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「 もふもふ と 少しの思いやり 」



外も暗くなった帰り道の、前方に杖をついた男性と、その、ほんの少し先をゆく歩行器を押した女性。

足取りはそれぞれ、ゆっくりと。

そのうちに男性が女性に追いついて

男性:「大丈夫ですか?何か手伝いますか?」の一言。

女性:「大丈夫ですよ。あなたは杖を上手に使うのね。私はふらついてしまうの…」

歩行器に体をもたれさせながら歩く女性は言う。たくさんのお買い物を歩行器に乗せながら、ゆったりと歩いている。

私はすぐ手前が家だったのでお二人の会話の先を知ることはありませんでした。
お二人の横を通る際に、ペコっと会釈してお先に失礼を致しました。

自分と同じではないけれど、
不自由さや大変さを推しはかることができたからこその声かけなのだと、素敵なやりとりにホッコリと致しました。

人見知り もふもふ / 鍼灸師
声をかけることがまず勇気のいることです。
相手の反応は思ったものが返ってこないこともしばしば。
ただ、届いたときに得られるものは、当人同士だけではなく、周りをもあたたかく幸せな気持ちにしてくれるのだと感じました。

この男性にとっては[ いつものこと ]なのかもしれません。普段からそんな言葉かけの出来る人になりたいなと改めて思った学びの一コマです。

心が温かくなるような優しさのあふれる世界の創造は、小さな思いやりの連鎖、そして循環なのだと思うのです。

ステキな夜になりました。

お二人に感謝です。

鍼灸師として働いています。 将来は自分の治療院を構えたい!と現在 修行中です。 いただいたサポートは将来、治療院を開院する資金として使わせていただきます(*´꒳`*)☆