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【御礼】JCI茅ヶ崎2021年度新年式典を開催させていただきました。(所信内容の掲載)

公益社団法人茅ヶ崎青年会議所の2021年度新年式典を無事に開催することができました。初のオンライン式典ということもあり、心配は尽きませんでしたし、課題もたくさんありますが、そんなことよりも新たな挑戦に臆することなく前向きに望んでくれた仲間と、そんな私たちをお支えいただいている皆様に感謝しかありません。

ようやく本格的に一年の運動が始まります。今回はそんな式典の動画と、私のご挨拶内容を掲載させていただきます。


はじめに

本質を突き詰め、率先して変化しよう
大胆に未来を描き 恐れず挑戦することこそが青年の姿
全てがチャンス この機会を楽しもう

◆スローガン
 「Re DESIGN ~心を躍らせ、変革の機会を突き抜けよう~」

生活様式が大きく変化したこの1年間、未来から振り返れば今は時代の転換期であり、この時代を生きる私たちがおこなうまちづくりは、青年会議所らしく、本質を大切にしながらも、しなやかに変化し、青年の強みである行動力や行動量、そしてネットワークを駆使し、大胆に挑戦をしていくべきだと考えます。「誰ひとり取り残さない」というSDGsの理念は、言い換えれば、誰もが活躍できる社会を実現することに外なりません。すなわち多様性のある社会です。この多様性を実現するためには、一人ひとりの特徴や価値観の違いも包摂できる、寛容性が不可欠です。そして今、SDGsがコロナをきっかけきに急速に進展するデジタルトランスフォーメーションのもとで、一気にこのような社会を実現できるチャンスが目の前にあると思います。

しかしながら、足元のローカルなまちづくりに目を向けてみると、まだまだこの機会を生かせているとはいえず、私たちの組織もまた同様です。同一の時間、同一の空間を前提にしたシステムでは、このシステムに適合できない人は取り残され続けてしまいます。私たちは本年、この点にフォーカスを当てて、まちづくり及び組織変革を推進して参ります。

ご挨拶

改めまして、新年おめでとうございます。私は公益社団法人茅ヶ崎青年会議所2021年度第54代理事長職をお預かりさせていただいております、北川哲也と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

本日は緊急事態宣言が発令され、現地での開催が難しい中であるにも関わらず、この現地まで駆けつけてくださいました、茅ヶ崎市長佐藤光様、茅ヶ崎商工会議所会頭亀井信幸様、茅ヶ崎市議会議長水島誠司様、そして日頃より私たち現役のメンバーのためにご助力を賜っております敬愛して止まない茅ヶ崎青年会議所シニアクラブ会長桐山章伸先輩をはじめとする先輩諸氏の皆様。この地までお越しいただけましたことを高い席からではございますが、心からの感謝を申し上げます。

また、オンライン開催への変更をさせて頂くにあたって、快く温かなメッセージを事前にご収録の上お送りくださいました茅ヶ崎市観光協会会長田中賢三様、茅ヶ崎中央ロータリークラブ会長田中重光様、そして公益社団法人日本青年会議所関東地区神奈川ブロック協議会2021年度会長坂倉賢君。私たちからのお願いばかりであるにも関わらず快く本日の開催方法の変更にご対応をくださり、重ねてではございますが、御礼を申し上げさせていただきます。

さらに、本日はオンライン開催ということもあり、日頃お世話になっております関係諸団体の皆様や、神奈川県内20の青年会議所の理事長をはじめとするメンバーの皆様、またそれ以外にも多くの皆様に心をお寄せいただいておりますことを改めて御礼申し上げます。ありがとうございます。

事業計画について

本年は大きく分けて3つの軸で年間計画を構成しました。

1.経済と教育に関するDXまちづくり事業
2.人財に関する事業
3.多様性ある組織への変革と確かな発信事業

一つ一つ述べさせていただきます。

1.経済と教育に関するDXまちづくり事業

■経済について
この茅ヶ崎という地は、自然環境も豊かであり、都心へのアクセスも簡単であるという利点に加え、この地を愛するローカルファーストという価値観も根付き、暮らしやすいまちとして世界に誇れるようになりました。
しかしながら、新型コロナウイルスの影響によって、経済活動の拠点が都心から一気に全国に分散している今、この魅力だけでは選ばれ続けない危機感を持っております。経済活動の拠点としても秀でている地域にすることが、持続可能な茅ヶ崎の実現に向けて必要不可欠であると考えました。本年は、この茅ヶ崎の良さと、デジタルトランスフォーメーションがもたらす変化を融合させ、茅ヶ崎らしい新しい価値を提案したいと考えております。

