【西武ライオンズ 今日の見どころ】三振にこだわる平良と ゴロを打たせるカスティーヨ
●被打率.169で 1勝だけだった昨季のバファローズ戦
【2日◇ライオンズ‐バファローズ1回戦(ベルーナドーム)18:00】
先発転向2年目の平良海馬が、今シーズン初先発をする。昨シーズンは初先発した試合をはじめ、オリックスバファローズ戦で3試合登板。対戦防御率は1.35で、パ・リーグ5球団のなかで最も低い被打率.169に抑えていた。それでいながら、1勝しかできなかった。
要因は打線の援護に恵まれなかったこと。山岡泰輔、宮城大弥、山崎福也と、好投手との顔合わせが続いたにせよ、平良がマウンドにいたバファローズ戦の20イニングで、ライオンズ打線はあわせて5点しか獲れなかった。
●移籍の西川龍馬には 昨シーズン2安打を許す
報道によれば、この登板に向けて、平良は奪三振へのこだわりをのぞかせているそうだが、昨シーズンバファローズ戦での奪三振率は10.80と、こちらもファイターズ戦の10.85に次いで、2番目に高かった。
それだけ抑えているバファローズのなかにあって、注意したい存在がカープからFA移籍した西川龍馬だ。昨シーズンの交流戦では、ライトへの二塁打とセカンドへのバント安打の2安打を許していた。
ホークスとの開幕3連戦でも、セ・パの違いにとまどうことなく、その「天才的」と称されるバッティングを披露している。
バファローズ打線は開幕から3試合続けて2得点以下と、まだ本調子ではなさそうだ。それだけに、新戦力に活躍させて、勢いづけたくはない。
●ゴロを打たせるカスティーヨと初対決
その平良と投げ合うカスティーヨだが、千葉ロッテマリーンズに在籍していた昨シーズンは、ライオンズ戦の登板がなく、イースタンでも2試合の登板があっただけ。現在の1軍メンバーで対戦経験があるのは西川愛也くらい(3打数1安打)で、ほぼ初対決になる。
今年のオープン戦でのカスティーヨの投球内容をみると、奪ったアウトの半分以上が内野ゴロで、打たれたヒットのほとんどが単打だった。丁寧に低めに集めるピッチングをしていることがうかがえる。
スタイルのまるで異なる投手同士の投げ合いが予想されるホーム開幕戦。ライオンズ打線には、カスティーヨの術中にハマることなく、平良への昨年以上の援護を望みたい。
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