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【西武ライオンズ 今日の見どころ】東京ドームで5年ぶりの主催試合 最多観客動員なるか

●5年前の主催試合は敗戦  近年苦手な東京ドーム

【18日◇ライオンズ‐ホークス3回戦(東京ドーム)18:00】
ライオンズ5年ぶり2度目となる東京ドームでの主催試合。初開催となった前回は、ファイターズ先発の上沢直之が3回途中で、危険球退場するアクシデントがあったものの、ライオンズ打線は付け入ることができず。逆に投手陣が3本のホームランを浴び、2対7で勝利することができなかった。

2018年4月17日 ライオンズ 東京ドーム主催試合

東京ドームが開場した1988年から昨シーズンまで、ライオンズはこの球場で通算238試合(レギュラーシーズンのみ)を戦い、123勝107敗8分、勝率.535と大きく勝ち越している。ただ、これは東京時代のファイターズ戦で稼いだもの。

じつはファイターズが北海道に移転して以降、パ・リーグのチーム相手に東京ドームで行われた試合は4勝13敗と、大きく負け越しているのだ(ジャイアンツ相手の交流戦も、東京ドームでは8勝18敗2分)。

2004年以降 ライオンズ 東京ドーム戦績(パ・リーグ相手のみ)

ホークス戦に限ると3戦3敗。92年にはリーグ優勝、2008年には日本一の胴上げを行った東京ドームだが、このところは苦手としている球場なのだ。

●被本塁打続く平良  上林には要注意

前回登板で先発転向後の初勝利をあげながら、平良海馬は2試合続けてホームランを打たれたことに、かなり納得のいかない様子だった。

2021年シーズンには62試合に登板して、1本のホームランも打たれなかったように、リリーフ時代はひじょうに被本塁打が少なかった。それだけに、先発ならではの「難しさ」を感じているのかもしれない。

平良海馬 リリーフ・先発別 被本塁打

ただでさえ「ホームランの出やすい」と言われる東京ドーム。両チームの現役選手で、最も多くのホームランを打っているのが、ライオンズは中村剛也で9本。ホークスでは上林誠知の4本で、このうち2本が2019年7月8日のライオンズ戦。髙橋光成から一時勝ち越しとなるソロ、9回裏に増田達至から同点ソロを打っている。

ライオンズ・ホークス 東京ドーム通算本塁打

東京ドームのライオンズ戦に、良いイメージを持っている上林の一発には注意したい。

●チケット完売 最多観客 44,978人を超えられるか

この東京ドーム開催で、もうひとつ注目したいのは観客動員だ。前回2018年のときの観衆が44,978人。これは実数発表となった2005年以降、ライオンズ主催試合における最多の観客数となっている。

今回の試合開催に際しては、地上波のテレビCMが放映されたり、ユニフォームの配布があったり、松坂大輔さんの始球式が行われたりと、さまざまな方法で集客をはかってきた。その甲斐あってか、すでにチケットは完売になったと聞く。

「西武ライオンズの試合」といったソフトの価値をアピールする上でも、いわゆる背広組、営業や事業、広報といった多くの球団スタッフの努力が、最多観客動員といった形で報われることを祈りたい。



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