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海の名前の由来

地球には「太平洋」「大西洋」「インド洋」の3つの大洋があります。

その中でも最大なのが太平洋で、その面積は地球全体の海洋面積のおよそ半分を占めています。

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「太平洋」という名前をつけたのはポルトガルの海洋探検家フェルディナンド・マゼラン。

1520年、人類初の世界一周航海に挑む際に、彼がマゼラン海峡から船を進めた時、この海域がとても晴れていて静かだったため、ラテン語で平穏な海を意味する「マール・パシフィコ(El Mare Pacificum)」と名付けました。

これが英訳されて「Pacific Ocean」となり、江戸時代末期に日本に入ってきました。

その和訳が「太平洋」です。

「Pacific」は、穏やかな平和を表す「太平」という熟語に訳されました。

しかし、「太平洋」という名前はすぐには定着しませんでした。

幕末から明治時代にかけて、「平海」「静海」「太平海」「大東海」など、様々な名前で呼ばれていたそうです。

「太平洋」という呼び名が定着したのは大正時代に入ってからでした。




一方、大西洋は英語で「Atlantic Ocean」。

「ヨーロッパの西側にある大きな海」という意味だったため、直訳で「大西洋」と訳されました。




ちなみに、日本ではあまり知られていませんが、国際水路機関(IHO)が定めた規定によると、西日本(伊豆半島より西)の南方の海は、実は太平洋ではなくフィリピン海になります。

1952年に太平洋から区域名が分離され、現在では世界各国でこの名称が浸透しています。

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