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ケニアに初めて行く人。絶対やる2つのこと!

Pamoja na Africaの三関理沙です。
最近ケニアに初めて行くのだけど、どうしたらいい?という相談を受けるので、まとめていきます。


予防接種


海外旅行に行くとき、渡航先に合わせて、どんな予防接種が必要が調べましょう。ヨーロッパに行くような旅行ではいらないと思いますが、アフリカ渡航の場合は、予防接種が必ず必要です。
外務省の医療事情を参考にするのがいいと思います。https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/kenya.html

赴任者に必要な予防接種(成人、小児)
ケニア入国に際して義務づけられた予防接種はありません。しかしケニアはWHOの黄熱汚染国に指定されており、経由地によっては「イエローカード(黄熱ワクチン接種証明書)」の提示を出入国審査時に求められることがあります。特にイエローカードを持っていないとケニアから他国へ移動する事が困難になります。その他滞在が長くなる方は、A型肝炎、B型肝炎、破傷風、腸チフス、髄膜炎菌(4価)ワクチンも接種しておいた方がよいでしょう。

外務省

外務省のガイドラインで書いてあるように、必ず受けていないと入国できないという予防接種は2024年5月現在はありません。しかし、以前、黄熱病(イエローカード)を持っていないと入国できなかった時期もあり、入国の先にイエロカードをチェックするときもあります。そのため、ケニアに行く際は、黄熱病は打つことを強くお勧めします。これは病気という面ではなくて、入国で問題になる可能性があるからです。黄熱病の予防接種を受けると黄色いカードをもらえるので、イエローカードと言われています。

しかし、外務省のガイドラインも曖昧でわからない・・・。ということもありますよね。そうゆう時には、トラベルクリニックに相談してください。
電話で相談すると早いと思います。お住まいの地域のトラベルクリニックを探してもらうのが良いと思います。

● どこに渡航するのか?
● いつ渡航するのか?

というのを聞かれると思います。いつ何の予防接種をすべきか相談できます。というのは、5種類打たないいけないとなった場合、1日全部打てないので、何回かに分けて予防接種に行けないといけないんです。1週間開けてまた来てくださいと言われるのですが、お仕事の都合で、クリニックに行ける日も限られますよね。もし渡航予定が決まっているなら、2か月前に相談できるといいと思います。というのも、黄熱病を受けられるとことが、限られていて、予約が取れないということもあります。早めに相談して、予防接種の予定を立ててください。

予防接種は、病気のトレンドもあるので、お医者さんに相談するのがいいです。(ケニアに詳しい医者はいないかもだけど・・・)風疹麻疹がアフリカで今年流行っているとかであれば、必須で受けた方がいいし、そうでもないなら、風疹麻疹を受けないという選択肢もあります。

私は数年前は東京に住んでいたので、日比谷のトラベルクリニックにいきました。私を担当してくれたお医者さんは好きではなかったですけど、受付や看護師さんはいい人でした。

VISA・査証

※常に最新情報を確認して下さい。

ケニアは、2024年1月に大統領が「VISAフリー」の国を宣言しました。VISAという形は廃止になり、eTAの申請が必要になりました。日本国籍の方は、事前にeTAでオンライン申請する必要があります。

電子渡航認証(eTA)システム https://www.etakenya.go.ke/en

日本からケニアに行くという方は、駐日ケニア共和国大使館の最新情報を確認してください。そして、渡航に関するVISAを問合せたい場合は、こちらにすることになります。在ケニア日本国大使館は、ケニアに住んでいる日本人やケニアの方が日本に行くためのVISAを発行する場所になります。

たびレジ

こちらはケニアに限りませんが、海外に旅行する際に登録することを外務省がおすすめしています。こちらに登録すると現地にある在ケニア日本国大使館から何か緊急のお知らせがあった時に、メールが届きます。

www.ezairyu.mofa.go.jp

ケニアの首都ナイロビは一般犯罪が多くて治安が悪いので、常に最新情報を出しているTwitterをフォローしておくのもいいと思います。

緊急情報-在ケニア日本国大使館 (@JapanEmbKE_EMR) / Twitter

以上が渡航に向けて最低限必要なことになります。
他には、ホテルや交通機関の確認もした方がいいです。ケニア・ナイロビは治安が決していいとは言えません。しっかり準備して臨みましょう。

渡航準備するために知ってほしいこと

海外旅行保険

忘れてたので、追記。
そうです、海外旅行するときには必ず海外旅行保険に入って下さい。日本にいれば、国民皆保険が守ってくれますが、海外でいきなり病気して全額払えと言われても膨大の金額になってしまいますよね。そして、ケニアはいくらアフリカでも医療が整っているとはいえ、日本とは比べ物になりません。

