改定もしママ

もしも、ママがうつになったなら? 〜インターネットできぼうをつくろう〜

デザイナー&クリエイターのリトマムです。

このたび、CAMPFIRE社と幻冬舎によるクラウドファンディング出版EXODUSの2次審査を通過することができました。

応募者は数百人にのぼり、その中の10名に選んでいただくことができました。現在、次のステップである7月8日から開始のクラウドファンディングに挑戦中です。

こちらでは書籍の序章を公開しているので、感想や推薦文をSNSに投稿していただいたり、7月8日情報解禁のクラウドファンディングのページ https://camp-fire.jp/projects/view/153505
のシェアをして頂けると、とても嬉しいです!
(ぜひ、#もしママ でつぶやいてくださいね★)

それではさっそく書籍の内容(序章)について始めていきたいと思います。

〜これは、産後うつを患った、わたし自身の人生の物語です〜

この本を、日本中のママ、パパ、孤独ときびしい現実に疲れきったすべての人、

そしてこれまでの人生でわたしに関わってくれたすべての人々にささげます。

《目次》 

序章】 〜ふつうに暮らしたいだけなのに〜(このnote)

第一章】 ブログ ~うつになったじぶんへの手紙~

第二章】 SNS ~こどくな日常、SNS、出会い~

第三章】 polca ~人をしんじることってなに?~

第四章】 note ~好きなことしちゃいけないの?~

第五章】 EXODUS ~ママがありのままでいるために~

【あとがき】


「たすけて…もう限界…だれか…たすけて…。」 

わたしは繰り返し携帯で電話をかけていました。夫に。母に。けれども仕事中の彼らからの返事は、ありません。おびただしい数がたまっていく電話のよび出し履歴。後ろには、火がついたような声で泣きつづける赤んぼうのわが子。そばに行って、抱っこしてあげなきゃ。アタマではそう分かっていても、身体が動かない。腕に力が入らない。立ちあがりたくても、立てないのです。

「わたしはダメなママ、わたしはダメなママ、わたしはダメなママ…!」 

自分自身を責めたてる声が脳の中によぎり、ズンとした衝撃とともに思考回路が真っ白になりました。パニック。だれか。たすけて、たすけて…。

泣き叫びつづけるわが子の声に、動かない身体を死にものぐるいで奮い立たせ、そばまで這っていきました。震えながら、やっとのことでわが子を抱き上げました。

夕方17時、夕焼け小焼けの鐘が鳴る。わたしは、生まれて数カ月のわが子を腕にだき、床に座りこんで動けず、もうろうとして時計の針を見つめていました。

1時間が、1日が、まるでろうが溶けるかのように、あとかたもなく消えていくのです。白い壁に囲まれた無機質な部屋の天井を見上げ、放心状態で何も言わずに黙っていると、生あたたかな涙がほほを伝ってゆきました。 

腕の中、鼻をつまらせたような、かすれたすすり泣きのような音をたてながら、懸命に乳に吸いつくわが子。

「ごめんね、こんなママでごめんね…。」 

むせび泣きながら、やわらかな赤ちゃんの身体を腕の中に抱きしめました。わが子はくったくなくゴクゴクと乳を吸いつづけ、安心した表情をうかべて、ほどなくして眠りにつきました。その幸福で罪のない表情を見つめると、なんとしてもこの子を守らねばならないという途方もない母性と、自分のなさけなさと、おろかさと、申し訳なさに押しつぶされそうになり嗚咽しました。わたしは。今、人生のしあわせの絶頂にいなければならないはずでした。 

これはもうかれこれ3年前の、わたし自身のお話です。

わたしの体験を読んで、あなたはどんなことを感じましたか?

