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お届けもの

夫は会社に出社、ひとりリモートワークをしていた平日の夕方に、インターホンが鳴りました。

郵便局員の方が、大きな段ボールを持って待ってくれていたので、
急いでマスクをして、荷物を受け取りました。

重い、、、段ボールは綺麗な状態ではなく、とても大きい。送り主の欄をみると、海外の住所となっていました。この荷物は、海を渡ってきた模様。


わたしの夫は外国人で、すぐに夫にメールをしました。すると、お届けものは、義理の両親からの荷物でした。

中身は、マスク、両親がおすすめするビタミン剤、夫が好きだった向こうのスナック菓子やナッツのおつまみ。そして緩衝材に、見かけたことがあるバスタオルが4枚入っていました。


会社から帰宅した夫は、荷物を見て「日本でも買えるし、こんなにいいのに…」と苦笑い。
夫は、両親の思いも受け止めつつも、もらったものを家のどこに収納しようか、海を渡ってきたボロくて大きな段ボールの処理に困っていました。


しかしバスタオルを手にとると、「あ…実家のタオル、懐かしい。実家の匂いがする。。」と言って、タオルを顔に埋め、
しばらく経ってから、「泣きそう…」と言って、停止しました。


コロナ禍になって、ずっと帰国していない夫。
両親や友達と会えなくても、なんともなさそうにしてたのに。。
そんな夫を見て、私も泣きそうに。。


ひとつの荷物で、こんなに両親、家族、故郷を近くに感じれた。
今回のお届け物と夫のおかげで、家族や故郷の大切さを再認識しました。

#一人じゃ気づけなかったこと

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