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【西武ライオンズ 今日の見どころ】今井達也 対 山本由伸 88年生まれ 5度目の同学年対決 

●前回8月2日は 山本に119球投げさせて6回で降ろす 

【19日◇ライオンズ‐バファローズ19回戦(ベルーナ)18:00】
【ライオンズ球団通算5,000勝まで、あと4勝】
今シーズン4試合対戦して1得点しかできていなかったホークス東浜巨を、初回から鮮やかに攻略。首位攻防3連戦を勝ち越した。だが息つく暇なく、きょうからは3.5ゲーム差のバファローズとの3連戦。

しかも東浜に続いて、相手先発は山本由伸と、今シーズンノーヒットノーランをやられた投手と、2日続けて相対することになった。

今月2日のバファローズ戦、ライオンズは4回裏に源田壮亮の適時三塁打で、山本由伸からじつに41イニングぶりに得点。それだけでなく序盤から多くの球数を投げさせると、6回で119球に達した山本はたまらず降板。そのことがキッカケになって、終盤の逆転勝利を呼び込んだ。

開幕戦の3月25日とノーヒットノーランを許した6月18日とでは、山本に20球以上投げさせたイニングは1度しかなかったのだが、今月2日の試合では、1回裏、2回裏、4回裏と、6イニング中3イニングで、20球以上投げさせていた。

山本由伸 ライオンズ戦イニング別投球数

そのときは、新型コロナの影響で1軍にいなかった抑えの平野佳寿が復帰しているため、状況は異なるのだが、できるだけ早く山本由伸を降板させるような、ボール球に手を出さないバッティングができるかどうかは、きょうの試合でも変わらず重要になる。

●今井対山本の同学年対決 これまでは山本の3勝1敗

ライオンズの先発は、山本由伸とは1998年生まれの同学年になる今井達也。この2人が先発で投げ合うのは、今回で5度目になる。

やはり特別な意識があるのか。初対決となった2019年6月28日には、山本が自身初となる完封勝利を達成、それも同じく初めてとなる毎回奪三振で飾ってみせた。今井のほうも初回に1点こそ失ったものの、その後は8回まで無失点。緊迫の投手戦を演じた。

2度目の対戦となった2021年4月21日も、終盤まで1点を争う展開に。最後は7回裏、今井が宗佑磨に逆転2ランを許し、対山本2連敗となった。
 
この試合から2週間後の5月5日。「前回は勝てなかった。今日は絶対に由伸より先にマウンドを降りたくない気持ちでした」と、今井はピンチは招きながらも2度の併殺打で切り抜け、自身ワーストの10被安打と苦しんだ山本に、初めて投げ勝った。

最新の投げ合いは、2021年9月18日。このときの山本はまさに無双状態。5月28日から続けていた連勝を、この試合で11へと伸ばし、4失点の今井をまったく寄せ付けなかった。

今井達也 対 山本由伸 先発対決

過去4度の対決は、山本の3勝1敗。現時点で、山本由伸がこの世代のナンバーワン投手であることは、ライオンズファンも認めているだろう。ただ、今井達也には山本と匹敵するくらいのポテンシャルがあると信じているのも、やはりライオンズファンだろう。

このカードは、1週間後の金・土・日にも、京セラドーム大阪での3連戦が予定されている。来週も両投手の再戦となることが濃厚だ。今井がここで2連勝すれば、山本との対戦成績を逆転できる。

先週のイーグルス戦で、自分の爪を引っ掛け出血した、今井の右手薬指の状態は気掛かりだが、1998年世代最強投手の座を賭けた真っ向勝負を、今週、来週とたっぷり堪能しよう。

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