どこか別の世界の話のよう?もしかすると、育児や家庭のハナシなんて自分には関係ないよ、なんて思った方もいるでしょうか。それとも、あなた自身も今まさにしんどい思いをかかえていて、ご自身のことのように深く共感されたり、心に痛みさえおぼえた方もいるのかもしれませんね。 

もしもあなたに恐怖心をあたえてしまったのなら、ごめんなさい。わたしは決してあなたに脅しをかけたい訳ではないし、怖がらせたい訳でもないんです。むしろ、以前のわたしのようにつらい思いをしている方が、これ以上、苦しまないで済むように願っています。そして、悩みを抱えている方に少しでも、明るい光や前むきな気持ちを届けたくて、これを書いています。

今日、切実に伝えたいことがあります。

それは、わたしが経験したことや、あなたが今まさに経験しているこの生きづらさは、けっして特別なことではないということなんです。これは、条件が重なれば誰にでも起こりうることなんです。あなたの隣の人にも。あなたの家族にも。そしてあなた自身にも。だれにでも起こりうることなんです。 

それは、ありふれたわたし達の日常に、用意周到に息をひそませて紛れこんでいます。隠れているからこそ、気づけないし、気づかれにくい。

・だれにも打ち明けられない人。

・自分の中だけに黒くうつうつとした気持ちを抱えこんでいる人。

・追いつめられた人。

そうした人がついに、心の病を患い、生きるか死ぬかのギリギリの淵をさまよってしまう。こんな悲しいことが、この日本でごくごく普通に起こっているし、起こりうるのです。この真実を、私たちはさも知っているかのように思いがちです。けれども本当に、その真の姿を知っていると言いきれるのでしょうか。 

これからみなさんに、大切な話をしたいと思います。


けっして他人ごとではない話を。以前のわたしのように孤独な子育てに苦しんでいいるママへ。そして、そうでない人にも。この事実を知っていてほしいと、わたしは痛切に願っているのです。

まずは、日本の子育てのリアルをここで見ておくことにしましょう。悲しいことに、日本は想像以上に、生きること、そして命を育てることが難しい国になってしまいました。わたしもそのことに気づいたのは、恥ずかしながら、子どもを産んでからのこと。何も知らずに生まれたてのわが子をだいて、子育ての道に、裸同然で放り出された後のことでした。 

私たちの多くが、自分には関係ない、と目をそむけてきた事実があります。

実は、日本の母親と父親は、空っぽの根なし草なのです。自身に属するコミュニティを持たない、どこにも拠りどころがない、そんな存在なのです。

これはどういうことを意味しているのでしょうか?それは例えば、こんなことがあっても、誰にも頼れないということなのです。

・子どもがどうしてもぐずって眠れない日がつづく。

・自由に子連れでの外出ができない。

・食事をとることすら、ままならない。

・子どもが病気になった。はたまた入院した。

・仕事をつづけられなくなった。

それでも、母親と父親は自分たちだけでその問題を解決するしかなくなっているということです。これは、本当に痛みをともなうきびしい現実です。

このように、そういったコミュニティを持たない親たちが歩むのは、孤立した子育てなのです。子どもを産み育てることにともなう苦しみやつらさを、誰にも分かち合うことのできない日々。そして常にがけっぷちに立たされているような、イバラの道なのです。

昔は、いざという時には子育てのセーフティーネットに頼ることができました。それは、村ごとや地域の間のつながり、そして親族間やきょうだい間のつながりといったものです。けれどもそれは、もはや機能しなくなってしまいました。核家族世帯の台頭と共に、あとかたもなくバラバラにくちはててしまったのです。

さらに、高齢化社会の訪れによって先行きの見通しが不確かになってきています。そのこともあり、おじいちゃん、おばあちゃん世代は定年退職後もなお、一生懸命に働きつづけています。さらには自分たちの親の介護にまでも追われる人もいます。かつてのわたしの母親もそうでした。このように、彼らも非常に忙しい日々を送るようになりました。つまり、孫たちのめんどうを見る余裕などないのです。

昔ながらの子育てのネットワークはもはや失われつつあると言っていいでしょう。

・子どもたちを世代の離れた大人たちが代わるがわる守り育てることも。

・母親や父親の苦しみや楽しみが人々と分かち合われることも。

・子育ての知恵が代々伝えられることも。

これらは、非常に稀なこととなっています。

それでは、残されたママとパパは、どうすればいいのでしょうか?

