8.作画フレーム
TU.TBなどのカメラワークのあるカットにおいて、作画の最小フレームは、80Fだ。
(BGは60F)
意外と寄れない。
これは、スキャンの解像度が低いためで、それ以上寄ると、線の粗が見えてしまうから。
スタンダードで描いて、カメラフレームだけ40Fから100Fに引く、などの指定をしても、使えません。
最小フレームを80になるまで拡大して、最大フレームがA3用紙に収まるようにする必要があります。
なので、すごく近くからとても遠くにカメラを振りたい場合(その逆も)、OLするのが一番手っ取り早い。
セルアニメでは、カメラの奥行き移動は、苦手項目のひとつ。
Q.TB(6KでTBする)の場合はスタートフレームが80以下でも問題ない。
何しろ速いから。
(やり過ぎでNGになる場合もなくはない)
なので、この場合は100フレームスタンダードに描いて構わない。
問題は、秒数使ってしっかり見えているのに、カメラの移動幅が大きい場合。
作画の最大用紙は、タップ含めてA3まで。
これはスキャナーサイズの関係上。
キャラクターの全身のPAN.UPなどのカメラワークでは、最大サイズのA3用紙を使い、尚且つ、80Fr.に収まるよう、設計する。
これが無理な場合は、仕上げさんにすみません宜しくお願いします、と2度スキャンのち、画面上で一枚に合成してもらうことになる。(別料金)
撮影でボカす場合は、作画60フレームでも大丈夫。
話は逸れるが、BGは既にデジタルが主流になっている。
ので、この「用紙制約」から解き放たれている。
作画は100FなのにBGとカメラワーク指定が40Fというレイアウトを見た時は、不思議な気分だった。
(間違いあったら、ご指摘ください!)
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