見出し画像

KlayrとかL1とかL2とか整理しとこう的なやつ

LiskがL2に移行するとか、Klayrってプロジェクトが出来るとかなんか色々情報が飛び回ってますが、「技術的な部分の話っぽいし正直よくわからん…」な人いると思います。
ということで、とりあえずざっくり整理しとこうよっていうのが今回のnoteですよー。

参考記事としてはこの辺 (Lisk公式ブログ)


そもそもL1とかL2ってなんなん?

L1、L2 を Lisk1、Lisk2と思っている人いません?
ちゃいますよー。レイヤー1、レイヤー2の略です。
(正直なところLisk1、Lisk2でも文脈が通る気もするけど)

レイヤー
簡単にざっくり言うと階層構造

イラストを描いたりする人がぱっと思い浮かべるあのレイヤー。
IT的な話で言うとOSI参照モデルで出てくるあのレイヤー。
情報処理試験間際になると多くの技術者が唱えだす謎の呪文「アプセトネデブ」覚えてますか?
決してコスプレイヤーではありません。

で、ブロックチェーンというかクリプトというかその辺の界隈でいうレイヤーはだいたいざっくりと以下のイメージです。
詳しく知りたいひとは自分でしらべてw

  • L2はL1上に、L3はL2上に、L4はL3上にといった感じでの階層構造

  • L1 ⇄ L2 ⇄ L3 のように相互取引が可能

  • スケーラビリティ問題を解決
    秒間取引数に限界があるため、L2、L3に取引を分散
    取引数増加に伴う手数料高騰の抑制
    などなど

L2に移行っていう意味がわからんのだが?

現在のLiskは特定の基盤上に存在するものではないのでL1のアプリケーションですが、これがL1上に構築されるアプリケーション(L2)に変わるってことです。

で、その移行先の基盤(L1)がEthereumです。
なので、EthereumのL2となったLiskのトークン(LSK)はERCトークン(ERC20)になります。

Klayrってなんなん?

現在のLiskを引き継ぐ形で発生するフォークプロジェクトです。
公式サイト: https://klayr.xyz/
Discord:http://klayr.chat/
X(Twitter):https://twitter.com/KlayrHQ

Liskコミュニティメンバーであるmoostyチームが引き継ぎました。
(しばらくはLiskチームからの技術・資金などのサポートがあり)
日本国内の取引所がKlayrをサポートするかは現段階で不明です。

L2に移行されるとどうなんの?

こんな感じになります。

Lisk(L1):現Lisk
Lisk(L2):EthereumのL2に移行したLisk
Klayr(L1):現Liskを引き継いだフォークプロジェクト

Lisk(L1)が移行ブロックに到達すると、EthereumのL2となったLisk(L2)とLisk(L1)を引き継いだKlayr(L1)に別れます。
(Lisk(L2)とKlayrが同時発生するかどうかは不明(2024/04/25修正))

Lisk(L1)のチェーンは移行後にLiskとしては終了です。
「L1のLiskこそが真なるLiskだ!」と言う誰かがシードノードとなりチェーンを存続させたとしても、L1はKlayrが引き継ぐしLisk公式はL2のみをサポートするのでフォークプロジェクトとして扱われるはず。
もちろん、取引所もサポートしないでしょう。

持ってるLSKはどうなるん?

L2移行前のある時点(2024/04/11時点未定)ブロックの高さ:24,823,618(2024/04/25修正)でスナップショットが作成され、その時点で保有していたLSKが LSK(L2移行後のLiskのトークン) と KLY(Klayrのトークン) になります。

LSK(L2移行後のLiskのトークン)について
ERC20のトークンになります。
L2移行後にLiskポータルから請求することでスナップショット時点の保有LSKと同量受け取ることができます。(請求期間:2年)

KLY(Klayrのトークン)について
移行直前にスナップショットが作成され、その時点のLSKが自動的にKLYに変わります。(L2のように請求する必要はありません)
※Klayrへの移行はLisk v3→v4 のアップデートで使用された移行ツールを元に作成され、移行プロセス中にアドレスやティッカーがLSKからKLYへ置換されます。

おわり

なんとなくわかった気になったらOK


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?