クレジットカードについている海外旅行保険もありますが、私は楽天のカードに付いてると思いきや、ツアーで楽天を使って決済した旅行のみ?とか条件があって、全然当てはまりませんでした。よくご自身の保険ご確認下さい。

日本に緊急搬送される可能性もあります。私がコロナ禍で、在ジンバブエ日本国大使館で働いている時は、治療・救済費用の上限が2000万円以上が良いと言われていて、無制限だとなおよいと言われました。それは、アフリカから日本へ緊急搬送して、飛行機をチャーターしなければならないとなった時に2000万円必要だと言われているからです。すみません、確かな根拠はないです。なので、無制限が一番よいですが、私個人としては最低2000万円。できれば3000万円以上のものを選んでいます。

個人賠償責任は、一応あった方がいいです。よくあるパターンとして、泊まったホテルで水を出しっぱなしにして水浸しにしてしまって、修理代を求められたというやつです。近くの友人ではないですが、このパターンは何回か聞いたことがあります。

傷害死亡に関しては私は0円で。親は生きていますが、養うべきパートナーや子どもはいないので、ここは0円にしています。

もしもというための保険。必ず入りましょう。昨年アフリカで交通事故に遭って、日本に緊急搬送した方がいました。すごく可能性が低いと言えど、万が一のために入りましょう。

現地の治安

アフリカの中でも、ヨハネスブルクに続き、ナイロビは治安の悪い地域です。出来る限り、事前にどこに行くか計画して、移動しましょう。ツアーやガイドは比較的安心ですが、ツアー中でもぼーと観光していると一般犯罪に巻き込まれます。

大使館から最新情報(領事・安全情報 | 在ケニア日本国大使館)をチェックしましょう。「週末に××でデモの開催予定。」等の情報が入ってきます。

私の周りで起きた犯罪はこれかがあります。

● スーパーに歩いている途中で拳銃を突き付けられて、パスポート・現金が入ったバック等すべて奪われた。
● 車を運転中に後部座席の窓を割って、後部座席にあったパソコンやバックを取られた。
● 道端で地図を見ようとiphoneをバックから出して、見ていたが、後ろから来た人に取られて、逃げられた。

これらは夕暮れ以降ではなくて、昼間に起きた事件です。どれも防ぐのが難しいですが、歩かないようにすることや大きな貴重品を持ち歩かないこと。携帯はポケットに入れないでバックにしまう等の小さな予防が必要です。

お金

多くの場所でクレジットカードが使えます!準備すべきは、
● クレジットカード(VISA・マスターカードなら使えます)
● 少額の米ドル現金

私のパターンは、デビットカード(Sony銀行、WISE、Paypay銀行)のカードを持っているので、支払いに使っています。また、そのカードで現地のATMで現地通貨を引き出して使います。1回あたり40,000ケニアシリング(4万円くらい)が引き出せます。私は自分が持っているカードが引き出せると経験しているので、米ドル現金は現地に持っていっていません。
スーパーやホテル、レストランはクレジットカードが使えるので、楽天カードやみずほ銀行のクレジットカードで支払いができます。

ですが、少し田舎行く場合や、タウンのマサイマーケットになると、カードで支払いができせません。現金が必要になりますよね。現地のATMで現金引き出すのが、おすすめですが、デビットカードを持っていない、デビットカードが使えるか心配という方は、米ドル現金を持っていくと安心です。米ドル現金をケニアの空港かショッピングセンターの両替で、現地通貨のケニアシリングに両替することができます。

現金をMpesaに入れよう

しかし、大量の現金を持っているのが不安という方は、現金をMpesa(モバイルマネー)に入れておくと安心です。両替したところで、両替してそのままMpesaに入れたいと伝えるといいと思います。Mpesaを受け付けていない
両替もあるので、両替の人にどこに行ったら、サファリコムのMpesaのデスクがあると聞くと良いと思います。

こちらを参考までに:

ケニア・ナイロビでのレストランの値段は、日本と同じくらいです。お昼ごはんを食べて飲み物をつけると、2000円くらい使います。もちろんケニアの村でローカルなご飯であれば、一食100円ですが、観光で行く場所であれば、物価としては日本と同じくらいを考えて良いと思います。

ナイロビであれば、ショッピングセンターに両替所があるところがありますし、VISA plusに対応したATMがあるので、現地通貨を引き出すことができます。
私がナイロビで使うショッピングセンターはこちらです。滞在されるホテルの近くのショッピングセンターに行かれるのがよいかもしれません。
Yaya center
Lavington mall
The Junction mall
Sarit center
The Hub Karen
他にもたくさんあるので、ホテルの方に聞くのが良いと思います。

