言葉遣いへのこだわり・・・

私の趣味の一つに将棋があります。まあ、noteのプロフィール欄にも記してますが。
最近では、ネットでタイトル戦や順位戦などの棋譜中継もされるようになり、各地で行われるイベント等も盛り上がり、更にはニコ生でも重要コンテンツの一つと認知されている状況になっています。
因みに、最近のニコ生での状況を簡単に説明すると、先日9/4(木)に行われた「王座戦第1局 羽生王座vs挑戦者豊島七段戦」のニコ生中継の記録を以下に記します。(放送は09:00~21:23/数字は9/7 15:30時点までのもの。)

視聴者数=223,540人(=延べ人数)、
コメント数=149,534、
タイムシフト予約数=13,606
という数字でした。
そう、平日にも関わらずです。

昔自己紹介などで「趣味は将棋です。」と言いづらかった頃を振り返りますと隔世の感があります。良い時代になったとしみじみ感じてます。
もちろん私もその日は帰宅後、何はなくとも対局のネット観戦をしてました。

当然この投稿を読んでくれている方々には、将棋にとても興味がある方、多少ある方、全く興味がない方と色々な方がいると思います。
そこで質問です。次の文章中の誤りを指摘してください。

「彼は犯行時刻と推定される時間帯は、ちょうど一人暮らしの自室でネット対局のできるサイトで将棋を打っていて、アリバイを証明してくれる人間はいなかったのである。」





さて、お分かりになったでしょうか?
将棋ファンの方はたぶんニヤニヤしていることでしょう?詳しくない方は別に変な所あるかしら、と首を捻っているかもしれませんね。
誤りは「将棋を打つ」という表現部分です。正しくは「将棋を指す」という表現です。
もっと正確に説明すれば、将棋の対局を行うことは将棋を「指す」、盤上の駒を動かすときも「指す」、ただし持ち駒(駒台の上にある)を使う時は「打つ」という表現をします。
「言葉遣いひとつの事で大した問題ではないんじゃないのでは」と感じた方もいたかもしれません。
いえ、正直に言ってもらってかまいませんよ。怒りませんから。

昔から将棋好きの人間の立場から言わせてもらえれば、ここ最近将棋が色々と取り上げられて話題になる事自体は、とても喜ばしいし嬉しいのは本当です。
ただ、題材として取り上げてくれるのは良いけど、本当に理解しようという姿勢があるのかなと首をひねらざるを得ない場面もしばしば見かけます。
小説や漫画やアニメやTVドラマなどの題材に将棋が取り上げられることを知ると、たとえ短いシーンでも注目し、どのように描写されるかを楽しみにしています。
伝統はあるけど地味で長年マイナーな存在ということを自覚しているからこそ、余計に取り上げてくれることをありがたく感じ、楽しみにしているという気持ちは理解してくれるでしょうか?

ここまで読んでくれた方の中で、勘の良い人は既に気づいているかもしれません。
あえてタイトルは伏せますが、最近TVで放送されたアニメで将棋ファンが残念に感じたものがありました。アニメなんだから細かい点について文句を言うなという意見の方もいるとは思いますが、もしも将棋ファンだったら、そのアニメ自体は面白いと評価していたとしても、将棋ファン目線で観れば、「ああ、将棋について理解のない(又は理解しようとしなかった)スタッフが作ったアニメ」という評価になってしまうぐらい初歩的な言葉遣いの誤りは罪が重いのです。
決して怒っているのではなく非常に残念な気持ちでいっぱいなのです。


そういえば、以前将棋についての投稿をしてますので、この機会に読んでくれると、とても嬉しいです。

「ある将棋クラスタの男のある一日。」|リスモ|note 


こちらからは以上です。m(_ _)m

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