無理難題に向きあわざるをえないのです。生まれたての赤ちゃんを抱えつつ、これまで通りあたりまえに仕事をこなしつつ、ひとりぼっちで子育てに取りくむという無理難題に。しかし、ここでさらに大きな問題がたちはだかることになります。この日本においては、男性の子育て参加がいかに難しいことなのか、という問題です。

ためしに、男性の育児休業の取得率のデータを見てみたいと思います。男性の取得率は6.16%(2018年度雇用均等基本調査)ときわめて少数です。信じられないかもしれませんが、育児休業を取りたいと職場の上司に申し出れば、「男のくせに育児休業を取るなんて、家事育児は女の仕事だろう」と難色を示され、白い目で見られることすらあります。ひどい場合には、今の仕事を失ってしまうことすら、あるのです。また、いまだに夜中や休日までに渡る長時間労働はなくなる兆しすら、見えません。休んでいる余裕なんて、ないのです。このようにパパは、子育てに参加したくてもうまく参加できないことも、とても多いのです。私の夫は、このことでとても苦しみましたし、今でも苦しんでいると思います。こういった状況から分かることは、必然的に子育ての負担が、母親にのしかかっているということです。ママたちが日々、あたりまえのように強いられているのは、ワンオペ育児です。

ワンオペという言葉についても少し触れておきましょう。これは、ワンオペレーションの略なのですが、もともとの言葉の意味はこちら。〝コンビニエンスストアや飲食店の店員が一人で店の業務を担当すること〟だったそうです。けれども、この言葉はいつしか違う意味あいとして使われるようになりました。〝一人で仕事、家事、育児の全てをこなさなければならない状態(注1)〟として。

このような言葉が生み出される背景には、どういったことが考えられるでしょうか?

わたしは、こう考えています。家事と子育てのあらゆる事態に、誰からの助けもなしに、たった1人で向き合うことを余儀なくされているケースがとても増えているんだと。 

加えて、みなさんにお伝えしたいことがあります。

それは、とある根づよい価値観についてです。社会から母親へ向けられる期待。女性の社会進出への風あたり。これらには、いまだに根づよいものがあります。

・「仕事と家事と育児の両立はあたりまえ」

・「女性は家庭で家族を支えるべき」

・「昔の母親はえらかった」

・「母親のくせに、こんなこともできないのか」

信じられないことかもしれません。しかし、このような考え方や言葉が、容赦なく現代のママ達に投げかけられるのです。 

まるで母は、全てを完ぺきにこなすサイボーグであることを求められているかのようだと、思いませんか?

このように、理想的な母親像への期待はまだまだ根づよく残っているのです。これらの理想像は、失われた子育てのネットワークやセーフティーネットの中ではなんとか機能するものだったでしょう。

しかし、今まさに子育てを取りまく環境そのものが、劇的に変化しつづけているのです。

それにも関わらず、これまでの母親に求められてきた価値観だけが、依然としてアップデートされていないのです。

そのまま、現代の母親にあてはめられ、母親は「役割」を求められてしまっている。

このことこそが、私たちの悲劇のはじまりだと言えるでしょう。それは、母親自身の1人の人間としての自尊心を傷つけ、奪いさってしまいます。はては人間的で幸福であるとはほど遠い生活を無理やりに強いて、ママ自身の心を壊してしまうでしょう。

そう。まさにわたしが経験したように。

私たちの「問題」は子育てだけにはとどまりません。

みなさんは、きっとこのことをご存知でしょうか。私たちが日本国憲法で〝健康で文化的な最低限度の生活〟を送る権利を与えられていることを。

それなのに、この国は、社会は、とかくにどこか生きづらい。

そう感じることはないでしょうか。

いいガッコウに行く。ダイキギョウに就職をする。幸せなケッコンをする。子供をうみそだて、みちたりたセイカツをおくる。いわゆる「普通」というルールにそってしかれたレールの上を歩いて生きること。それが、もうこれほどにも難しくなったということに、私たちはとうに気づいているのではないでしょうか。 