■教育について
誰もが簡単に自治体の比較ができるようになった今、若い世代からすれば、どこに住み、どこで子育てをするのかという点は大変重要なポイントです。感染症のみならず、地震や風水害のリスクが今後もあり続ける以上、持続可能な教育環境を整備する姿勢を打ち出すことは、地域の未来への投資であると同時に、経済と同様に、選ばれる茅ヶ崎であるための緊急かつ重要なテーマであると考えます。
一人ひとりの個性に応じた教育を提供するのがICT化の目的ですが、持続可能な教育環境の提供にはそのようなハードやソフトの環境整備だけではなく、究極は一人ひとりの子供に大人がいかに寄り添える環境をつくれるかどうかにかかっていると思います。しかしながら、共働き世帯は4割を超え、オンライン教育にシフトすれば取り残される子供・家庭は確実に出てきてしまいます。この課題を乗り越えるためには、地域コミュニティの支えが必要不可欠です。本年は、このようなオンライン化の進展に伴い生ずるひずみを想定し、地域でいかに支えることができるかの社会実験を行い、茅ヶ崎における教育環境がどうあるべきかを問いかけたいと思います。

2.人財に関する事業

青年会議所に所属する私たちは、20代から30代と、社業としても家庭としても非常に大切な時間です。わざわざこのような活動をする以上、会社にとっても、ご家族にとっても、そして茅ヶ崎の未来にとっても、投資と言えるような活動をしていく必要があります。
40歳で卒業を迎えるシステムを持つ青年会議所では、様々な新しい仲間を募集しています。募集するだけでなく、早期に溶け込み、やりがいと自分の役割を持てる研修制度や、組織内外の幅広いネットワークを構築できる体制をしっかりと整備し、入会当所には本人が想像もしていなかった景色が見えるような人材に確実に育て上げ、卒業後も次世代や地域に還元できる人材を輩出していく責任があると考えています。
オンライン化が進む今こそ、この仕組みをさらにテコ入れし、再現性のある人材育成システムへと発展させていきます。
是非、人材を育てたいという方は、私たちの団体にお預けくださればと思います。

3.多様性ある組織への変革と確かな発信事業

このようにまちづくりの推進と、人材の育成を行っていくためには、それを支える組織そのものが多様性を有し、一人一人が活躍できる体制を整備する必要があります。それぞれ会員は本業を持っています。そのために、本業以上のヒト・モノ・カネ、更には時間に制約がある中で、最大限の効果を求めようとするならば、ダイバーシティ経営はマストの事項です。
昨年、茅ヶ崎青年会議所では、育児をしながらも積極的に参画できる組織に変革するという「育LOM宣言」を致しました。私自身も理事長という立場でありながら、昨年生まれた子供を妻と共に育てていく一人の父親です。会議時間のコンパクト化やオンライン化への積極的な対応、そして組織として収益源を多様化していくなど、改革を断行できることには積極的に目を向け、そこから創出される新たなリソースを、さらに組織作りに投資していきたいと思います。そしてそれが、50年以上続くこの組織が守り育て、繋いできた本質を引き継いでいくことに他ならないと考えております。

改めて想う、プライオリティーとは

このような計画を推進することを考えるに当たって改めて思うことがあります。

私たちは人生のプライオリティーをどこに据えるのか。

温かな家族、やりがいのある仕事、豊かな友情、次世代にたすきをつなごうとする高い志・・・もはや一つに絞る必要のない時代です。

誰もが活躍できる社会へ向けて推進するSDGsがデジタルトランスフォーメーションとかけ合わさることによって、家族も仕事も友人も、そして人生の大義も全て選択できる欲張りな選択肢を私たちに提供してくれているのが今という時代なのだと思います。

ありとあらゆる分野で変化の兆しがひしひしと感じる今、失敗を恐れずにどんどん「良いと思うこと」を推進することが、青年会議所らしい姿だと思いますし、そのような実直な姿にこそ皆様にも共感をしていただき、私たちが目指す「創造と革新が溢れるスローライフなまち」茅ヶ崎の実現につながるものと確信しております。

私たちは大変に未熟な者の集まりです。
だからこそ、皆様のご支援やご協力があって何とか踏ん張っていけるものと思っております。

今年一年も恐らく本当に難しい年になると思いますが、笑顔を忘れず、支え合って皆で成長してけたらと願っております。

最後までご清聴くださりまして、誠ありがとうございました。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。


公益社団法人茅ヶ崎青年会議所
2021年度 第54代理事長 北川哲也

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