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松戸21世紀の森と広場と千葉大学園芸学部訪問

12月14日は1日松戸市へ。1日で22000歩歩いてしまいました(^^;)

緑の美しい21世紀の森と広場

午前中は21世紀の森と広場の環境学習活動や公園運営に関わっている自然観察指導員、森林インストラクターのメンバーのお二人と公園内を歩いてきました。

「はなもく散歩」の目指すところを深く理解下さり、応援してくださるお二人。

公園の木々を観察しながら、もし採用された場合、どんな効果があるのか、どんな活用方法があるのか語り合いました。

気が付いたら3時間も歩いてました(^^;)

今年一番の寒さと土砂降りの雨の中でしたが、話に夢中になって楽しくて全然寒さは感じませんでした。(お二人は寒かったと思います。強行してしまい申し訳ありません)

あの中、最後の黄葉・紅葉が美しかったです。

水の豊かな21世紀の森と広場ではイロハモミジの紅葉が最高に綺麗でした。
ロウバイは花の真冬に咲く蕾が大きく膨らんでいるのに黄葉まっさかりでした

千葉大園芸学部三島先生よりたくさんのヒントをいただく

そして午後は千葉大園芸学部の三島孔明先生の研究室へ。

三島先生の研究のテーマはまさに環境教育。

「はなもく散歩」の仕組みや意義について、お話させていただきました。

千葉大学園芸学部准教授三島先生

三島先生は中学、高校教育に実際に携わられた経験もお持ちで、「はなもく散歩」が中学の教育に適していることを教えてくださいました。最初の導入時点では、まず担当教員だけで進められるようなプログラムを用意することがキーになる、といった具体的なおアドバイスも頂きました。

また自然の中を「歩く」ことを前面に出すことにより、より「はなもく散歩」の健康への良さを多くの方に理解してもらえるのではないかというご意見も頂きました。

今後の進め方になる素晴らしいヒントを頂きました。

共同研究の可能性もさぐってくださるとのこと。今後が楽しみです。

自然体験の不足が子供の成長に大きな影響を及ぼす

三島先生とのお話の最後に、『「はなもく散歩」の良さを幼児を持つ親御さん達にどうアピールするべきか』というご相談をしたところ「子供の感性を育てるといった感じでしょうか」と私からお話したところ「それは、科学的に証明することは難しい。でも自然に触れることが子供達に与える効果は計り知れません。多様な自然をありのままうけいれること、多様なものが存在するがゆえの単純に解決できないことがあることを理解すること、それを受け入れた上で自分で課題を設定し、ためし、やり抜くことの難しさと面白さを知る事・・・与えられた課題だけをやりこなしてきた今子供達にはそういった経験が不足し、今深刻な事態になりつつあります。」と語られました。

「はなもく散歩は、ありのままの自然と若い世代が向き合う機会をつくる大変すばらしい仕組みだと思います。」というコメントも頂きました。

今求められるのは緑地そのものの価値を上げ、利用者を増やす仕組み

折しも、創設以来遊具のなかった21世紀の森と広場に大型遊具が建設されたばかり。利用者の拡大につながったものの昨日お会いした3人の方々は皆「緑地に残された貴重な自然の価値の理解をすすめ、緑地のの活用を高めながら、地域全体で守っていく流れはできないか。」という共通の問題意識をもたれていました。

この問題は、今日本全国の公園に共通することだと思います。

はなもく散歩は、その解決の糸口となると信じます。

NPOリトカル代表 中田


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