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【西武ライオンズ 今日の見どころ~開幕戦編】中村剛也 栗山巧に更新が期待されるライオンズ最年長記録

●40代シーズンでの試合出場は 球団史上6、7人目

【31日◇ライオンズ‐バファローズ1回戦(ベルーナドーム)18:00】
プロ野球史上、最も長く同じチームでプレーする同期入団の同年齢コンビである中村剛也と栗山巧。中村は今年8月15日に、栗山は9月3日で40歳になるシーズンだ。

過去ライオンズで、満40歳以上のシーズンに試合出場した野手は、野村克也、松井稼頭央、伊東勤、井上弘昭、ロイの5選手だけ(投手は工藤公康、西口文也、高橋直樹、鹿取義隆、石井一久、内海哲也の6人)。中村、栗山のふたりには、ライオンズのさまざまな最年長記録の更新に期待が懸かる。

ライオンズ 満40歳以上のシーズンに出場した野手

シーズン安打数、本塁打数といった打撃に関するライオンズの40代最多記録のほとんどは、西鉄時代の1967年にロイがつくっている。満40歳以上でシーズン規定打席に到達したのも、この年のロイだけだ。

1963年に36歳で来日したロイだったが、ライオンズに在籍した5年間に通算108本塁打、360打点をマーク。1966年には三塁手でベストナインを受賞した。38歳10ヶ月での三塁手部門のベストナインは、いまなお破られていないパ・リーグの最年長記録となっている選手だ。

この晩成の名選手が持つ最年長記録を、中村と栗山はどれだけ塗り替えることができるだろうか。

●更新なるか 開幕戦最年長本塁打&猛打賞

開幕戦に限った最年長記録だと、ライオンズが所沢市に本拠地を移転した1979年に、当時43歳9ヶ月だった野村克也が先発出場。この試合でヒットと盗塁もマークしている。まだ39歳の中村、栗山が、今年の開幕戦で新たに記録をつくることは不可能だ。

だが、開幕戦ホームランの球団最年長記録は、1986年片平晋作の36歳7ヶ月。猛打賞は1971年ポレスの36歳5ヶ月となっており、こちらは更新可能だ。

※上段がライオンズ球団記録 下段がプロ野球記録

現役最多通算454本塁打を誇る中村剛也だが、21年間のプロ生活で、まだ開幕戦にホームランを打ったことがない。昨シーズンの開幕前にも紹介した(最長コンビ中村&栗山 開幕戦初弾なるか)が、NPBで通算400本塁打以上している20選手のなかで、開幕戦のホームランがないのは、大杉勝男(486本塁打)、中村紀洋(404本塁打)、そして中村剛也の3人だけだ。

22年目で初となる開幕戦アーチで、ライオンズの球団史に、またひとつ中村剛也の名前を刻んで欲しい。



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