養生多用布について。

養生多用布は、オーガニックコットンのものすごく大きいストールです。136×136センチ。

これを作ることとなった経緯はですね。

2014年に札幌国際芸術祭が開催されまして。

これの公式グッズに、ルイ・ヴィトンとmoretreeeのコラボ大判スカーフがあったんですよ。

わたし、当時妊婦だったのですが、どうしても見たい公演があったため札幌まで行ったのですよ。モエレ沼公園まで。

……なんやかやありまして、その公演は悪天候で中止になっちゃったんですが。見たかったなあ……。

次の日、札幌のチカホでスカーフを買ったのです。たいへんでかい、薄い、きれい。

その後、このスカーフが大変便利であることが判明。大きいけれど畳むと小さくなる、大きいから羽織れる、コットンだから洗える、風呂敷代わりに使える、子供が寒いといったらコート代わりに包んでやれる、雨よけにもなる、よだれも拭ける(笑。

アジアの文化で「多様布(たようふ)」と呼ばれるものそのものの使い方が可能なんですな。

コットンである強みが自宅で簡単に洗濯が可能なこと。風呂敷でもいいかなと思ったのですが、風呂敷だと厚みがあったりでスカーフとして使うにはちょっと不向き。手ぬぐいは幅が決まってる。

……それで、探してみるとこの大きさのスカーフってどうやら市場に存在していないのですよ。いろいろ調べても、やっぱりない。生地が、ハンカチに使われるようなコットンのごく薄くて肌触りの良いものなのです。

うーん。ウチで同じようなのを、オリジナルのが作りたいなあ。思い切って……坂本龍一さんのマネジャーさんに「このスカーフ、どこが作ったのですか?」と聞いてしまいました。そうしたら、「ルイ・ヴィトンさん本体なんです~」とのお話で。

……あはははは。教授なら話も通るだろうけどー。そう簡単にヴィトンにオリジナルスカーフ作ってもらえないわ~。

……ということで。いったん挫折。でもあきらめなかった。

その後、ウチのアロマセラピスト&バーアスティエ講師である岡田先生(元・アパレル勤務)のツテをたどり、某大手百貨店の方を紹介していただき、ごくごく個人的に動いてくださって、ようやく、ようやく、このスカーフの反物を探し出していただいたのでした。

どれだけ探し回っても、この幅でこの質感の反物は、これしかありませんでした。

この大きさでこの質感のスカーフは、ルイ・ヴィトン×moretreeのあのスカーフ以外、ウチの養生多用布だけしかありません。

夏の冷房対策にはちょうどいいのですよ。厚みといい、軽やかさといい。シフォンだと薄手すぎるし、洗うのが面倒。ウールは冬以外は暑苦しい。寒い所以外ではバッグの中にしまっておきたい。軽装でも、これ一枚を持ち歩くだけで、夏場の冷えを防止することができます。

実際、私は真冬以外はこのスカーフを使っています。今日も少し肌寒かったので、しとしと雨が降る中、養生多用布を首に巻いていました。薄手のコットンなので、湿気があっても蒸れる感じがなくていいのです。のぼせやすい体質の方は、真冬の電車・バス通勤にはもってこいだとのこと。暑さで息苦しいという感じが出ないそうです。

コットンなので、汚れたら洗えばいいです。洗うと質感が変わっていきますが、柔らかく肌なじみがよくなっていきます。

お申込みはこちら。200枚足らずの量しか作っていません。

色は4種類。青は藍、桃色はインド茜の天然色素で染められています。

一枚ずつ製品染めされているため、二枚と同じものはありません。

一枚一枚がオリジナルです。天然染料のため、洗濯すると少しずつ退色します。風合いを楽しんでください。




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若林理砂

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