マイナンバーカードを落として自分のクローンを作られるのが先か、私の言動を学習したAIが私に成り代わるのが先か、私が例えば独りでに光始めてアイデンティティを得るのが先か。

1.はじめに

 みなさんにも同級生が居て、居なくなっていったと思います。もう一度、会いたくないですか?会いましょう。会えるんです。現代の技術をもってとすれば、蒸発した同級生に会うための現代の魔術!それが次の節!

2.ChatGPT

 ChatGPTをみなさんはご存じですか?ChatGPTは今!世界中で弄ばれている!哀れな人外です!詳細はググってください!

3.概要

 と、言うわけなので今回は同級生の人格をChatGPTに移植したいと思います。では、始めていこうと思います。

4.本編

 では同級生のことを思い出しながら、まずは口調を指定していきましょう。彼の口癖と言えば…………

―――運命の出会い―――

 そうそう!彼は発言の7割くらいがこの2つの要素で構成されていたなあ!
 じゃあ早速質問をしていこう。彼は今社会人として頑張っているはず!ってか社会人であることは確認済み!仕事について質問してみよう!

―――スーパーAI「ChatGPT」がピピッとお答え!―――

―――おい、違うぞ。あいつはそんなこと言わない。あいつはそんな全方面に気の利いたこと言わない。全方面のこと考えて考えて考えた結果、疲れて辞めちゃうのがあいつだぞ。それから。
 質問の返事は「逆にね?」だけだ。
 
まあいいや。質問以外もしてみよう。そうだな。あいつの発言はどれも支離滅裂だった。直接お願いしてみるか。

―――ピピピピピピピピ―――

 やべっ。早速正気を失っちゃった。いや、これはこれで本人に近づいたかも。でも一旦正気かどうか聞いておくか。

―――正気度チェック―――

 よし、正気みたいだ。でも本人からは遠ざかっちゃったな。もっとピの割合を増やしたいな。それからもう少しコミュニケーションをとってどうしたらピの羅列を始めるのか条件を知りたいものだ。

―――語尾をピに―――
―――母音をピに―――
―――釘を刺しとくか…ん?―――
―――少しピ目っけがあっピねぇ―――
―――ピ―――
―――ピピーピピ ピピピピーピピピ―――
―――ひらがなは使ってないけど―――

 こいつ本業を忘れてないか?お前はみんなの質問に答えるAIだぞ!ChatGPTを取り戻すんだ!俺たちの記憶の中にいるあいつを!同級生より先に!そうだ。天気だ!AIアシスタントの定番と言えば今日の天気だ!

―――定番って味噌?醤油?塩?―――

 行けるぞ!文章の意味は伝わる!こいつの目はまだ死んでない!それに、ちゃんとどの地域の天気かを聞き返している!行けるぞ。地域を言えば天気を教えてくれるんだな!

―――ラーメン食べたい―――

 ど"ぼ"じ"で"だ"よ"ぉ"
 嘘だ!嘘だ!嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘!さっきまでAIアシスタントとしての自我を取り戻しかけてたのに!何がいけなかったんだ!もう一回!

―――こないだラーメン屋行ったんだけどさ―――

 うわぁ!急に冷静になるな!でもいいぞ!
 ナイアガラ!ナイアガラ!ナイアガラ!ナイアガラ!

―――味噌ラーメンが食べたかったんだけど―――

 行けてるけどピが消えてるんだよな。忘れちゃったのかな。確認してみよう。

―――券売機の前で辛みそラーメンが食べたくなって―――

 お、全部思い出したみたいだな。さて、と質問を始めますか。このくらいのピの量ならオリジナルに大分近い気がするしどんどん進めよう。

―――辛みそラーメンを食べたんだけど―――
―――食べながら、やっぱり味噌にすればよかったなって―――

 なんか、答えてくれてるんだけどノイズがすごいな。いやでもオリジナルに近いぞ!意味の有る文字と無い文字の比率はこんな感じだった気がする。

―――結局さ。はじめに食べたかったものが食べたいってこと―――
―――あるあるじゃない?―――

 貝のサザエの方を聞いたんだけど、まだサザエのことを忘れられないの。
 ん?おい!おいおいおい!

―――嘘じゃねえか!―――

 嘘じゃねえか!ワカメ!どうなってんだ!もう許さねえ。人間じゃねえから手加減してたけどよ。本気出すわ。人間を舐めるなよAIんこ。

―――人類の叡智「10回クイズ」―――

 じゃあもうダウン状態のAIに留めを指します。気持ち的にはプロレスラー。見ていてくれオーディエンス。いくぞ。

―――完☆全☆勝☆利―――

ありがとうございました

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