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娘が生まれてから、JC活動への向き合い方が少し変わった

昨年8月に第一子が生まれてきてくれて、生活が一変しました。

従来は基本的に5時半には起きてウォーキングしながら1日のことを考えたり、早い時間から出社したりしてたのですが、今では娘と一緒に寝ているので7時半に活動スタートとなりました。

夜はなるべく一緒にお風呂に入ったりするようになったので、まさに時間の使い方がガラリと変わったわけです。

そして、この変化は内面にも。


JCの活動では、「青少年育成事業」というものが子供向けの事業として計画されます。茅ヶ崎青年会議所では小学生向けのキャンプ事業や、サザンビーチに抜けるトンネル「ちか道(みち)」での未来“手”想図事業、中学生向けのOMOIYARI VILLAGEという事業など、定番の青少年育成事業をラインナップしてきました。

ただ、全国的に徐々にそのような青少年育成事業の機運よりも、多様性や経済などをテーマにする社会的な事業の比重が高まっています。これは人口減少時代を前に、青少年事業のような長期的視点の事業というよりは、数年で変化を生み出そうとする中・短期的な事業にシフトしているという背景があります。


子供が生まれてから、青少年事業の魅力をそれまで以上に感じるようになったのは、たぶん共感されやすいと思います。

ただ、上記で言うところの社会的な視点の事業についても、むしろ「次世代にどのように残していくか」という考えで思い入れが強くなっているなぁと感じます。


たとえば、茅ヶ崎のまちで考えると、やたらめったら観光客が増えて盛り上がれば良いなって考えるよりも、地域に愛着をもって周囲に優しい人たちが溢れて活躍されているような未来を思い描きます。

また、新しいチャレンジを応援する空気や、失敗を受け入れられる寛容さなどもすごく大切にしたいなって思います。


これらはやっぱり、シンプルに「娘にどんな未来を残したいか」という考えがすごく芽生えたからなのだと思います。


ジェンダーや、障害、宗教や思想・・・そういった様々な多様性をさらに大切に思うようになったことも、誰もが活躍できる社会になることが、周囲の大切な人たちが活躍できる社会にイコールだからこそ、グッと当事者意識をもって考えるようになりました。


以前は、まちづくりそのものが面白くて前向きに取り組んでいたのですが、そのときはソリューションを考えることそのものの知的好奇心のような思考が強かったんです。でも、こんな変化が出てきたものだから、もっと切実に未来を考えるようになりました。


まぁ、私たちにできることはとても小さく、ほとんど大きな差分を作れないかもしれません。


でも、どれだけこだわって、どれだけ今を愛して未来に向けて一歩踏み出せるかを、地域の仲間と一生懸命議論したり、議論だけでなく一緒にチャレンジしていくという姿が連綿と受け継がれていくということの価値は計り知れないのではないかと思います。

結果はもちろん大切なのだけど、プロセスこそがまちづくりには必要なのではないかと。


青年会議所が20歳から40歳までの団体なのは、世代の固定化を産まないという意味で本当に良いことだと思いますね。ときどき「45歳まで伸ばすべき」というような声も聞きますが、それはやっぱり賛成致しかねます。


とうとう理事会でも12月例会(卒業式)の議案が議論の真っ只中になっています。その議論の端々から感じる想いや怒りが、本当にJCっぽくて最高です。そうやって受け継がれていくのが最高です。

主役を次々と引き渡していくこの仕組みを、関係者がやりがいを持って引き継いでいけるように今年もラストスパートです。

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