【西武ライオンズ 今日の見どころ】勝つと 5年ぶりの10勝一番乗り 新たな東浜キラー出現に期待
●10勝一番乗りのシーズンは優勝確率71.4%
【19日◇ライオンズ‐ホークス4回戦(ベルーナドーム)18:00】
5年ぶりの東京ドーム主催試合を、外崎修汰の2打席連続を含む4本塁打で快勝。首位ホークスとのゲーム差を1としたライオンズ。前回の九州遠征同様、2連戦の初戦に勝利しただけに、ここは1勝1敗ではなく2連勝したい。
現在ライオンズが9勝6敗で、ホークスが9勝4敗。ほかに9勝しているチームはないため、きょうの試合に勝ったほうが10勝一番乗りとなる。ライオンズが10勝一番乗りとなると、リーグ優勝した2018年以来5年ぶりになる。
過去ライオンズが10勝一番乗りしたシーズンは14度(2リーグ制の時期を除く)あり、そのうち10シーズンでリーグ優勝を果たしている。優勝の確率は71.4%とひじょうに高く、スタートダッシュの重要性がうかがい知れる。
●昨シーズン 東浜をよく打った選手がすべて不在
ホークス先発の東浜巨は、昨シーズン5月にノーヒットノーランをするなど、ライオンズ相手に7試合先発して3勝1敗、防御率2.20。クライマックスシリーズ・ファーストステージでも5回を1失点にまとめ、ライオンズに残されていた日本シリーズ進出の可能性を完全に打ち砕いた。
ライオンズが唯一攻略に成功したのが8月18日の試合なのだが、このとき1回裏に3ランを放つなど、昨シーズン東浜を10打数5安打と得意にしていたのがオグレディ。さらに11打数5安打と対戦成績の良かった森友哉が、それぞれチームを去ってしまっている。
昨シーズン東浜から本塁打を打っていた山川穂高も欠場中とあって、新たな「東浜キラー」の出現がないと、打ち崩すのは難しそうだ。
ライオンズの先発は現在12連敗中、球団の最長連敗記録を更新してしまった隅田知一郎だ。もし13連敗となると、2002年5月から翌03年8月にかけて15連敗した川越英隆(オリックス・ブルーウェーブ)以来のことになる。
きょう勝利すれば、チームの連勝が4に伸び、両リーグ10勝一番乗り。隅田の連敗を止めて、首位ホークスにゲーム差0と接近する。さまざまな意味で、価値ある1勝になる。
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