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コースを学ぼう!-part38-【函館ダート1700m】

こんばんは!限界化競馬Vの碧馬らいむです🍀🐴

ここでは競馬場のコース毎の特徴押さえておきたいポイントについて記載しています!普段何気なく見ているレースも、コース形態や特徴を把握して見ていると面白い部分があったり、レースの振り返りや馬券購入のヒントに繋げられる部分もあります✏️📖
「このコースはこんな特徴があるんだ!」と思っていただければ嬉しいです✨

さて、今回は函館ダート1700mについてまとめました!📊
ここは夏競馬を攻略するために絶対に特徴を覚えておきたいコースのうちの一つです…!
過去のデータについても記載していますので、競馬に詳しい方も競馬初心者の方も少しでも参考になれば嬉しいです🎶

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🟢コースの概要🟢

コースの全体像

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函館ダート1700mは観客席側からのスタートとなり、一周してゴールとなるコースです。
重賞こそ行われませんが、函館開催のダートレースでは施行回数の多い条件です。



🔴押さえておきたいポイント🔴

直線距離が最も短い小回りの競馬場!
函館競馬場はJRA全10場のなかで最も直線距離が短い競馬場です(260.3m)。
そのため後方からの差しは届きにくく、ダートは芝に比べて前有利な傾向が強いこともあり直線入口で勝ち負けできるポジションにいるかが非常に重要なコースとなります。詳しくは脚質別成績で述べますが、前にいることが重要となるため先行力やコーナーでポジションを上げていける器用さが必要となるコースです。


起伏の大きいタフなコース!
函館競馬場ダートコースの起伏は3.5mあり、これはJRA全10場のなかでも中山に次いで二番目に起伏の大きい競馬場です。
4コーナーから直線にかけては下り坂となっているものの、向正面は上り坂が続くため実はパワースタミナも必要なタフなコースとなっています。
同じ北海道で開催される札幌競馬場はほぼ平坦なコースであるため、そこの違いに注意です。



📊データ編📊

ここからはデータを基に更に深掘りし考察していきます。
データは2017年1月〜2022年6月19日(日)の期間に行われた函館ダート1700mの結果を集計しました!✏️
(集計時に単勝50倍を超えるオッズのお馬さんは除外して集計させていただきました。理由は一頭馬券内に絡むだけで回収率の数字に大きな変化が現れ、正確さに欠けると感じたためです。)

🐴枠順別成績🐴

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14頭立て以上

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好走ゾーンは2〜5枠に偏っており、1枠と外枠は成績が下降しています。
ダートは基本的に外枠有利なコースが多く、その理由として砂を被るリスクが少ない外からスムーズに加速していく競馬が恵まれやすい、といった理由があります。
しかし函館ダートはコーナー角もある小回りコース、直線が短いためコーナーで仕掛けていくため外すぎる子は距離ロスが大きくなってしまいます。しかし、最内の1枠は包まれるリスクが最も高い枠、砂を被るリスクに加えて自分のタイミングで動くのが難しく成績を落としているのではないでしょうか。
狙いたい子が最内枠や大外枠を引いた時は、逃げ先行馬がどの枠に入っているのかを確認して、不利を受ける可能性が高いかどうかを考えたいコースです。




🐴脚質別成績🐴

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14頭立て以上

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頭数に関わらず逃げ先行馬の好走率が非常に高く、回収率で見ても優秀な数字を残しています。
これは他の競馬場と比較しても1,2位を争う好走率の高さで、前有利が顕著なコースであることがわかります。
函館競馬場は直線の短い小回りコースであるため差し追込が届きにくく基本は前に行ける子を中心視して考えたいコースです。


ここからは更に深掘りしていきます。
同じ北海道で開催される札幌競馬場との成績を4コーナー時点での位置取りも含めて比較していきましょう

〜札幌ダート1700m脚質別成績(14頭立て以上)〜

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〜4コーナー通過時点での位置取り〜

○函館ダート1700m

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○札幌ダート1700m

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○函館ダート1700m・14頭立て以上

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○札幌ダート1700m・14頭立て以上

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札幌ダートコースは函館同様に直線の短いコースですが、起伏の少ない平坦コースという違いがあります。
そのためタフなコースの函館よりも札幌の方が逃げ切りやすいイメージがあるかもしれませんが、逃げ馬の成績は函館>札幌となっています。
この要因が函館の起伏のある場所札幌のコーナー角が緩いことです。

