【西武ライオンズ 今日の見どころ】CS記録集 中村剛也あと1本で本塁打最多タイに
●ライオンズは山川頼み ホークスは今宮 牧原大がカギ
【8日◇ホークス‐ライオンズ CS 1st 1回戦(PayPayドーム)14:00】
前日会見で両監督が語っていた通り、ライオンズでは、山川穂高の孤軍奮闘ぶりが明らか。5本塁打しているオグレディだが、レギュラーシーズンでは8月18日を最後にホームランはなく、最後は26打席連続ノーヒットでシーズンを終えていて、計算は立たない。
状態が万全ではない外崎修太、金子侑司を、どの打順で起用するのかもポイントになりそうだ。
ホークスの打者では、シーズン中は概ね柳田悠岐封じには成功したが、牧原大成、今宮健太のふたりが、塁に出る役割と走者を還す役割の、いずれとしても機能している。うまく両選手を分断したい。
●被打率は高いが 防御率は低いホークス戦の高橋光成
シーズンのチーム防御率では、ライオンズがリーグトップの2.75、ホークスが同3位の3.07だったが、このカードでは数字が逆転している。
2戦目以降の先発が予想される東浜巨、石川柊太には、千賀滉大以上に苦戦しただけに、なんとか初戦はモノにしたい。抑えのモイネロが出てきた段階で、ライオンズが得点する可能性は、ほぼなくなる。
展開によっては、與座海人、平井克典の、いわゆる「第2先発」のような形でのリリーフ起用も、ライオンズには必要かもしれない。
このカードの対戦被打率は、千賀より高橋光成のほうが悪いのだが、対戦防御率は高橋のほうが良い。ピンチを招いても、粘り強いピッチングを続けていることがうかがえる。
ただ、中村晃には「カモ」にされており、痛恨の敗戦を喫した9月13日の試合でも、先制のタイムリーを許している。2019年のファイナルステージでも、中村晃には勝負強さを再三見せつけられた。最大級の警戒が必要だ。
●PO・CS 通算最多本塁打の内川まで 中村剛也あと1本
プレーオフ&クライマックス・シリーズ通算の個人記録では、試合数の多いホークス勢の名前がズラリと並ぶ。そんななかにあって、中村剛也が本塁打数トップの内川聖一まで、あと1本に迫っている。
2018年ホークス相手のファイナル・ステージ、王手を掛けられた第5戦の9回裏2死から1点差に迫る、意地の一発を打ったのは、記憶に新しいところ。
10月2日のレギュラーシーズン最終戦では、およそ3週間ぶりのホームランを放ったばかり。中村が好調なら、山川へのマークを分散させる効果も期待できる。代名詞の「おかわり」で、一気の内川超えを狙ってもらいたい。
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