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東京


上京してきてはや3ヶ月が経った。


いろんな場所で暮らしてきたけど、ついに来たな東京という感じだ。


東京は人が多いし、満員電車だし、人間が突っ込んでくる。何度電車で「キャパオーバーだよ!諦めてくれよ!!!」と思ったことか。

そして改札を通ろうとしたら前から人が入ってきてこっち側から出れなくなるし、ホームに上がったら乗りたい電車は反対側のホームだったりすることもある。


東京の人は演技しているみたいに見える。喋り方のせいかな。ドラマで見る女優さん俳優さんたちは標準語で話すからかな。東京の人にはどうにも距離を感じてしまう。


都会に慣れない私のせいを東京のせいにしてごめん。散々悪口言ったから良いところも書いておこうかな。



魅力的な場所が多い。美術館も喫茶店も、私の大好きな多国籍料理屋さんもある。

思ったより、ちゃんと自然がある。緑もある。欲しいものは大抵駅の近くで買える。意外と古き良き銭湯とかも残ってたりする。商店街も多い。

これだけ魅力的な場所やもの、機会が溢れていたら人間の文化的な部分が圧倒的に潤いそうで東京で生まれ育った人が少し羨ましくなった。




ここに来て、最近のいちばんの収穫といえば2年前マラケシュで食べてから長らく恋い焦がれていたタジン鍋が食べられたことだろうか。

あれは本当に美味しかった。宿泊していた日本人宿で紹介されたレストラン。確かフナ広場からすぐのところ。タジン鍋の中身はオリーブオイルでじっくり煮込まれ、ほろほろになった牛肉と、肉汁とスパイスを纏ったカラフルなお野菜たち。モロッコ風のパン、ホブスをスプーンのように使い一滴、一欠片残らず食べた。

そのモロッコ料理屋さんが会社の近くにあったのだ。ご褒美的値段設定のお店だったけど、構わず喜んで飛び込んだ。

そこには待ち焦がれていたタジンだけでなくひよこ豆をペースト状にしてレモンやスパイス、オリーブオイルで味付けしたフムス、そして香ばしいホブスがあった。

再現しようとしたけど全然美味しくなくて、硬い牛肉をもしゃもしゃ食べたあの日の私がついに報われた、よかったね。



今月末は同期とミュシャ展に行って、チェコ料理を食べる予定だ。これまた久しく飲んでいないチェコビールを頂く。本当はKozelの黒が好きだけど、Pilsner Urquellが飲めることだけでも有難いことだと考えよう。なんでもできるから嬉しい。




さて、突然だけど私の「東京でやりたいことリスト」は32項目ある。(中には東京じゃないものも含まれているけどそこは誤差。)多すぎるから羅列はしないでおくね。


友達には「欲深いぞ」と言われたけど、東京なんていつまでいれるかわからないからとにかく書き出したものだ。


憧れのまち、東京でこのリストを実行していく。

ちなみに最近でいえば、「落語を見る」ことができた(このことはまたいつかちゃんと書こう)。この文章の中では、そのやりたいことリスト遂行状況を書いていこうかなあ。


なにぶん飽き性なので思い出した時に開くことにする。どうでも良い私の脳内を、日常を、愚痴を、ハッピーを書きます。よろしく。


#東京 #上京 #日記



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