【西武ライオンズ 今日の見どころ】中村剛也40歳の誕生日 みずから祝砲打てば プロ野球史上初
●過去3度のバースデーアーチは チームの勝利につながらず
【15日◇ライオンズ‐イーグルス18回戦(ベルーナ)18:00】
きょう8月15日は、1983年生まれの中村剛也にとって40歳の誕生日。プロ入り以来、これまでに8月15日には10試合出場して、32打数9安打(打率.281)。ホームランは2015、18、19年と、合計3本打っている。
ただ不思議なことに、中村が誕生日にホームランを打った試合、これまでチームは3戦3敗。主砲のバースデーアーチが勝利につながっていないのだ。
きょうのイーグルス先発の早川隆久との対戦成績は、通算15打数4安打だが、そのヒット4本のうち2本がホームラン。早川のほうも今シーズン打たれた本塁打が11本。これはファイターズの上沢直之の13本に次ぐ、リーグ2位タイの被本塁打数になる。自然と期待は高まる。
●これまで40歳の誕生日に本塁打を打った選手はいない
日本プロ野球において、40歳になるシーズンに本塁打を打った選手が、昨シーズンまでに全部で69人いた。だが、40歳の誕生日当日に本塁打を打った選手は、まだひとりもいない。
40歳以上の誕生日に範囲を広げても、過去みずから祝砲を打ったのは、41歳の誕生日だった09年4月3日に1号ソロを放った金本知憲(タイガース)しかいないのだ。
今週は髙橋光成を欠いた状態で、4位イーグルス、3位ホークスとの対戦が続く6連戦。クライマックスシリーズ争いの輪に加わるためには、最低でも両カードに勝ち越すことが必要になる。
ライオンズの先発エンスは、4月23日のバファローズ戦から自身現在6戦6敗。もし、きょうも敗れて、勝ち負けのつかない試合を挟まない7連敗となると、2007年のギッセルと並ぶ、ライオンズ外国人投手の最長記録となってしまう。
中村剛也の記念の1日。チームにとっても、きょうは何としてでも勝利の欲しい一戦だ。
プロ野球史上初めてになる40歳のバースデーアーチ、それもチームの勝利につながる一打で、いつもよりちょっと喜びの増した「打てて良かったです」を聞きたいところだ。
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