わたしはこう考えます。

かつて人生の王道として輝かしい地位を築いてきた幸福な人生としてのライフモデルのカタチが、根底から崩れつつあるのだと。

その過去の価値に根ざして生きようとしても、それは崩れゆく砂の上の城にすがろうとすることに他なりません。確かな足場を築こうとしても、もろくも崩れさってしまうでしょう。もう、かつて保障された安定などないのです。理想の生活というまぼろしを追い求めるほどに、私たちは理想と現実のギャップに、とまどい傷ついていきます。これこそが、私たちをもやのように包む生きづらさの正体なのです。しかし、私たちは上手く自分自身をだましだまし、生きています。まるで、それに気づいていないかのように。

何かがおかしいと、思うことはないでしょうか。

誰もが孤独をかかえ、悩み、苦悩し、生きづらさを感じるこの時代。だからこそ私たちは、立ちあがって変えていかなきゃいけないのではないでしょうか。

自分たちの尊厳をかけて。このとうに身のたけに合わなくなった古い価値観を、ライフモデルを、ぬぎ捨てて。アップデートする必要があるのではないでしょうか。

私たちは、自分たちを自らの手でアップデートする。そんなあたらしい世代なのです。

それではこの先の見えない、不確かなあたらしい時代に、私たちはどのように生きていけばいいのでしょうか。

その一つの救い、そして価値観のアップデートのヒントとなるものとは何か。私は、それはブログやSNS、クラウドファンディングをはじめとする、ウェブサービスだと考えています。それは、個人の存在にスポットライトをあてるインターネット上のサービスたちのことです。(これらのサービスについては既に知っている方も多いかとは思いますが、もしも初めて聞いたという方は、この序章の最後に書いてある※各単語の意味や定義についての部分をお読みください。) 

これらの新しいウェブサービスが可能にした驚くべきことについて、みなさんにお話したいと思います。

それは、これまで触れることすらできなかった遠く離れた相手とも、深いつながりを築けるようになった、ということです。価値観の響きあいをきっかけに心をひとつにしたり、さらには、一緒に一つのプロジェクトを計画し達成することさえ可能になっているのです。だれかとつながりたいと願っても、今はみんな、なかなか仕事に家事に育児に忙しいですよね。生身の身体同士ではなかなかつながることもできない孤独な時代です。だからこそ、ブログやSNS、クラウドファンディングなどのあたらしく生まれたウェブサービスたちを活用すれば、人々が改めてつながりあうきっかけを作ることができるのだと考えています。それは、やがては大きな波を起こすためのスイッチともなることができるのではないでしょうか。 

人と人がつながりあえば、本当に一人の人間の人生を変えることができます。

これは大げさなことではありません。このような次世代のゆるやかなコミュニティの中に生きて、自分の心の内側を表現しながら仲間と支え合う。そうして、人生をより良い方向に変えていくことは十分に可能なのです。実際に、これを書いているわたしはうつ病から立ちなおり生きのびることができました。そして、同じように孤独や阻害感、心の病に苦しむ人々がオンライン上でのつながりをきっかけに人生を変えていったのも、わたしはこの目で見てきました。自分のたましいを自由に表現し、その深い部分に共鳴する者どうしが紡ぎ、創りあげる、あたらしいつながりの大きな波。これがもう、すでにそこまで来ているのです。この波が多くの人々の心にさざなみのように広くいきわたっていく。これがこれからの確かな流れであって、私たちの生きるきぼうとなっていくでしょう。そう、私は信じています。 

次世代のコミュニティや助けあいの主役となる人。それは、自分のすぐ側にいる人たちだけにはとどまりません。

それは、先ほどお話したような、まだ直接会ったことさえもなく、遠く離れた場所に住み、付かず離れずのゆるやかな関係性とご縁でつながっている人々なのです。そう、まさにこれを読んでいるあなたのように。それぞれが必要な時に支えあい、助けあうあらたな関係性が生まれつつあります。そして、同じような想いや痛みを分け合う人々と創造性と自由にあふれたコミュニティを自分たちの手で創りあげていくこともできるのです。

