見ると外枠有利に見えますが、基本は内枠有利になりやすいレースであり内枠からは穴馬の好走も目立っています。
外枠が好走した2021年は京都競馬場改修工事の影響で開催時期が遅く、雨の影響もあり外枠有利な馬場となり1〜5着を外枠勢が独占しました。2018年も外枠勢が1〜3着と馬券内を独占したものの、この3頭は全馬逃げ先行馬であり前に行って粘ったものでした。4着には2枠で8人気だったレイホーロマンス、5着には3枠で6人気だったストーンウェアが好走しており、差し勢は内枠の子が上位に来ています。

開催前半の高速馬場で開催され、早めにペースが上がりやすいレースであるため外を回してポジションを押し上げると負荷が大きくなりやすく、内寄りのポジションでロスなく立ち回る子が恵まれやすいのが特徴です。


もう一つのポイントは、差しが決まりやすい点です。

初角5番手以内
【2-1-2-24/29】
勝率6.9% 連対率10.3% 複勝率17.2%
単勝回収率28 複勝回収率36

初角6番手以下
【3-4-3-24/34】
勝率8.8% 連対率20.6% 複勝率29.4%
単勝回収率113 複勝回収率134

小倉芝2000mはスタートから最初のコーナーまで距離があるため前半のペースが速くなりやすく、下り坂の影響で早めにペースが上がるため逃げ馬には厳しいコース形態をしています。
このレースは開催前半の綺麗な馬場で行われるとはいえ、前目のポジションからの好走よりも差しや捲りの好走が目立っています。

2022年はマリアエレーナが先行して押し切りましたが、2着は差し馬のヒンドゥタイムズが10人気2着と人気薄で好走。
2020年は内枠の差し馬アールスターが10人気1着、同じく内枠を引いたサトノガーネットが6人気2着、アウトライアーズが13人気3着と人気薄で追込を決めています。
(2021年も差し決着ですが、内枠有利な部分で触れた通りこの年は雨の影響もあり特殊なコンディションだったため例外的なパターン)

ペースは流れても馬場コンディションが良いため速い上がりが問われやすく、小回りコースが得意で高速馬場にも対応できる差し馬を狙いたいレースです。

また、これらの要素から前走先行していた馬不審傾向にあります。

前走初角3番手以内
【0-0-0-13/13】
勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率0.0%
単勝回収率0 複勝回収率0

このなかには人気馬も含まれており、2022年はピースオブエイトが4人気5着。2020年はランブリングアレーが1人気6着、サマーセントが3人気13着。2019年はタニノフランケルが4人気4着。2018年はストロングタイタンが4人気12着と人気を裏切るケースが目立ちます。
先行して粘り込むタイプの子はきついレースを強いられやすいと覚えておきましょう。




以上、小倉芝2000mの特徴&小倉記念についてでした!
今後も気がついた事があれば随時更新していきます!

最後まで読んでくださりありがとうございます、モチベにも繋がりますのでよかったらnoteのフォロースキもよろしくお願いします🍀
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(今週の重賞、どっちも見応えあるレースになりそうで楽しみ)


いつもボクの記事を読んでくださりありがとうございます! これからも根拠のある記事、面白い記事を作成していけるよう努力します!