函館ダートは向正面が上り坂となっており、道中早めにポジションを上げるには坂の部分で加速する必要があるため負荷が大きくなりやすく、コーナーで押し上げる際に大外を回す競馬になってしまうと更に負荷が大きくなってしまいます。
一方札幌ダートはほぼ平坦なコースに加えコーナー角が緩いため、道中早めに動いてポジションを上げやすいといった特徴があります。コーナー角が緩いため後ろもコーナーで加速してスピードに乗せやすく、平坦な札幌の方が逃げ切りが難しいコースとなっています。
しかし、直線が短いため前有利であることは共通です。細かな違いですが、頭を意識して馬券を買う際には特に意識しておきたいポイントです。


(ここからは参考として、過去のコース解説で載せた逃げ先行有利になりやすいコース・差し追込有利になりやすいコースを掲載しておきます)

【逃げ先行で好走しやすいコース】
※4角3番手以内且つ出走回数100回以上のコースでの成績です。複勝率の高さ順・低さ順に並べています。また、ダート1000mは極端に前有利な舞台なので除外しています。

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【逃げ先行で好走しづらいコース】

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【差し追込で好走しやすいコース】
※4角10番手以下且つ出走回数100回以上のコースでの成績です。複勝率の高さ順・低さ順に並べています。また、ダート1000mは極端に前有利な舞台なので除外しています。

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【差し追込で好走しづらいコース】

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(直線の短い小回りコースなので前有利なことはイメージしやすいかもしれませんが、他のコースと比べても前有利なのがわかりますね…!)




🐴種牡馬別成績🐴

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勝利数1位はゴールドアリュール、2位はルーラーシップ、3位はクロフネとなりました。

ゴールドアリュールは好走率だけでなく回収率も高い種牡馬。産駒のリアンヴェリテこの舞台でオープンクラスのレースを2勝しており【4.1.0.1】と好成績を残しているほか、昨年もラフリッグフェルが7人気2着、ウィッチクラフトが4人気1着と人気以上の走りを見せた産駒も出ています。今後は産駒が少なくなってくるため、母父や後継種牡馬の活躍に期待したいです。(現状後継種牡馬は目立った成績を残していませんが、出走機会自体も少ないため様子を見ていきたいです)

他、好走率や回収率で高いのはハーツクライアイルハヴアナザーダイワメジャー。この3頭は牡馬の成績が良いのも特徴です。
サンデーサイレンス系のハーツクライやダイワメジャーは芝でも走っている種牡馬ですが、牡馬はパワーに優れた産駒も多くダートでも好成績なのが特徴です。
ハーツクライ産駒はタフなダートを得意としている子が多く、起伏のある函館とは好相性な印象で2021年のエルムSではスワーヴアラミスが4人気1着、2020年のマリーンSではタイムフライヤーが2人気1着とオープンクラスでの好走馬も出ています。
ダイワメジャー産駒は先行して粘る競馬を得意としている産駒が多く前有利なこのコースとは好相性。
人気薄での好走も多く、先行力のある産駒は特に要注目です。

ヘニーヒューズヨハネスブルグは好走率・回収率共に優秀で特に2〜3歳時に好走率が高いのが特徴です。
どちらもStorm Catの系統で、この系統の産駒は仕上がりが早いのが特徴。若い時期に積極的に狙いたい種牡馬です。

ランキング外ではマクフィに注目。
出走機会はまだ少ないものの
【3-2-3-4/12】
勝率25.0% 連対率41.7% 複勝率66.7%
単勝回収率207 複勝回収率135

と、高い好走率と回収率を記録しています。マクフィ産駒は先行力のある子も多く、この舞台では要注目の種牡馬です。


🍀注目種牡馬ゴールドアリュールハーツクライアイルハヴアナザーダイワメジャーヘニーヒューズヨハネスブルグマクフィ




🐴平均ラップ🐴

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参考として古馬1勝クラス古馬2勝クラス古馬オープン函館ダート1700m全レースの平均ラップをグラフにしました。

ダート戦らしく序盤の先行争いで速いペースを刻んだ後、徐々に失速するラップとなっています。
グラフに顕著に表れているわけではありませんが、900〜1100mの地点で一旦加速しているように直線部分で加速→コーナーで減速器用さが求められることは意識しておきたいポイントです。
脚質別成績で述べたことと重なりますが、函館ダート1700mは前有利が顕著なコース。いいポジションで最後の直線を迎えるためにもコーナーで加速できるかどうかも大切な要素で、小回りコース実績がある子にも注目です。




🐎人気薄の好走例🐎

これらを踏まえて実際に人気薄の子が穴をあけた例を見ていきましょう。

穴をあけた例①
2022年6月18日(土)
函館2R 3歳未勝利
ヘキクウ 6人気1着(単勝11.3倍)

