調教の進化

一口馬主掲示板の受け売りではないのですが・・・
たまに、一口馬主掲示板で「BRFグループの育成ではサンデー系の良さがいきない」とか「先行してどれだけ粘りこむかだけの馬しか育成できない。」などの趣旨の話がでてきますね。

私もまったくの同感ですね~
坂路調教だけの育成だと心肺機能と持久力は鍛えられるかもしれませんけど、最後はどうしてもばててしまうために、末脚が切れる競走馬が育たないのではないか?まぁ私が勝手にそう思ってます。
で、坂路一辺倒の調教について、BRFグループは改めようとする気配はありません。まぁウインでは若干コース調教をやっているのを見学したことがあるので、一辺倒と呼ぶのは語弊があるかもしれませんが、コースでは速い時計を出す感じではなかったので、フォームを確かめる感じなのかなと思いました。
で、私が考えるBRFグループが坂路にこだわる理由は、心肺機能と持久力の強化を目指したものだけではなく、スタッフの騎乗技術の巧拙にもあるのではないかと。
以前、聞いたことがあります。
坂路よりもコース調教のほうが騎乗技術が必要だと。なので、スタッフが入れ替わっても、経験が少なくても調教できる坂路調教がよいのだと。

なるほど・・・スタッフの騎乗技術がコースで行うよりもそれほど必要としない、坂路で調教育成を行う理由はこういうことなのかと。コースだと折り合いとか、ペース配分とか騎乗技術が必要になると。その点坂路では最後に末を伸ばすような調教はほとんど行われない。なので、少し経験を積めば坂路調教を行うことができる・・・

以前牧場で聞いた話を自分で考えると、BRFグループが坂路調教にこだわる理由がなんとなく見えてきますよね。ベテランスタッフが少なくても均一な調教を行うことができる。人材の入れ替わりが激しい業界でしょうから若いスタッフでもできる坂路調教はBRFグループの肝の施策なのです。

長くやっているといろいろ仮説を立てることができるようになります。
本当のことはBRFグループ上層部しかわからないから、あってるかどうかわかりませんけどね(笑)