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【西武ライオンズ 今日の見どころ】京セラでの与四死球率が高い平良 田嶋は3年ぶりのライオンズ戦

●与四死球増えている平良  京セラでの与四死球率も高く

【23日◇バファローズ‐ライオンズ4回戦(京セラ)18:00】
4カード連続の負け越しで、再び単独最下位に転落したライオンズ。首位・福岡ソフトバンクホークスとの差は、いつの間にか5ゲームまで開いてしまった。

きょうの先発の平良海馬は今シーズン、コントロールに苦しみ、マウンド上で苛立ったような表情を見せることが多い。自身初登板となった2日のオリックスバファローズ戦では、5  2/3イニングを投げて自身ワーストの5四球。前回登板16日千葉ロッテマリーンズ戦では、6イニングで5四死球を与えている。

先発転向1年目だった昨シーズン、平良が5四死球以上出した試合は、7月13日ホークス戦の1度だけ。記憶に残っている人も多いだろうが、この試合では ピンチで近藤健介を打席に迎えて、カウント2-0から平良みずから志願した申告敬遠があった。

制球力を乱しての1試合5四死球以上は、今シーズンが初めてのこと。1試合あたりの与四死球率では、昨シーズンに比べて、1.5個以上増えてしまっている。

平良海馬 23・24年 与四死球率

昨シーズンは1度も登板機会のなかった京セラドーム大阪だが、リリーフ時代(2019~22年)の通算成績をみると、与四死球率は8.82。ベルーナドーム(3.87)の、じつに倍以上のペースで、四死球を出してしまっていた。あまり得意ではなかった球場だ。

平良海馬 リリーフ時代(2019~22年)球場別与四死球率

このところのリリーフ陣の不安定さからすると、先発の平良になるべく長いイニングを任せたい。そのためにも久しぶりのマウンドの特徴や感触を早くつかんで、無駄な球数を極力減らして欲しい。

●ライオンズ戦3年ぶり登板の田嶋 通算防御率は8点台

久しぶりで言えば、バファローズ田嶋大樹がライオンズ相手に投げるのは、21年4月20日以来、3年ぶりとなる。おそらく山本由伸(現ロサンゼルスドジャース)や宮城大弥といった、ライオンズ戦を得意とする投手の対戦が増えるようローテーションを組んでいたことが、田嶋の登板機会がなかった大きな理由なのだろう。

だが、田嶋自身もライオンズ戦は通算2勝3敗で、防御率8.01と、ひじょうに苦戦している。もしかすると、意図的にライオンズ戦を回避していたのかもしれない。

田嶋大樹 ライオンズ戦 投球内容

ただ、この対戦のなかった2年間で、ライオンズのメンバーは大きく様変わりした。3年前の試合で田嶋と対戦して、いま1軍にいる選手は、若林楽人、源田壮亮、中村剛也、金子侑司の4人だけだ。

実質は、初対戦に近いのかもしれない。が、いまのライオンズ打線の得点力に、大きな期待はできないだけに、田嶋の側にライオンズに対する苦手意識が植え付いていてくれると、助かるのだが…。

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