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【西武ライオンズ 今日の見どころ】森友哉 ライオンズ捕手3人目の100本塁打に王手 

●森友哉 入団4年目から捕手での本塁打が急増 

【17日◇ライオンズ‐ホークス16回戦(ベルーナ)18:00】
【ライオンズ球団通算5,000勝まで、あと5勝】
再三のピンチは招きながらも、高橋光成が「相手より先に失点しない」ピッチングで、大事な首位攻防3連戦の初戦に勝利。ゲーム差を2.5として、ホークスとの負け数も48で並ぶことになった。

辻󠄀発彦監督が称賛する好リードで、両リーグ最多となる今シーズン18試合目のシャットアウト勝利を導くとともに、貴重な決勝打を放った森友哉の本塁打の数が99となり、通算100本塁打に王手をかけた。

森はルーキー時代の2014年8月14日バファローズ戦で、8回裏に代打で登場。榊原諒からプロ1号となるソロ本塁打を放ったのだが、それから入団4年目までは指名打者、もしくはライトで出場する機会が多く、捕手で出場した試合での本塁打は4本しかなかった。

だが、2018年以降は、ほとんどのホームランを捕手として出場した試合で打っており、通算99本塁打のうち60本が捕手で記録。古田敦也、城島健司、阿部慎之助などの系譜に連なる「打てるキャッチャー」へと、一歩一歩成長してきた。

森友哉 出場ポジション別本塁打

ライオンズは伝統的に、金森栄治、垣内哲也、高木大成、和田一浩、貝塚政秀、G.G.佐藤…など、入団したときは捕手登録だったが、打力を活かすために、内野手、外野手にコンバートされる選手が多い。

それもあってライオンズ在籍中に100本以上のホームランを打った捕手は、稲尾和久の女房役として活躍、のちに2軍監督などを歴任した和田博実と、ライオンズ歴代最多の2379試合出場、黄金時代の正捕手である伊東勤、この2人しかいない。

(ほかに田淵幸一が通算474本塁打のうち、ライオンズ移籍後に184本塁打しているが、ライオンズでの田淵は大半がファーストか指名打者での出場だった)

ライオンズ 主な歴代捕手の本塁打数

森友哉は今年で入団9年目。伊東勤が100本塁打に到達したのが、プロ13年目の1994年だったことを踏まえれば、森が伊東の156本塁打を抜く可能性はひじょうに高い。

ライオンズ史上最高の「強打のキャッチャー」へと、この先も突き進んで欲しい。

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