見出し画像

【西武ライオンズ 今日の見どころ】泥沼の1点打線 5試合連続1得点以下なら 球団10年ぶり  

●打撃不振は悪化の一途  20日から4試合連続で1得点

【27日◇ライオンズ‐バファローズ11回戦(ベルーナ)14:00】
源田壮亮の1軍合流も、カンフル剤にはならず。今シーズン4度目の3連敗で、借金もワーストの7。最下位イーグルスとのゲーム差は1に縮まった。 

5月は20試合を消化して41得点、チーム打率は.201。たびたび紹介しているが、今月の打撃不振は球団ワーストレベルにある。もう5月も終わろうとするなか、不調は底を打つどころか、むしろ悪化しており、現在今シーズン最長となる7試合連続での一桁安打。20日のホークス戦からは4試合続けて1点しか獲れていない。

昨年シーズン優勝争いから脱落することになる9月の7連敗の最中に、4試合続けて1得点以下だったことがあったが、もし、きょうの試合も1点以上得点することができずに、5試合連続で1得点以下となると、2013年6月25日~29日以来、10年ぶりになる。

ライオンズ 連続試合1得点以下

ちなみに、連続1得点以下の球団ワースト記録は、西鉄時代の1966年7月23日から28日にかけての6試合。プロ野球ワースト記録は、1958年大洋ホエールズの9試合になる。

連続試合1得点以下 各ワースト記録

●バファローズ戦 ここまですべてカード頭で敗戦

バファローズとは今シーズン4度目の3連戦となるが、ここまではすべてカード初戦に敗戦。過去3度はいずれも1勝2敗で負け越しており、今回も残り2試合を連勝しない限り、勝ち越しがなくなった。

いつ抜け出せるか分からない泥沼に沈むチーム状態のなか、唯一の明るい材料と言えるのが、先発の高橋光成がバファローズ打線を抑えていることだ。今シーズンバファローズ相手に3試合投げて1勝0敗ながら、防御率は1.57。被本塁打は4月22日に、杉本裕太郎に打たれたソロの1本だけだ。

今月はリーグワーストの82失点。この2試合で被本塁打7本と、不振の打線に引きずられるように、投壊現象も起こり始めている。この負の流れに高橋までもが呑み込まれて、ゲームの序盤に複数失点するようだと、その時点で勝利の可能性はなくなるだろう。

髙橋光成には、1対0で逃げ切った1週間前のホークス戦の再現を期待するしかない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?