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【西武ライオンズ 今日の見どころ~開幕戦編】実現するか 1番ペイトン、2番マキノンの新外国人コンビ

●外国人選手の1、2番コンビなら 球団44年ぶり

【31日◇ライオンズ‐バファローズ1回戦(ベルーナドーム)18:00】
オープン戦最後の2試合で、1番ペイトン、2番マキノンと、ふたりの新外国人選手を上位に並べたライオンズ。ライオンズの1軍公式戦で組まれた外国人選手の1、2番コンビは、これまでに3組あった。

太平洋時代の1975年に組まれたビュフォード、アルー。翌76年のジェナス、アルー。そして、球団の埼玉移転1年目となる79年のマルーフ、ミューサーだ。

ライオンズ 外国人選手による1番・2番コンビ

ビュフォードとアルーの組み合わせこそ12試合あったが、ジェナスとアルー、マルーフとミューサーのコンビは、どちらも1試合限りで‘解体‘されている。

もし本番のシーズンが開幕してからも、1番ペイトン、2番マキノンのラインナップが実現したなら、球団44年ぶり。さらに複数の試合で組まれることがあれば、48年ぶりとなる。

ちなみに、マルーフ、ミューサーの1、2番が組まれた1979年6月25日のロッテ戦は、チームの前期リーグ最終戦(当時パ・リーグは、前後期2シーズン制を採用していた)。

すでに前期シーズンの最下位が確定していたライオンズだったが、8回表この試合、スタメンを外れていた田淵幸一が、プロ野球人生最初で最後の代打満塁本塁打。5回裏途中から4番手として登板していたルーキーの松沼博久がオリオンズ打線を無失点に抑え、劇的な勝利を収めている。

●ペイトンで 4年ぶりに1番打者を固定できるか

ペイトン、マキノンの1、2番を試した背景には、秋山翔吾(現カープ)の移籍以来、いまだ適任の1番打者が見つかっていないことがある。

2020年には7人、21年が11人、そして昨年は13人もの選手を1番打者に起用したのだが、このなかで最も出場試合の多かったのが、21年源田壮亮の47試合。どの選手も決め手に欠けているのが実情だ。

2020年 ライオンズ1番打者 成績
2021年 ライオンズ1番打者 成績
2022年 ライオンズ1番打者 成績

過去ライオンズの外国人選手で、シーズン最も多く1番打者で出場したのが、1979年のマルーフで118試合。近年では2013年に最高出塁率のタイトルを獲得したヘルマンの1番での活躍があった。

ライオンズ 外国人1番打者 成績

上位打線の出塁は、チームの得点力に直結する。ペイトン、マキノンの新外国人コンビが、昨シーズンリーグ5位の464得点に終わったチームに、新風を吹き込むことができるだろうか。


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