これからのお金の話のコピー

イベントレポート:『#これからのお金の話』

2019年5月19日日曜日。オンライン家計簿サービス「Zaim」さんと投資信託「ひふみ投信」を運用するレオス・キャピタルワークスさんとnoteさんによる合同イベント『#これからのお金の話』に参加してきました!

さてさて、私がなぜお金の話を聞くイベントに参加したかと言いますと、「”働く”こと以外でお金が増える方法はないかな?」とずっと思っていたからなんですね。と、いうのも「働いて稼ぐ」ということのそもそもの土台に、”稼げば稼ぐほど、税金などの負担が増える”というルールがあるので、そのシムテムの外、つまりは”働かなくてもお金が増えて、かつ税金の負担が変動しない(もしくは減る)”という方法はないかな〜と思ってお金について調べはじめました。

そんな折にお金について考えるイベントがあるとTwitterで発見し、「これは行かねばならぬだろう!」と意気込んで申し込みました。

会場はピースオブケイク本社。会場が本当に綺麗でした!白を基調としたシンプルなオフィスで、「めっちゃいい匂いする……」とずっと思っていました。(本当にめっちゃいい匂いがしました……)


第1部 : 暮らしを買えるお金との向き合い方

まず最初にお話してくださったのは、オンライン家計簿サービス「Zaim」の代表取締役である閑歳孝子さん。私もこの「Zaim」という家計簿アプリを使ってお金の管理をしているので「おぉ、Zaimの中の人だ……」と感動しました。

閑歳さんのお話は”お金の不安”とどう向き合うかというお話でした。「人生には不確定要素が多すぎる」「可能性が拓けているからこそお金に不安がある」と仰られていて、「あ、確かに!」と思いました。
特に、人生のイベントが多発する20~40代だと「将来のためのお金」に対して漠然とした不安しかないので、その”ぼんやりした不安”の輪郭をはっきりしていくことが重要だとおっしゃっていました。

さて、じゃあその”ぼんやりした不安”の輪郭をどうやってはっきりさせていくのかということですが、閑歳さんがすごくわかりやすい4ステップを紹介してくださりました!

1. いま、何にお金を使っているかを知る
2. これからやりたいこと、やるべきことを整理する
3. お金で解決できることと、解決できないことを分ける
4. お金を増やすことと、減らすことを検討する

多くの人は、「4. お金を増やすことと、減らすことを検討する」というところから始めがちなんだそうです。
確かに「お金がないから食費を節約しよう!!」とやり始めて「ひもじい……美味しいご飯食べたい……しんどい」となってしまっては貯金も継続できませんよね。また「新しい仕事を始めたけど、自分には知識もスキルも足りない!!でも、お金がないからこの本を買うのを諦めよう……」というのも、後々をことを考えると「本当に正しい判断なのか?」と思うこともあります。どこにお金をかけるのか、なぜお金をそこに投入するのかをはっきりしないと、お金に振り回されてしまいます。自分が使った(使うであろう)お金全体を把握し、それから「お金を使って何をしたいのか?」を明確にすることが大切なんだなぁと改めて思いました。


第2部 : 10年後の未来が楽しみになる これからの投資の考え方

第2部では、投資信託「ひふみ投信」を運用するレオス・キャピタルワークスの代表取締役社長であり、最高投資責任者でもある藤野英人さんがお金の”増やし方”についてお話してくださいました。

私もそうなんですが「お金がない!将来が不安!」となったら「じゃあまずは貯金しよう!!」と思いますよね。アメリカや欧州と比べると日本人の場合、多くは現金で貯金をたくさん持っているとのこと。写真だと赤色の部分が現金なんですが(写真が見えにくくてすみません……)、こう見ると上から二番目のアメリカ、三番目のヨーロッパと比べると明らかに現金が多いですね。

私も日本人らしく、貯金をしてお金を増やそう!と思っていたんですが、でもよく考えたらコレって増えてないんですよね。お金が増えたんじゃなくて、”貯金”が増えただけなんですよね。つまり、自分の持っているお金が場所を移動しただけ。実際に増やしたいのは貯金じゃなくて、お金だ!と気づけたのはすごい発見でした。

では「お金を増やそう!」となった時、「よし!じゃあ勉強しよう!」と思ったとします。ですが、そもそも金融に関するリテラシーがないので、何を始めればいいのか、それに「投資ってなんか嫌なイメージあるなぁ……」となんとなく思って、結局何もしないまま終わったりすることも多いと思うんですよね。どうやってお金と向き合えばいいのか、そもそも知らないことが多いんですよね。

藤野さんは「投資とは、エネルギーを投入して未来からお返しをいただくこと」とおっしゃっていていました。ただただ「お金がない!貯金だ!」と言ってお金を一箇所に集めるだけでなく、投資でお金に働いてもらいつつ、ちょっと経済にも貢献しつつ、自分のお金も増やそう!というお話でした。
投資と聞くと難しい印象なのですが、「ありがとう」も投資という言葉が出てきたり、非常にわかりやすくお金の”増やし方”について話てくださったので、今まであった「投資」のイメージが、とても良い方向に大きく変化しました!


第3部 : パネルトーク『テーマ:暮らしとお金の関係』

最後は、閑歳さん、藤野さん、そして、株式会社ピースオブケイク(note)の代表取締役CEOの加藤貞顕さんも含めたパネルディスカッションでした。

パネルディスカッションでは、事前に寄せらせた質問に答えていく形でお話が進んでいったのですが、初っ端の「家計の割り振り方」からすごく面白かったです。閑歳さんが家計簿つける際に「自分に嘘をつかない」とおっしゃっていて「なんか罪悪感があって家計簿につけたくないお金ってあるじゃないですか?」という話を聞いた時に「そうなんですよ!」と思いました。家計簿あるあるなんですが、あの微妙な罪悪感ってなんなんでしょうか……。夜中のコンビニで買ったアイスとか家計簿つける時に「ぐぬぬ……!」となります。あと、「用もないのにコンビニいくのはダメだね。コンビニダイエットだね」などの名言が飛び交っていて面白かったです。

また、藤野さんが個別株の選び方についてお話しされている際に「『儲かりそうか』だけでなく『好きな会社かどうか』を最終判断材料にするといいですよ」とおっしゃっていて、オタクな私は「そりゃそうだ!推しを見つけたらお金払うもんね」と思いました。「企業が辛い時でもお金を投資し続けられるか」という話を聞きながら、「推しが辛い時でも応援し続けられるかということか……」と勝手にオタク用語に変換しながら聞いていたので、投資が一気に身近に感じることができました。

他にも藤野さんのお子さんのお話で、お小遣い×金融知識(家庭内FX)などの興味深い話や、貧困とお金の話など真面目な話までたくさんの勉強になる話を聞くことができました。問題を細分化して、解決できる形にするというお話も出てきて、お金だけでなくありとあらゆるところで応用できそうだなぁと思いました。

どうやらこれからもお金にまつわるイベントがちょくちょくあるようなので、Twitterやnoteなどをよくよくチェックして、イベントに参加してみたいと思います!

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