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高校生が2023年に流行りそうだと思う流行語TOP2は昨年に続き「それな/それなー」「草」、男女別では2位以降で違いも

2021年、2022年に引き続き、今年も高校生の流行語事情について調査しました。今年流行りそうだと思う言葉やその理由、今年は使わなさそうだと思う昨年の流行語は?写真やプリクラなどで撮影するときに、流行っているポーズについても聞いてみました。


1.今年流行りそうな言葉、全体TOP2は「それな/それなー」「草」

高校生に今年いちばん流行りそうな言葉について、自由記述形式で回答してもらいました(2023年4月時点)。

全体のTOPは約5%で「それな/それなー」、2位は3%で「草」がランクイン。順位は入れ替わったものの、昨年(2022年)から引き続きTOP2となりました。
3位以降は、「知らんけど」「オッケーカフ」「やばい(やばみ・やばすぎ・やば(ち)など)」が続きます。

男女別にみても、それぞれ1位は「それな/それなー」という結果に。2位以降は男女でランキングに違いがみられます。
JKの2位は、Snow Manの向井康二さんが発案したポーズ「オッケーカフ」がランクイン。OKのポーズで耳を挟み、手でイヤーカフを表しているというもの。プリクラや写真などの撮影をするときや、OKと返事する代わりにこのポーズをしたり、絵文字などで使われていたりするようです。

DKでは、調査時期が4月上旬ということもあり、2023年3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に関連した言葉がランクインしています。3位は、大谷翔平選手が決勝戦直前にロッカールームでの声出しとして話題となった「憧れるのをやめましょう」、4位はラーズ・ヌートバー選手のパフォーマンス「ペッパーミル」がランクイン。WBCに注目していたDKが多いようです。
また、DKの5位には「蛙化現象」がランクイン。好きな人が振り向いてくれた途端に嫌いになってしまったり、好きな人がちょっと気になる行動をして、気持ちが冷めてしまったりすることを表す言葉として使うようです。

2.流行しそうだと思う理由は?男女で「まわりの友だちや知り合いが使っているから」がTOP

次に、流行しそうだと思う言葉について、その理由を聞きました。

男女ともに、TOPは「まわりの友だちや知り合いが使っているから」DKが3割強、JKが3割台後半でJKのほうがやや高くなっていました。

2位以降は、男女で違いがみられます。DKでは、2位に「YouTubeで見かけるから」が3割超で入っています。次いで3位の「自分が使っている/考えた言葉だから」、4位の「Twitterで見かけるから」が僅差で続いています。
また、「YouTubeで見かけるから」と「Twitterで見かけるから」は、JKよりもDKのほうが高い割合となっています。

一方JKでは、2位以降は「自分が使っている/考えた言葉だから」「YouTubeで見かけるから」「インターネット(SNS以外)でよく見かけるから」が続き、5位の「有名人や芸能人が使っているから」はDKに比べてやや割合が高くなっていました。ランキング外ですが「TikTokで見かけるから」は、高1JKで3割弱と高めでした。

3.今年は使わなさそうな昨年の流行語、全体TOPは「それでは聴いてください、チグハグ」

高校生に昨年(2022年)「流行しそう/流行した」と話題になった言葉を中心に、今年(2023年)はもう使わなさそうだと思う言葉を聞きました。

全体TOPは、「それでは聴いてください、チグハグ」で5割超2位は昨年の流行語ランキングで7位だった「超チルなラッパー/チルい」が5割超でランクイン。3位以降は「しゃばい」「ギャル超かわいい」が5割強で続きました。

男女別にみると、JKでは「それでは聴いてください、チグハグ」が6割強でTOP2位から7位までは、いずれも5割台の高い割合で続いています。
「それでは聴いてください、チグハグ」「超チルなラッパー/チルい」「それってあなたの感想ですよね?」は、DKよりもJKで高い割合です。また、昨年の流行語ランキングでJKの4位・5位だった「天最高」「生きる/生きるwww」もランクインしています。

一方DKのTOPは、5割強で「ギャル超かわいい」2位の「それでは聴いてください、チグハグ」も僅差の約5割で続きます。7位の「アセアセ・あせあせ」は、高1・高2DKで高くなっていました。また、ランキング外ですが「きまZ/きまずい/きまず」「しんどw」は、JKと比べてDKで高い割合でした。

4.写真やプリクラなどで撮影するときに、流行っているポーズは?

高校生に、写真やプリクラなどで撮影するときに流行っているポーズについて聞きました。

「特にない/写真やプリクラは撮らない」と回答した高校生は、JKが2割弱、DKが約6割という結果に。JKのほうが写真やプリクラを撮影している人が圧倒的に多いため、今回はJKの調査結果に注目してみます。

JKの1位は、5割弱で「小顔ポーズ」。フェイスラインに両手を添えて隠すことで、小顔に見えるポーズとして人気です。特に、高1JKでは5割強と高くなっていました。JKの2位は、ピースの手のひらを上に向けて前に突き出す「ギャルピース/ぎゃうポーズ」。こちらも高1JKで高く4割強でした。
3位は、片手をハート、もう片方の手は親指を立てたグッドポーズにする「片想いハート/ハートグッド」、4位には、ほっぺたをつねる「ほっぺぷにポーズ」が続きます。
5位は、両手で顔を挟むようにしてハートを作るポーズ「ほっぺハート/ルダハート」。このポーズをしながら、ハートの中に入ったよという動画がTikTokで話題となっているようです。


「それな/それなー」「草」など、高校生に定着してきた言葉がある一方で、昨年のランキングでTOP10入りした流行語が、今年はもう使わないと思う言葉に複数ランクイン。今年の流行予想として、高校生は自分やまわりが使っている言葉のほかにも、SNSや世間で話題になったことなどからも影響を受けているようです。今後もどのような言葉が高校生のトレンドになっていくのか楽しみですね。

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【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の高校1年生~3年生の男女
実施時期:2023年4月6日~2023年4月8日
有効回収数:1000サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

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