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2ヶ月、MODをしてみた感想。

ここ最近noteの更新が滞っておりましたが

ちょうどこの期間、MetaForestという、木を育てて戦うBCGプロジェクトで「MOD」をしていました。

https://metaforest.fun

このMODとは、モデレーターの略で、BCGやDefiなどのDiscord上において、プロジェクトと参加者の間に立ち、適宜情報の共有や説明、質問対応など、コミュニティ運営におけるコミュニケーション全般をサポートをする存在です。

今回は、このMODを実際に2ヶ月やってみて感じたことについて、まとめてみました。「MODってなんだろう?」「ちょっと興味ある」という方々の参考になれば幸いです。


※ちなみに、私は自分からやりたい!とお願いしたわけではなく、MetaForestのコミュニティマネージャーから直接MODのオファーをされた側ですので、それを前提に読んでいただけたら幸いです。


MODのメリット・デメリット


メリット

⚫︎プロジェクトに誰よりも詳しくなれる
誰かに説明する立場になることで、責任感が生まれ、それにより解像度の高い知識が身につく。また参加者からの質問で逆に自分が勉強になることもある。

⚫︎Discordレベルがとんでもなく上がる
チケット対応や質問対応によりDiscordレベルがどんどん上がっていく。(とはいえMODがレベルを上げる意味はあまりない)

⚫︎ 英語の勉強になる
英語のインプット、アウトプットを大量にできるので、英語の勉強になる。即返答しなければいけない状況がgood。

⚫︎Web3.0を実感できる
何よりもこれ。Web3.0という新世界の日々のスピード感や、コミュニティとの双方向感、プロジェクトが今まさに成長していく様などを、1番近くで実感を伴って体験できる。実際MetaForestは、私がMODになった頃は参加者が200人に満たなかったが、今では20000人のコミュニティになっています。

デメリット

⚫︎単純に時間めちゃ取られる
私の場合、日本語対応のMODが私だけだった。これは要するに24時間対応と同義なので時間的な意味で大変。

⚫︎無給
24時間対応を求められる一方で無給。やってることの量と質から見てもコスパは悪い。

⚫︎モチベーションの維持が難しい
MODが裏でやっている作業や努力は、表には伝わらないので、感謝や評価をされない。


MODって何するの?

これは私が参加したプロジェクトで、且つその中で私がしたことなので、あくまで一例として紹介できればと思います。

基本編

❶全体アナウンスを日本語に翻訳し、日本語チャンネルでお知らせ

❷日本人は勿論、英語圏の人たちの質問対応

❸WLをはじめ、discord上でのロール付与

発展編

❶コミュニティ初の他言語版資料作成

❷Discordでのイベント企画

❸AMA文字起こし

❹外部コミュニティ向けの資料校閲

❺コミュニティマネージャーのメンタルケア

発展編については、自主的にやったことになります。その他にもイベントカレンダーの導入提案などDiscordチャンネル内のインフラ整備もしました。

(以下事例)

❶Discordロール一覧 (日本語ver.)
❷ステッカーコンテスト企画


MOD適正診断

私の独断と偏見で適正について軽く触れておきます。

MODに向いている人

・時間が有り余ってる大学生

・向学心がある人

・誰にも言われなくても、自ら考え、行動や提案できる人。ベンチャー気質な人。

特にやることのない大学生には、まーじでオススメ。何より私がMODをやり始めた当初の印象は「これ、インターンシップだ。」でした。もし、これからWeb3.0やその関連業界で働きたいと思っているのであれば、片っ端からMODをしてみたらいいと思う。それが最悪何にもならなかったとしても、本場の知識と経験だけは手に入れられるから。大丈夫、時間があるというだけで君は最強だ。

MODに向いていない人

・受け身の人は向いていないかも

・単純に暇じゃないと、できないことはないが、向いてはいないかも

・ストレス耐性が低い人

人によっては身体的にも精神的にも病むと思うので、これらの人は控えたほうがいいかも。


🙍‍♀️私まだ知識が少ないから〜

L : 仮想通貨界隈に今年の5月から参加したような若輩者の私でもできました。

🙍‍♂️英語得意じゃなくて〜

L : 私も英語喋れません。DeepLさえ使えれば何とでもなります。

私なんかが〜なんて気にしなくていいです。そのプロジェクトのMODをやりたいと思ったら、今すぐDiscordでチケット出して熱意を伝えてみましょう!


報酬

さて、皆さん地味に気になるであろう、MODをすることで得られる報酬についてもお伝えします。これも私が参加したMetaForestの場合のお話です。2ヶ月間、リアルの仕事以外の時間を全てつぎ込んだMODの仕事で得た私の報酬は

🥁

🥁

🥁

Freemint権 1つ 👏👏👏

笑。



あとがき

少しでも同情してくださった方は、この先の正直な感想という名のボヤきを読んでもらえたら嬉しいです。

結論から言えば、MODは無給でやるような仕事ではないというのが私の意見です。もちろんフリーミント権だけでもないかなと。ここは改善されなければならないと思っています。

なぜか。

最もコミュニティを育てているのは、間違いなくMODだからです。

Web3.0においてDiscordという場は、まさにコミュニティそのものであり、双方向的にコミュニティを創り上げていくWeb3.0において、MODというのは非常に重要な役割だと言えます。

毎日長い間コミュニティに居て、参加者とコミュニケーションを取り合い、プロジェクト側から依頼された仕事をこなしつつ、自ら企画や改善案などの提案もする。つまり、どの参加者よりもそのコミュニティに貢献していると言えます。
(他参加者同様、日々プロジェクトのアップデートを追いかけ勉強するのはもちろんのこと)

このようなMODへの認識を持っている人はどれだけいるでしょうか。

むしろ相手を人間と思わず、ガキみたいに自分の感情をMODにぶつけていませんか?

これは私が観測した範囲にはなりますが、どのDiscordチャンネルにおいても、特に日本人は普段コミュニティに顔を出したり盛り上げたりしていないにも関わらず、催促や文句は一丁前という参加者が相対的に多い印象があり、お客様精神強めです。これはWeb3.0の世界では正しい姿勢とは言えない。

そもそも、"常にDiscordにいて、質問してもすぐに返ってくる"、そんな完璧なMOD像があるのだとしたら、それは1日の全てをそこに捧げていないと不可能です。無給のMODにそれを求められますか?

私がMODをしていたMetaForestにおいても、日本人は400人ほど参加していたものの、いつも顔を出したり、コミュニティを盛り上げようとしていただいた方は平均して10人程度でした。そしてだいたい催促や文句を言ってくる人というのは、その人たちではないんですね。

もちろん人それぞれプロジェクトの優先順位がありますから、コミュニティに毎日頻繁に来ることを求めているわけではないので、そこは誤解なきようお願いします。

あくまで意識の話です。私はプロジェクト側、参加者側、双方の「MODに対する意識」に問題提起をしているということです。

Web3.0の世界は、今まさに文化がつくられている最中であり、整備されていない部分があって当然です。これから長い時間をかけて育っていくことでしょう。

ただ、この意識の部分については、誰でも明日から変えることができます。

私としては、プロジェクト側も、参加者側も、今後のMODに対する意識が少しでも良い方向に変わればいいなと思い書かせてもらいました。

今回は以上になります。

ここまでお読みいただきありがとうございます。
noteもぼちぼち更新していけるよう頑張ります💪


LislandR.

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