このレースはコース形態通り逃げ先行馬が上位を独占したレース。
勝利したヘキクウの前走は7着と目立った成績ではありませんでしたが、東京ダート1600mで逃げて敗れたものでした。脚質別成績でも紹介した通り、東京ダート1600mは差しが決まりやすいコースのうちの一つ
今回は差しが決まりやすい東京ダート1600m→前有利な函館ダート1700mへのコース替わりで、2走前には福島ダート1700mで3着に好走した実績もあり前に行くレーススタイルのヘキクウにとってはプラスに働く条件でした。
レースではスタートを決めて得意の先行策をとると、2番手から押し切って勝利。前有利な函館ダートらしい決着となりました。


穴をあけた例②
2022年6月12日(日)
函館12R 3歳上1勝クラス
サトノスライヴ 7人気2着(単勝18.3倍,複勝3.4倍)
アポロリリー 13人気3着(単勝143.8倍,複勝19.2倍)

基本前有利傾向が強い函館ですが、それ故に差し決着を誘発するパターンもあります。
このレースは49kgの軽斤量だったメタルゴッドが大外からハナを主張したため前半の逃げ先行争いが非常に激しくなり、差し馬が恵まれたレースです。
2着馬サトノスライヴの近走は4着・4着と惜しいレースが続いていたものの、どちらも逃げ先行馬が残る展開で差す競馬をするサトノスライヴにとっては展開が向かないレースが続いていました。
3着のアポロリリーはしばらく馬券内に絡めていなかったものの、サトノスライヴ同様近走は展開が向かないレース続きでした。
また、当時は先行するレーススタイルでしたが昨年もこの時期に馬券に絡んでおり夏に調子を上げるタイプかもしれません。
このように、前が有利なコースであるからこそ騎手のポジション取り意識も高まり差し決着を誘発するケースもあります。逃げ先行争いが激化しそうだな?と思った時は敢えて人気薄の差し馬を狙ってみるのも一つの戦略になりそうです。
(特に逃げ先行馬が揃っていて人気も集中してるようなら裏をかいてみるのも競馬予想というゲームのなかでは重要な戦略かもしれませんね…!)


穴をあけた例③
2021年8月7日(土)
函館8R 3歳上1勝クラス
マーチリリー 8人気1着(単勝19.4倍,複勝6.6倍)

このレースはハイペースになりながらも逃げ馬がそのまま逃げ切ったレース。
マーチリリーは前走も函館ダート1700mで逃げておりこの時は6着に敗れていましたが、このレースは終始外からマークされていた上に早めに後ろが捲ってくるレースでした。いくら前有利なコースとはいえ、ハイペース×終始マーク×後続の捲りと逃げ馬にとっては苦しい要素が三重に重なってしまったレースで展開に恵まれず敗れたレースでした。
今回もペースこそ速かったものの前走から斤量3kg減も活かしてハナを奪うと、最後は他の先行馬を突き放して勝利。逃げ馬が強い舞台だからこそ、展開に恵まれず敗れた逃げ馬には要注意です。




〜まとめ〜

○直線距離がJRA全10場で最も短いダートコース!起伏も大きく先行力パワーが必要となるコース!

○好成績な枠は2〜5枠!小回りコースのため、外すぎる枠や内で包まれる可能性の高い1枠は不利を受けてしまうこともあり、逃げ先行馬の並び順に注目!

○全コースのなかでも前有利傾向が顕著なコースで基本は前に行ける子に注目!コース形態状札幌より捲りにくいこともポイント!

○注目種牡馬はゴールドアリュールハーツクライアイルハヴアナザーダイワメジャーヘニーヒューズヨハネスブルグ
ハーツクライ、アイルハヴアナザー、ダイワメジャーは牡馬が好成績で、ヘニーヒューズとヨハネスブルグは若い時期が狙い目!また、ランキング外ではマクフィに注目!

○ダートコースらしく前半は速いペース→徐々に失速するラップになりやすい!向正面で早めに加速していくレースになるためコーナーを苦にしない器用さも大切で小回りコース実績に注目!

○近走逃げ切りが難しいコースに出走していたり、厳しい展開が続いている逃げ先行馬には特に要注意!




以上、函館ダート1700mの特徴についてでした!
今後も気がついた事があれば随時更新していきます!

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(函館ダート1700mさん、今年もお世話になります)



いつもボクの記事を読んでくださりありがとうございます! これからも根拠のある記事、面白い記事を作成していけるよう努力します!