様々な人々との出会いや関わり。

それは、自分たちの信じる価値観はたった一つではなく、驚くほどに多様であることを、気づかせてくれるでしょう。そして、私たちは自分に一番ぴったりあうコミュニティと価値観、そして生きかたを選ぶことができるようになるのです。そして、これまでの既存のルールをこの手でアップデートすることができるようにさえもなる。私たちを窮屈な鳥かごの中にとじこめてきた、これまでの古くなったルールたちを脱ぎ捨てて。これが私たちの生きるあたらしい道だと、わたしは考えています。

わたしは、闘病中に出会ったブログ、SNSやクラウドファンディング(フレンドファンディング)といったあたらしい時代のウェブサービスを活用して、自分自身を大切にする心や、自分を信じる力を少しずつとりもどしていきました。さまざまな価値観や生きかた、そして温かい人々とのつながりに出会っていったのです。それは、うつ病の克服にかかすことのできないものでした。一時は生きることさえも難しく、日常の生活さえも、ままならなかったわたし。けれども今では社会復帰を果たし、クリエイターとしての活動までも行っています。これほどまでにわたしが回復し、立ちなおることができたのはなぜなのか。これから少しずつひも解いていきたいと思います。この本ではわたしがうつ病から立ちなおり、人間的な幸せな生活を取り戻すために、何を考え、何を行ってきたのか、包み隠さずにお話しします。とにかく、一人で悩み苦しんでいる方にこの声がとどくなら、これ以上の幸せはないと、わたしは思っています。 

本編に入る前に、一つ。みなさんにぜひともお伝えしておきたいことがあります。

これはけっして、誰か一人のスーパーヒーローのみが実現できる話ではない、ということです。私はなんら特別な人間でもないし、ただ悩み苦しむ一人の弱い人間であり母親です。今でも、一人では生きていけないような弱い人間です。ただただ、必要な救いを求め、必要な助けを受けられたという、たったそれだけのことなのです。人は、孤独です。だからこそ、つながり支えあわなければ生きていけないのだと、わたしは思います。小さく応援されるその経験をつめばまた、自分の足で歩くこともできるでしょう。コミュニティの中に生き、その中で助けを求め、必要なサポートを受ける。そうすれば、だれでも救われることができるのです。そして時が来ればまた、だれかの力になることさえもできるでしょう。わたし自身が体験したこの温かい流れを今、ぜひともみなさんに伝えたいと思っています私たちに必要なのは自分を責める心ではありません。必要な相手とのつながり、そして出会ったこともない、まだ見ぬ相手との出会いを信じる、ほんの少しの勇気なのです。

この本では、わたしがうつ病と共に歩いた歩みを、具体的な実体験とともに振り返っていこうと思います。

その道すがら出会ったウェブサービスを通じて、どのようにわたしがどん底からはい上がり、社会復帰と再出発を果たしたのか、その軌跡をつづっていきます。そして、あたらしい生きかたやコミュニティのありかたについても、折にふれて紹介していきます。

ところで、みなさんは、私が贈るこの本の全てをがんばって読む必要はありません。

(みなさんが、とても忙しいこと、わたしも分かっていますよ笑。)下記のそれぞれの章は、わたしの人生のステージが変化していくごとに分けて、章立てされています。つまり、いま、まさにこれを読んでいるあなたの人生の状況によって、あなたに必要な章も違ってくるのです。ですから、みなさんは、どの章が今の自分にぴったりあうのか、ぜひ探してみてください。

