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【西武ライオンズ 今日の見どころ】外崎 5試合連続打点なら自身最長タイ 自身最多盗塁に並ぶ可能性も

●最近10試合で13打点の外崎  現在4試合連続打点中

【12日◇ライオンズ‐ホークス22回戦(ベルーナ)18:00】
投手陣の頑張りに、打線がようやく応える形で5連勝。なかでも副キャプテン外崎修汰の、連日の活躍が目覚ましい。

最近10試合の成績が39打数17安打の.436。そして13打点の荒稼ぎ。ここ10試合のチーム得点が合計49点なので、その1/4以上が外崎のバットから生み出されている。

6日のバファローズ戦から、6番だった打順が2番に上がったが、ポイントゲッターぶりは変わらず。この10試合で打点をあげなかったのが、2試合だけで、現在4試合連続打点中だ。

これまでの外崎のキャリアにおける連続打点は、2019年6月29日から7月4日と、今年4月11日から15日にかけて記録した5試合連続が最長になる。

外崎修汰 連続試合打点

きょうの試合でも打点をあげると、自身の最長記録に並ぶことになる。

●キャリア最多安打、最多盗塁を更新する可能性

出場試合数、安打数、打率、打点、盗塁数で、現在チームのトップに立っている外崎だが、これまでのシーズン最多安打が2019年の146安打だ。現在の安打数が121なので、更新するには、残りシーズン19試合で26安打を打つ必要がある。かなり難しい数字であることは間違いないが、いまのバッティング状態を長く維持できれば…と、期待できるくらいのヒットの数になってきた。

また現在24盗塁。2018年の25盗塁がキャリア最多なので、早ければ、きょうにも更新できるかもしれない。自身初のシーズン30盗塁に到達する可能性も充分だ。

外崎修汰  シーズン安打・盗塁ランキング (2023年は 9月11日現在)

特に際立っているのが、その成功率の高さだ。今シーズンの盗塁失敗は、わずかに2。盗塁成功率.923は、盗塁王を争う小深田大翔(イーグルス)、周東佑京(ホークス)の上をいっている。

●シーズン30盗塁以上して 成功率9割以上は過去12人

日本プロ野球において、シーズン30以上の盗塁を成功させて、成功率が9割を超えていた選手は12人(13度)しかいない。もし外崎がこの先、失敗することなく盗塁数を30台に乗せたなら、ライオンズの選手では初めての成功率9割以上での達成となる。

シーズン盗塁成功率9割以上(30盗塁以上) 
ライオンズ  シーズン30盗塁以上  成功率トップ5

(ちなみに、辻󠄀発彦前監督が現役時代の1985年に、30回盗塁を試みて成功27、失敗3。成功率.900だった。また、松井稼頭央監督は現役時代の2001年に、26回試みて失敗なし。盗塁成功率シーズン10割を達成したことがある)

今シーズン低調だった打撃陣のなか、シーズンを通してひとり気を吐き、チームを牽引し続けたのが外崎修汰だ。連続打点、安打数、そして盗塁と、その一挙手一投足に、最後まで注目していきたい。

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