ホテル

ケニアではホテルに荷物を置いといて、盗まれるというのもよくあります。持ち歩くのは危ないけど、ホテルに置いておいても危ないし(笑)

ホテルに荷物を置いておく場合、貴重品(お金、パソコン)は鍵のかかるスーツケースやバックに入れましょう。私は、ケニアの地方ホテルに泊まる際は、ボストンバックに南京錠をつけて、ボストンバックをさらに自転車の鍵でテーブルやベッドに繋いで持っていかれないようにしました。ナイロビの8000円以上するようなホテルなら、スーツケースに貴重品を入れておけば十分かなと思いますが、安いホテル、Airbnb、地方のホテルの場合は、いつ従業員が裏切るかわかりませんので、注意してください。貴重品がホテルスタッフの手に届く場所にある場合、それを盗まれた場合は、あなたの責任です。そこに金目のものがあるのなら、取ります(笑)

写真撮影禁止

ケニアではテロ対策のため、あらゆる場所で写真撮影が禁止になっています。道端で写真を撮るのは、携帯を取られるという意味でも危険なので、やめた方がいいです。写真撮影をしているのを警察に見つかったわいろを請求される場合もあります。

ガイドさんや現地の人が一緒にいる場合は、ここで写真撮影がOKが聞いてみるといいと思います。

タクシー移動

首都・ナイロビは、基本的にタクシー移動です。街の中を歩いてゆっくりするという観光は地方に行かないとできないです。

タクシー犯罪がケニアは少ないので、タクシーで移動すれば安心です。しかし、慣れない場所だとタクシーを呼ぶのに自分のいる場所にきてもらえなかったり、到着した場所が違う場所で、歩かないといけなくなったりするので、気を付けましょう。

私はホテルからスーパーが10分であれば歩くこともありますが、おすすめしません。私はその辺の地理を把握していて、その場所その時間に人が通りがある等の条件で昼間だけ歩きますが、旅行客の方はその感覚がないので危険です。旅行客とケニアに住んでいる外国人の見分けも付くので、すぐにカモられます。

そんなに頭がいいなら他の仕事ないのかと思うくらい巧妙です(笑)ナイロビの犯罪者は、戦略を立ててグループで仕掛けることもあるので、一人に声を掛けられているうちにバックから財布を取られることもあるので、バックは自分の胸の前にあるようにしましょう。

英語でOK

ケニアはアフリカの中でも英語が話せる人が多く、ナイロビで観光客が行くようなホテルやスーパーでは英語が通じるので問題ありません。現地では英語、スワヒリ語公用語のほかに、民族の言葉であるキクユ語、ルオ語等々が話されます。

『じゃんぼ!(元気?)』と言われたら、『サラマ!(よいよ)』と答えてあげましょう。

携帯電話のSIMカード

ケニアの最大大手サファリコムSIMカードを作るのがいいと思います。ケニアで一番使われているMpesa(モバイルマネー)使えるという理由です。

そして空港のサファリコムでここまでやれるといいです。
①シムカード作り
②Airtime(通話)とBundle(インターネット)を買い、
③Mpesaをアクティベートしてお金を入れておく

①シムカード作る

ナイロビの空港に着いたら、出口の外にあるサファリコムショップでシムカードを作るのがいいと思います。他のお客さんもいれば混んでいると思いますが、私は前に1人いて、30分くらいで作れました。作成にはパスポートが必要です。シムカード登録してすぐにネットが使えるようになりました。空港ですぐシムカードが作れれば、インターネットが使えるので、そこでUberを使って、空港からタウンに移動することができます。空港には沢山タクシーがいるので、値段交渉しても良いですが、だいたいUberより高いです。そして、空港からホテルに移動してから、近くにあるサファリコムを探して、シムカードを買いに行くというのも面倒なので、空港でシムカードを作るのが手っ取り速いと思います。

シムカードにはPINコードが必ずあります。携帯の電源が切れてまた開く時にPINコードが求められます。忘れてしまうとシムカードが使えないので、PINコードが書いてあるカードの写メを撮っておくのがいいと思います。

Airtime(通話)とBundle(インターネット)を買う

シムカードを購入したら、Airtime(通話)とBundle(インターネット)を購入します。滞在日数に長さによって、決めるのがいいと思います。空港では通話とインターネットがパッケージになっているものがあるので、初めての方はそれで買うのでもいいと思います。Airtime(通話)とBundle(インターネット)をそれぞれ必要な分だけ個々で買う方が安いと思いますが、ちょっと面倒です。