この本の構成は、次のとおりとなっています。

第一章「ブログ ~うつになったじぶんへの手紙~」
では、ブログがテーマとなっています。特に、今まさに子育てに悩んでいる方、そして未来のお母さんやお父さん、そして心の病に苦しまれている方に、ぜひとも読んでいただきたい内容となっています。里帰り出産を終えて、はるばる自宅に帰ったわたし。そこに待ちかまえていたのは、ワンオペでの孤独な育児でした。育児なんて体力があれば乗りきれると、高をくくっていたわたしにとって、子育てのあまりの壮絶さは衝撃的なものでした。いつ泣き出すかわからない。食事をつくったり、食べる余裕さえもない。子連れで外出ができない。毎晩満足に眠ることもできない。そんな中で一人、「いい母親でいなければならない」という、強迫観念に心と身体をむしばまれていきます。そして、体力的にも限界をむかえたころ。私はとうとう、うつ病と不安障害を発症してしまいます。そして一人で子育てをすることが物理的にできない身体になってしまったばかりか、「普通」の生活を送ることさえも難しくなってしまったのです。人生で一番深い絶望の淵に立たされた私。愛する子どものため、この絶体絶命の状況を一体どうすれば乗り越えられるのか必死に考えます。そしてある時、自分自身に宛てた手紙をブログに書きはじめます。そして、そのブログを書くことを一つのきっかけとして、じぶん自身の心と向き合い始めます。病との向き合い方について、自身の生きかたについて、少しずつ心の内側に生まれていった変化について語ります。

第二章「SNS ~こどくな日常、SNS、出会い~」では、SNSがテーマとなります。とくに、孤独を感じている方、SNSアカウントは持っているけれど、うまく人とつながることができない方、自分の意見を発信する勇気がない方に、ぜひともおとどけしたい内容となっています。ブログを書くことで少しずつ心の落ちつきを取り戻していったわたし。自分のブログをもっと多くの人に読んでもらいたいという想いを持って、記事を広めるためにSNSをはじめます。はじめ、SNSでは自分の記事をアップしていました。そのうちにこれまでのわたしのブログの読者の方々や、ずっと読んでいたブログのオーナーの方々ともつながることができるようになりました。そして、ある一つの出会いをきっかけとして、思いもよらずオンライン上の仲間たちとのつながりが生まれていきます。これまで孤独だとばかりに感じていたわたしの日常に、光がさした瞬間でした。このように、わたしは人々との出会いとゆるやかなコミュニティの流れに触れることで、生きる糧を得ていきます。本当は世界はずっと遠くまで広がっていたこと。時代の流れの肌感覚。あたらしい価値観。生きているという実感とつながりの中で徐々に孤独を癒していく過程をつづります。

第三章「polca ~人をしんじることってなに?~」では、クラウドファンディングのpolcaがテーマとなっています。とくに、自分自身や他人を信じることが難しいと感じている方、何かをやってみたいけれど一歩ふみだすことができない方、自分はもっと何かできるはずだ、というくすぶる思いを持っている方に、ぜひともお届けしたい内容となっています。SNSを使ううちに、ある日わたしはpolcaというクラウドファンディング(フレンドファンディング)サービスを知ることになります。やりたいことを思いついたら、企画を立て、必要な金額を友だち同士で集めることができるというものでした。本当にわたしを信じてくれる人など、いるのだろうか。半ば疑いながら、初めて募ってみた、とある企画。なんと、見ず知らずのわたしの言っていることを信頼して、大切なお金を預けてくれる方々がいらっしゃいました。そのことに、ものすごい衝撃と感動を覚えたことを、今でもよく覚えています。信頼とは、信じることとは一体何なのか。その時、わたしの心の奥底にある価値観が大きくゆらぎました。その支援者の方々にいただいた温かな応援とやさしさと勇気が、心の深い部分で確かにわたしを、突き動かしていきました。自分にもまだ、何かできることがあるのかもしれない。そう思えるようになったのです。その時、めばえ始めたかすかな自信。それが生みだしていったもの。わたしがついにSNS上で初めて起こすことのできた小さなムーブメントについて、明かしていきます。

