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【成人向け】【再発掘・雑誌が伝える意外な人間模様⑧】神父姦淫 禁欲と清貧の神父が処女の体と金銭を餌食に(前編)【18歳未満閲覧禁止】

こんにちは、ゆかりんこと、篠原由佳です。

昔の雑誌に掲載されている面白い話題や、気になった話題を
皆様にご紹介する読み物です。

いまやネットで検索すれば、大抵の情報が入ってくる時代ですが、
検索しても「出てこない」とか、「詳細が分からない」とか、
活字でしか残っていないような貴重なお話を深掘りしつつ、
皆様と共有できればというシリーズ。

今回は聖職者と信者の間に起きた出来事です。

日本イエズス会の総本山「聖イグナチオ教会」


イエズス会日本管区の総本山「聖イグナチオ教会」ーー。
上智大学に隣接し、同大学と非常に深い関係にあります。

イエズス会のカトリック教会では、
神の教えを伝え導くのは「神父」であり、
彼らは“禁欲”と“清貧”の生活を送らなければなりません。

ところが…皆さんはご存知でしょうか。

由緒正しい聖イグナチオ教会の神父が、
信心深い清純な女性信者を性的に誘惑し、
“姦淫”してしまう事件があったことを。

1件だけではありません。
私が調べた限りでは、2件は発生しています。

しかも、教会はそれらの事実を隠蔽しただけではなく、
女性信者に卑劣な仕打ちをしているのです。

記事になっていたのは1973年と1992年です。
両方とも紹介しようと考えていますが、
まずは1992年の神父姦淫事件から取り上げます。

記事のタイトルはこちらです。
「上智大学・聖イグナチオ教会 神父の背徳」
(『週刊現代』1992.10.17号、以下同)


美人信者を飲みに誘いキスする神父

はじめに事件の登場人物を確認しておきましょう。

ハレンチ神父の餌食になったのは、
聖心女子大卒の村上香織さん(仮名)です。

教育者の家庭で厳格に育てられ、
ミッションスクールに通っていた香織さんは、
とても奥手で清らかなお嬢様でした。

見た目は色白でほっそりとしていて、
ふっくらとした美しい顔をしていたそうです。

香織さんは聖心女子大生だった頃から
聖イグナチオ教会に通っていたのですが、
そこで知り合ったのが福本誠治神父(仮名)でした。

福本神父はメガネをかけて頭は白髪混じり。
しかしながら、178cmの高身長でスラリとしていて、
どこか人を惹きつける風貌だったとのこと。

香織さんと福本神父は、
はじめは普通の“信者”と“神父”の関係でした。

香織さんは信者として教会へ行き、
そこで福本神父に相談事をすることもありました。
また教会の奉仕活動のメンバーだった香織さんは、
活動後に神父も交えて大勢でお酒を飲んだこともあります。

ところが知り合って数年経った1989年夏、
2人の関係は変化しはじめます。

香織さんは26才、福本神父は47才頃のことですが、
福本神父が香織さんを2人で飲みに誘ったのです。

その帰り道、福本神父は香織さんにちょっかいを出します。
こちらは香織さんの告白です。

###引用開始###
「居酒屋で飲んでから、ブラブラ四谷まで手をつないで歩いて帰りました。その帰り道、神父さまが初めて軽いキスをしてきたんです。その時、それだけじゃ済まなくなりそうだったので、私、逃げました……」
###引用終了###

「寝て兄弟になればいいでしょう」


香織さんは逃げはしたものの、
福本神父を避けることはありませんでした。
むしろ関係はどんどん親密になり、
2人は週1回の頻度で飲むようになったそうです。

そして、同年11月下旬、
福本神父は大胆な行動に出ます。

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