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【西武ライオンズ 今日の見どころ】栗山19年目で初のバースデーアーチ&中村7本目の祝砲なるか

●與座 今シーズンPayPayドームで防御率0.71

【3日◇ホークス‐ライオンズ19回戦(PayPay)14:00】
大事な3連戦の初戦を落として、勝率差で2位となったライオンズ。3位バファローズとのゲーム差も1.0と縮まっており、なんとしてでも連敗は避けたい一戦になる。

先発は今シーズンホークス相手に2勝1敗の與座海人。2勝はどちらもPayPayドームであげたもので、7月30日には、プロ5年目で初の完封勝利を達成している。PayPayドームでの防御率は0.71と、ひじょうに心強い。

與座海人 ホークス戦 投球内容

特筆すべきは、対ホークス4試合で26 2/3イニングを投げて、与えた四死球がひとつもないことだ。シーズン全体でも101 1/3イニングで与四死球14。9イニング換算で1.24個しか四死球を与えていない與座なのだが、ホークス戦になると、その制球力の良さに磨きがかかる。

今シーズン20イニング以上投げたチームに対して、ひとつの四死球も与えていないピッチャーは、両リーグでホークス戦の與座海人ひとりだけ。

きょうも無駄なランナーは許さずに、粘り強く打線の援護を待ってもらいたい。

●栗山 誕生日通算38打数7安打 本塁打0

その打線のなかで、栗山巧はきょう9月3日が、39歳の誕生日。これまでに誕生日は12試合に出場して、38打数7安打の打率.182。栗山の生涯打率が.280(2022年9月2日現在)だから、誕生日はあまり得意ではないようだ。

栗山巧 9月3日 全成績

栗山が9月3日に、初めて1軍公式戦に出場したのは、入団3年目の2005年。8回裏からライトの守備に就いたが、打席がまわってくることはなかった。誕生日初ヒットは、レギュラー定着2年目の2008年。マリーンズの久保康友からショートへの内野安打を打っている。

1年前の誕生日は、通算2000安打にあと2本に迫って迎えることになった。史上初となる誕生日の偉業達成はならなかったものの、1安打して大記録に王手を掛けたほか、犠牲フライで打点をあげている。

ただ、2019年から3年連続で打点をあげているものの、まだ誕生日にホームランは打っていない。

●中村剛也は  栗山の誕生日に通算6本塁打

そんな盟友の誕生日を知ってか知らずか、毎年のように9月3日に快打を続けているのが中村剛也だ。栗山と同じく入団3年目の2005年に、ホークス杉内俊哉から先制2ランを打ったのをかわきりに、9月3日は通算37打数11安打の打率.297、じつに6本塁打、15打点しているのだ。

中村剛也 9月3日 全成績

中村は自身の誕生日である8月15日に打ったホームランは、合計3本だから、どれほど「同級生想い」なのだろうか。

栗山と中村のふたりが揃ってスタメン出場したのは、8月13日が最後。このところは、交互に先発することが続いている。こういう日だからこそ、久しぶりに両雄が並んだラインナップも観てみたいところ。

前日(2日)の試合で栗山は、6回表の2死満塁、8回表の2死2・1塁と、2度のチャンスでいずれも空振り三振に倒れている。それだけに、静かに闘志を燃やしているはず。

栗山にはプロ19年目で初のバースデーアーチ、中村には通算7本目の祝砲を、それぞれ期待したい。


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