突然悲しくなったことがあるので、皆に聴いてほしい。

これから、本当の素の私の言葉で、想いを綴ります。どうか、最後まで、聴いてほしい。たった今とても哀しい気持ちになったのです。

我が子が、私が教えたこともないような言葉を、次々と喋るようになった。保育園で習ってきたのだろうか。それとも、いつも観ているYouTubeのビデオから覚えたのだろうか。

一人で、ごっこ遊びができるようになり、歌を歌うようになった。感情表現も豊かで、自分の意思があり、可愛い可愛い盛りだ。「遊ぼうよ〜。」我が子ははっきりとした言葉で誘ってくる。

だけど私はいつも物書きや絵に夢中になってしまい、この子と遊んであげる時間は圧倒的に少ない。

私がこの子を抱いて寝かしつけている時間ですら、私は次に書く文章、絵のことを考えて上の空になってしまう。この愛しい我が子を抱きながら。

この春からの、私達の生活の変わりようは凄まじかった。育児休暇という24時間、子供と一緒の生活から、仕事という自分の時間を手にする生活へと、変わったのだ。

私は仕事にのめり込んだ。毎日が楽しくて楽しくて仕方なかった。また、自分の頭で考え、学び、自己表現できて感謝される、仕事のフィールドに戻ってこれたことに。同時に、イラストとエッセイの活動、SNSでの活動を加速させた。

深夜まで仕事の勉強をこなしつつ、アート活動に精を出した。育児休暇中には得られなかった達成感、充実感で毎日が溢れていた。

ただ、ふとこれで良いのだろうかと、胸をつく寂しさとたまらない悲しさがよぎることがある。

今日も我が子は、私が教えたこともないような言葉を、次々と喋っている。私が別のことを考えながら上の空で遊びの相手をするものだから、機嫌を損ねて夫と遊びに行ってしまう。そんな時、なんとも言えない気持ちになる。

私は、こんなにも愛らしい天使の、今しか見られない笑顔の前で、一体何をやっているのだろうと。

ああ、言い訳をさせてほしい。私は育児休暇中、産後うつを患っていた。外に出たくても家から出られない辛さ、やりたい事が思うようにできない苦しみ、子育てのために自分のやりたいことの全てを犠牲にしたという絶望感。我が子とは毎日一緒に居られたし、毎日のお世話は付きっきりでやった。だけど私の心は、幸せとは程遠かった。

いつも、こんな風に思っていた。「誰か助けて。誰か手伝って。外に出たい。私の人生はこんなはずじゃない。」一人で外に出られるのは、2-3時間がリミットだった。自宅に帰るといつも、我が子は私を待ちかねて泣いていた。

私はずっとずっと、我が子を愛していたし、今も愛している。

けれども、きっと支えきれなかったんだと思う。この愛おしい、世界でたった一人の大切な命の全幸福と全責任を、私一人で背負い込むのには重すぎたのだ。私は壊れかけていたのだ。

そんな絶望的とも言える状況から、私は社会復帰を遂げた。とても幸せなことだ。何を欲張りな悩みだと、お叱りを受けるかもしれない。

けれど、私は迷っている。悩んでいる。我が子と本当にちゃんと向き合えているかどうかを。ちゃんと、愛せているのかどうかを。ちゃんと、愛していることが伝わっているのかどうかを。今も、悩んでいる。

この子と、もしもきちんと意思疎通ができるのならば、今、聞きたい。「あなたは今、幸せ?」もしもそうでないなら、「ママに何をしてほしい?」「何をしている時が一番楽しくて、幸せ?」「日中、保育園寂しくはない?」「ママはあなたに寂しい思いをさせてはいない?」



この子が天使のような愛らしさを振りまく時間は一瞬で、刻一刻と瞬間が砂時計のようにこぼれ落ちていくのは、分かってる。

私が仕事や趣味や表現にのめり込むことで、この子に向き合えていない瞬間があることも、分かっている。

だけれども、私にはそれがないと、生きられない。

私には私の人生を、諦めることは、できない。

だからこそ、たまらなく悲しい。

こんなことはどこまで行ってもエゴだということも、承知している。同時に、私は我が子をすごく、愛している。答えの出ないグレーな問だ。

私が我が子の全ての期待に応えられないからと言って、私が我が子を愛していない、訳ではないんだ。白黒きっちり分けられる、そういう問題でも、ないんだ。

自分のことを母親失格だと思うような日もあれば、しっかりと向き合ってあげられたと言える瞬間も勿論ある。子育ては、一筋縄では、いかない。本当にアンビバレントな問なのだ。

すやすやと眠る我が子の髪を撫でながらまた泣きたくなるような気持ちになる。

私はこの子を、愛しているんだ。

わが子を愛していない、大切にしたくないと願う母親が、世界中のどこに居るだろうか。誰しも、苦しんでいるのだ。伝えたくても伝えられなかった、伝えきれなかった愛と、自分自身の人生との狭間で。

明日こそ、眼を見て真っ直ぐと向き合ってあげたいと願う。明日こそ、渾身の絵を描きたいとも願う。そのどちらも、大切な真実で、人生なのだ。

Ver.2018.09.01

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リトマムの思考と哲学のふくろづめ

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コメント1件

久保さんありがとうございます!自分のありのままを書いたので、そう言っていただけて本当に嬉しいです!
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