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「ハギレを使った」シリーズのお話。

ウェアを作る過程で出るハギレを使ってヘアゴムやマットベルトを作っています。

リンダでは人の手で生地をカットすることでなるべく素材を無駄にしないようにしていますが、それでもどうしても出てしまう余り布たち。
かわいいプリント生地がゴミとして捨てられてしまうのはもったいない!何か作れないかな、と、スタッフやその家族が余り布で遊び始めたのがきっかけ。
リンダワークスとしても素材の廃棄0を目指しているので、ハギレだとしても何か活かせる道を探してあげたいと思っていました。


以前は空き時間にスタッフが手作りしていましたが、2023年からは宮城県大崎市にある福祉事業所「しあんくれ〜る」さんの作り手さんたちに作製を依頼し始めました。就労継続支援の一環として事業所スタッフの皆さんのサポートのもとで製作してくださっています。


先日事業所にお邪魔し作業の様子を見学させていただきました。ハンディキャップが壁になったり、集中して作業するのが難しかったり、時々脱線してしまいますが、自分のペースで活動されているという事でした。
利用者の方の中には長時間の作業が難しい方もいますが、ハギレの作業には熱中できる方がいて、他の作業に向き合う時とは違う集中力を発揮できるそうです。
カラフルな布を扱うのが楽しい、と感じてくださる方もいるとか。

一部の工程だけを繰り返し行う単純作業ではなく、カラフルな布地を自分で選ぶことから完成させるところまでをやりとげる作業。難しい部分もあるかもしれませんが自分で選ぶことの楽しさを感じたり、完成品を仕上げる喜び、自分が作ったんだ、と自慢に感じていつかやりがいに繋がったらいいな。

「ハギレを使った」シリーズの販売で得た売上は一部経費とブラジルへの支援に使われるお金を除き、作り手さんたちの収入になります。
しょうがいを抱えていても、その人のしょうがいのレベルに合った作業内容やペースで仕事ができてきちんと賃金を得られる。明日が楽しみだ、と少しでも感じてもらえる未来がきてくれたら嬉しいです。

カラフルなハギレたちが優しさをつなぐアイテムになりますように。

「ハギレを使った」シリーズはこちらからご購入いただけます。


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