第四章「note ~好きなことしちゃいけないの?~」では、SNSのnoteがテーマとなります。特に、仕事と家庭と自分自身の夢の両立に悩んでいるお母さんやお父さん、一度は夢を諦めてきた方にぜひともお届けしたい内容となっています。うつ病発症から、はや一年。春からわたしはワーママとして晴れて職場復帰をすることになります。しかし、家事、育児、仕事の両立は想像以上に難しさを極めるものとなっていきました。そしていつしかわたしは、これまでつづけてきたオンライン上での発信活動を、きっぱり辞めてしまおうかとまで思いつめます。しかし、これまでの仲間とのご縁を断つ気にはなれず、悩むことになります。その頃、毎日満員電車の中で細々と活動をつづけていくうちに、とあるプラットフォームの存在を知ることになります。それは、クリエイターが自由に作品を執筆し、販売することができるnoteというものでした。自分の文章など、きっとだれも興味を持たないし、価値がないと思いこんでいたわたし。しかし、試しに投稿してみたところ、思いがけずに温かい応援をいただいたり、作品を好きだと言ってもらえる幸せな体験をつんでいきました。しかし、そんな時に、突如として家庭を大きくゆるがすような思わぬ事態にも見まわれていきます。人生が再び大きな分かれ道を迎える中、クリエイターとしての自分への目覚めと覚悟がふつふつと湧いていく過程を書いていきます。

第五章「 EXODUS ~ママがありのままでいるために~」では、再びクラウドファンディング(フレンドファンディング)のpolca、そしてこのEXODUS
のプロジェクト自体が舞台
となります。特に、SNSを通じて自分のやりたかったことを実現したり、夢を叶えたいと思っている方にぜひともお届けしたい内容となっています。polcaを活用してクリエイターとしての本格的な活動を始めることを心に決めた私。そんな時、ひょんなことから、本を執筆する機会までも頂きます。喜んだのもつかの間、それでもなお、次々と容赦ないまでに降りかかってくる、子育てや、家庭での様々なトラブル。時に泣きじゃくり、絶望し、全てを投げ出したくもなりながら、わたしは立ち向かっていきます。紆余曲折の後にわたしが本当にやりたかったことと、求めていたものとは。果たして、わたしは失ったかつてのじぶん自身への自信を取りもどすことはできるのでしょうか。諦めた夢にもう一度ともしびを灯し、再出発をすることができるのでしょうか。ママは、ありのままでいることはできるのでしょうか。そして、このEXODUSというプロジェクトを通して出会った仲間たちやコミュニティ、流した汗と涙と覚悟と挑戦の行方は?わたしがこの大きな挑戦にどのように向き合い、壁にぶつかり、這いつくばりながらも乗りこえていったのか、そのリアルな姿を明かします。そしてこの物語は、今のこの瞬間、1分1秒の間にも、つづいているのです。

そしてここで、この本を子育て中のママ、パパにぜひとも読んでいただきたい理由もお伝えしておきます。

実は各章の間には、忙しい子育て世代のみなさんのために書きおこしたコラムを設けようと考えています。そこには創作活動のため、わたしがどのように時間の捻出をしていたのか、その方法もお伝えしていきたいと思っています。そしてわたしが活用した子育てにお役立ちのサービス※2や、参考にした子育てのアドバイスについても書きたいと考えています。繰り返しになりますが、わたしは、スーパーママという訳では決してありません。闘病をしつつ、なおかつ執筆や制作のための時間も確保しつつ、そして家事育児を全部自分で担ってきたのでもありません。わたしは、必要な助けを必要なだけ求めているのです。

最後に、みなさんに、この本が目指しているゴールをお話したいと思います。

それは、この日本で孤独ときびしい現実に疲れきったすべての人へ、もう一度立ちあがる勇気を贈ることです。あなたが日常に何かおかしさを感じているならば、孤独を感じているならば。ベタな表現ではありますが、私の失敗と過ちと涙と苦しみを踏み越えて行ってほしいのです。 

そしてこれだけははっきりと言いきることができます。今が苦しいのは、あなたがダメだから、ではありません。ただ必要な助けが、届いていないだけなのです。その必要な助けをあなた自身も求めていってほしい。そして本来のご自身の輝きをもう一度見いだしていってほしいと、私は切実に願っています。 

ガッコウに行く。シュウショクをする。しあわせなケッコンをする。みちたりたセイカツを送る。この、基本的な自由と権利とも言うべきものが、手に入らなくなってしまったこの時代に。

