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【西武ライオンズ 今日の見どころ~開幕戦編】オグレディデビュー戦 22年ぶりの猛打賞に期待

●デビュー戦本塁打は過去7人

新外国籍選手5人のなかで、いち早く1軍に合流したブライアン・オグレディ。オープン戦ではボール球に手を出さない打撃スタイル、外野守備での好返球と、さっそく実力の一端を披露してくれた。開幕戦でのスタメンデビューが濃厚なので、今回はライオンズの外国籍野手のデビュー戦成績を振り返ってみる。

外国人デビュー戦本塁打

デビュー戦で本塁打した選手のほとんどが、シーズン途中入団組というのは意外な印象を受ける。いきなりマルチ本塁打した外国籍選手は、ライオンズにはまだいない。

デビュー戦サヨナラ本塁打の離れ業をやってのけたのは、1973年ビュフォード。しかもこの試合は、球団が西鉄から太平洋に生まれ変わって最初の試合だったとあって、インパクトは絶大だ。本塁打以外のヒットや犠牲フライを含めても、ライオンズの外国籍選手のデビュー戦サヨナラ打は、この一例のみ。

西鉄時代の1963年に新入団したロイは、デビュー戦となった阪急相手の開幕戦こそ4打数1安打だったものの、来日2戦目となる4月9日の近鉄1回戦、延長11回裏に放った来日第1号が、なんとサヨナラ満塁本塁打。1号本塁打が満塁本塁打だった選手は、昨年9月5日のリチャード(ソフトバンク)まで、NPB史上88人いるが、サヨナラ満塁だったのは1950年11月20日の坂本埴留(しげる・近鉄)と、このロイの2人だけだ。

●デビュー戦猛打賞は2人だけ

もちろんデビュー戦の成績が、その後の活躍を保証するはずもなく。バークレオの不振で急遽加入、そのまま「AKD砲」と呼ばれるほどの存在になったデストラーデや、低迷するチームの起爆剤にとやはり途中入団、中村剛也と本塁打王を分け合う活躍をしたメヒアのような選手は、むしろ少数派。

ライオンズの外国籍選手で唯一、デビュー戦満塁本塁打を放った1999年のジンターなどは、結局打率.202、8本塁打でシーズン終了。この年限りでの退団となった(が、巡り巡って2020年、MLBシンシナティ・レッズの打撃コーチに就任して、秋山翔吾と同じユニフォームを着ることになるとは…)。

デビュー戦で猛打賞したのは、1973年のレポーズと2000年のジェファーソン。オープン戦でのオグレディのプレーぶりからすると、本塁打よりこちらの可能性のほうが高いかもしれない。もし達成したら、球団史上22年ぶり3人目となる。

外国人デビュー戦猛打賞


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