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富士山

富士山とはまさに不思議なもの。最近はフジと言うとフジーカゼーの文脈で聞いたり読んだりが多いせいか?なんとなく付加価値まで付いてしまい、フジさんこんにちは。フジさん今日もありがとう,とか言ってしまうじぶんがいたりする。変わればかわるもの。

閑話休題。
4月の二週めに河口湖に連れて行ってもらった。温泉宿である。子供抜きでは初めてかもしれぬ。いつでも最高のお湯加減のお風呂付きのお部屋。何をしても誰も文句を言わないと言う素晴らしさ。人生ってこんな日もあるのね。明日死んでも仕方ないかな。ありがとう人生。ありがとうともだち。ありがとうかぞく。

しかし全てにおいて恵まれたわけではなく、フジさんはずーっと雲のお布団の中にいたのだ。序でに言うと桜も蕾の中に入って出て来たくはなかったらしい。4月の二週めである。例年なら桜はもう満開。富士山もくっきりと部屋の窓から見えるらしい。行いが宜しくないとはこのことか。


それでもご飯は美味しく当然据え膳上げ膳の嬉しさ。みんなやってるから偉くもなんともないけどシュフって365日1日2回か3回ご飯を考え続け、作り続け、片付け続けて誰も見てないのだ。たまにこれ何?食べられないとか,お腹いっぱいだからいらないとかその場で言われる。

仕事から帰って早々とソファでダラダラするやつを横目に一度も座らず用意したごはんをお腹空いてないから食べないと言うやつもいる。ハジメカライエバカ。イヤナラジブンデヤレバカ。そんな言葉を飲み込んですっかり真っ黒に穢れた腹のなかをお風呂とご飯でデトックスしたのだからもう贅沢はいうまいぞ。

そんな次の朝雲の間にちょっぴり挨拶に出て来たフジさん。ありがとうございます。あなたはやはり素晴らしい山。

#ふじ #温泉#いのちのせんたく

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