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#659 投票率はこれからも下がり続ける

直近で行われた東京都議会選挙の投票率は42.39%で,都議会選挙では過去2番目に低い投票率だったようです(都選管)。もともと人口が集中する都市では,投票率は低いと言われています。若い人の投票率は低いと言われているので,高齢化がない地域の投票率が低いのでしょうか。


若年投票率の低下,いつまで言われ続けるのでしょう。そう昔からずっと言われていますよね(特に96年以降)
実は,同世代を追ったパネル調査では,自身が20代の頃より30代になってからの方が投票をするようになったことが明らかになっています。つまり,年を取れば選挙に行くようになる?いまはいかないけど,将来は行くようになる?


僕が感じているもう一つの仮説は「定住率と投票率は相関する」です。僕らは日々選択の連続です。1日35,000回もするそうですよ。さらに,これは社会が豊かになっていくことで,選択の回数はどんどん増えていっています。住むところ,通う学校,かかりつけ医などなど,生活にかかわることを,僕たちは昔よりずっと自由に選ぶことができるようになった。


つまり,政治家がどんなに未来の街の改革を訴えても,若い人らは「いまから改革するより,すでに実現している街に移り住んだ方が早くね?」と思って,住む場所を変えるかもしれない。定住している人が街を案じて投票をしているだけなのかも。
この仮説が正しければ,これからさき選択する回数が増えるほど,投票率は下がり続けるかも。
そんな会話を,友人としたからメモ程度に残しておく。

2021年7月10日 こにしりょう

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