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【西武ライオンズ 今日の見どころ】セ・トップ7勝の戸郷 と パ・ワースト6敗のエンスの投げ合い

●記録的不振だった5月を さらに下まわるチーム打率

【14日◇ジャイアンツ‐ライオンズ2回戦(東京ドーム)18:00】
今シーズン9度目のシャットアウト負けで、ついにパ・リーグの最下位に転落。連続2得点以下の試合は7まで伸びた。

セ・リーグ首位のタイガーズに連勝、ベイスターズ3連戦は負け越したものの、合計12得点して、打撃不振はようやく底を打った…かと思ったのが、甘かった。

結局この6月も1試合の平均得点は 2.27と、相変わらず3点に届かず。チーム打率は.206と、記録的な不振に陥った5月をさらに下まわっている。

ライオンズ  月別打撃成績

昨シーズンのライオンズは、リーグ最少得点のファイターズと1点しか違わない464得点。チーム打率はリーグ最低の.229だった打線から、森友哉、山川穂高が抜けて、さらに中村剛也が欠場中。外崎修汰の復調やマキノンの加入くらいでは補い切れずに、得点力不足はむしろ悪化して、1試合あたりの得点は、昨シーズンから0.5点以上減っている。

新戦力だったペイトンは5月21日を最後に、イースタンや3軍の試合にも出場していない。かといって、他のチームのような新外国人選手の獲得やトレードといった話も(水面下では動いているのかもしれないが)、いまのところ聞こえてこない。チームの反攻に期待しようとも、その材料がまるで見当たらないのが現実だ。

●5連勝中の戸郷と 4連敗中のエンス

ジャイアンツの先発が現在5連勝中、セ・リーグハーラートップの7勝をあげている戸郷翔征とあっては、ロースコアのゲームに持ち込まない限り、連敗は止まりそうにない。

そのためには、およそ1ヶ月ぶりの先発となるエンスの好投に期待するしかないのだが、こちらは戸郷と対照的に、パ・リーグワーストの6敗を喫しており、4月23日のバファローズ戦から登板4試合で4連敗中だ。

もし、きょうの試合にも敗れて、5戦5敗となってしまうと、ライオンズでは20年の髙橋光成以来、外国人投手に限ると、2016年に6戦6敗したポーリーノ以来になる。

丸佳浩の復調、秋広優人の成長など、このところ状態の上がっているジャイアンツ打線。なかでも主砲の岡本和真は今シーズン左投手から、65打数28安打の打率.431、5本塁打と、よく打っている。最も警戒すべき打者だろう。

お子さんが誕生してから、初めての登板となるエンス。自身の連敗と、チームの連敗を止める勝利を、みずからの出産祝いにするのが、最高のシナリオなのだが…。

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