シムカードを購入する際には、現地通貨のケニアシリングが必要になります。事前に空港で両替するか、ATMから引き出すのがいいと思います。

③Mpesaをアクティベートしてお金を入れておく

サファリコムでSIMを買った後にMpesaを使いたいからアクティベートしてとお願いしてください。そうするとモバイルマネーが使えるようになります。Mpesaにお金を入れておくと、

●追加でAirtime(通話)とBundle(インターネット)を買いたい時に使える。
●買い物やレストランの支払いで使える。(現金で持ち歩かなくていい)

ということでできるのでおすすめです。
Mpesaにお金を入れたり、引き出したりするのは街にあるサファリコムと書いてあるキオスクでもできますが、これもまた面倒なので、空港でやりましょう。
『Can I deposit 3000Ksh to Mpesa?』と聞いて、好きな金額を入れておくといいでしょう。Mpesaは、道端のお店以外なら、レストラン、スーパー、タクシーでMpesaが使えるので、沢山現金を持っておくより、Mpesaに入れておくがの安心です。

私は空港のATMで40,000シル(約4万円)下ろして、20,000シルをMpesaに入れて、20,000シルを手元に持っていました。

必ずMpesa用の4桁のパスワードを設定するはずなので、忘れないようにしてください。パスワードがないと支払いや送金ができなくなります。

こちらの動画でも使い方が説明されているので、参考にするのがいいと思います。www.youtube.com

タクシー

ナイロビや地方都市では、Uberが使えます。ナイロビであれば、UUberで移動できるので非常に便利です。また、Boltというタクシーアプリもあるので、ダウンロードして登録しておくと良いと思います。ナイロビ郊外だったり、早朝だったりするとタクシーが走っていない場合もあるので、念のため他のアプリもあると安心です。

Uberを使う場合には、現金、クレジットカード、Mpesaで支払いできますが、タクシーを呼ぶ前に支払い方法は設定されているので、途中で変更するができませんので注意を。クレジットカードを登録しておくと、毎回現金で支払っておつりがないというくだりをやらなくて済むので、お勧めです。しかし、タクシードライバーによっては現金で支払ってほしいという人がいます。迎えにきたけど、クレジットカードなら嫌だと言ってキャンセルする場合もあります。それは諦めて次のタクシーを探してもいいと思います。

注意①クレジットカード

クレジットカード払いの場合は、移動先に着いた時に現金で支払う必要がないので、『はい、着いたよ。じゃーねー』となるのですが、そこでちゃんとドライバーがその移動を終了させているか確認してください。終了していないとそのまま適当に走って、追加で料金を請求されることもあります。ドライバーが終了すると手元のUberのアプリでも完了で金額が出てくるので、それを確認しましょう。終了していない場合は、『Can you finish?』と言って催促しましょう。

注意②なかなかタクシーがこない

タクシーが近くにいてあと5分で来ると表示されているのになかなか来ないこともあります。道がわからない場合は、ドライバーがトイレに行ってたり、違うアプリで他のお客さんを乗せてたりします。GPSタクシードライバーが向かっているかどうかわかるのですが、5分以上動かない場合はキャンセルして他のタクシーを探すのでいいと思います。こんなそんなあるので、タクシー移動する場合は、早めにタクシーを呼んで移動しましょう

注意③外出先で迎えに来てもらう時

タクシーに迎えにきてもらう時に、GPSでどこにいるかタクシードライバーはわかっているはずなのに、地図が読めないので、どこにいるか聞かれます。なので、ドライバーが決まったら、すぐにメッセージ機能で、どこにいるか伝えてあげるのがいいと思います。「Hi. I am at *** Japanese restaurant.」と送っておくと楽です。

レストランやお店の名前を言っても、タクシードライバーが場所をわからない場合が多いです。レストランの人にタクシードライバーと話してもらって、場所を説明してもらうのがいいと思います。また、他のショッピングモールやスーパーでもビルのセキュリティーの人(警備服を着てる人)とかに電話を替わってもらって、現地語で場所を説明してもらえると簡単です。でも、道を歩いているその辺の人に携帯電話は渡さないでください(笑)。

携帯にダウンロードしておくべきアプリ

ということでケニアに渡航する前に、アプリを入れて、ログインしておきましょう。タクシーアプリに関しては支払い方法をクレジットカードに設定して、クレジットカード情報を入れて登録しておきましょう。空港ですぐUberを呼べます。

タクシー会社
Uber 
Bolt

携帯電話会社
Safricom
Mpesa


ということでボリュームたっぷりになってしまいました!
ケニアに関わらず、旅行はしっかり計画を立てて安心していけることで、楽しめると思いますので、最新情報を確認しつつ、渡航を楽しんで下さい。

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