人が自分自身の人生を幸せに生きることが、こんなにも難しくなってしまったこの時代に。

声をあげたくともあげられなかった人が。拾われることのなかった声が。願いが。すべからく聞きとどけられ、その想いを叶えるチャンスを、持てるように。

泣き寝入りや、苦しみのままに、人生の多くを失望や苦しみのうちに過ごすことのないように。

またもう一度、強く生きられるように。

明日へと、一歩踏み出せるように。

きぼうを描けるように。

私たちは、静かなかくめいの炎を、この1冊の本で起こしたいのです。 

苦しみや絶望を経験した人は、実は重要な役割を担っているのです。

それは、この世で多くの場合に語られずに、見すごされている真実の伝え手になることができるということです。

その人にしか語れない物語があるのだということです。

そのありのままのストーリーが、人生が、世界を変えうるのだということなんです。

このことを、私は生き証人となり証明したいのです。

この誰もが生きにくい時代を強く生きぬくために。

ずっと誰にも語ることのできなかった私自身の物語を、今ここに贈りたいと思います。

やりなおす勇気を、届けたい。

声をあげ、たたかうチカラを、届けたい。

この声を届けるための知恵を、届けたい。  

これが誰かの生きる糧となり、そして救いとなり、きぼうのバトンをリレーできるのならば。わたしにとって、これほどに嬉しいことはありません。 

さあ、あなたも一緒に。今こそ、立ちあがる時です。

2019年の初夏 リトマム

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また、7/8〜のプロジェクト公開後は、
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(7/8〜アクセス可能)

↑7/8〜アクセス可能

プロフィール:リトマム
産後うつから奇跡的に生還を遂げ、クリエイター兼デザイナーとして活動する一児の母。ワーキングマザーとして家事育児に日々忙しく奮闘する顔も持つ。幼い頃からの夢は小説家か絵本作家で、今回のEXODUSでのクラウドファンディング出版企画は、夢を叶えられる一歩だと意気込んでいる。ちなみに子育てでは自身の子どもにめっぽう甘く、我が子のことになると、とたんに涙もろくなる一面も。ポートフォリオやこれまでのコラボ企画等は次のnoteリンクを参照。
デザインメニュー|note(ノート)https://note.mu/little__mom/n/nf2808c1622a5

※各単語の意味や定義について

ブログ
ブログとは、〝個人や数人のグループで運営され、投稿された記事を主に時系列に表示する日記的なWebサイト〟の総称であり、 〝webとlog(日誌)を一語に綴ったweblog(ウェブログ)の略です(注2)。〟ブログサービスの種類は多岐に渡りますが、本書で主に扱うブログは、株式会社はてなが運営するはてなブログを指しています。 

SNS
SNS (Social Networking Service)とは〝人と人との社会的な繋がりを維持・促進する様々な機能を提供する、会員制のオンラインサービス〟を表します。〝友人・知人間のコミュニケーションを円滑にする手段や場を提供したり、趣味や嗜好、居住地域、出身校、あるいは「友人の友人」といった共通点や繋がりを通じて新たな人間関係を構築する場を提供する(注3)〟機能を持っているものです。SNSにも非常に多くの種類が存在しますが、本書で主に扱うSNSは、株式会社ピースオブケイクが運営するnote等としています。 

クラウドファンディング
クラウドファンディングとは、〝不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うこと〟で、〝群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語です(注4)。〟本書で主に扱うクラウドファンディングは、株式会社CAMPFIREの提供するpolcaです。正確にはCAMPFIRE社はpolcaを「フレンドファンディング」と定義しているのですが、それぞれのサービスの詳細な解説は、後に述べる本書の各章にて改めて触れることにしましょう。 

引用文献

注1) 出典 :https://kotobank.jp/word/%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%82%AA%E3%83%9A%E8%82%B2%E5%85%90-1736392「ワンオペ育児(わんおぺいくじ)とは - コトバンク」より(検索日:2019/3/28)  

注2)出典:http://e-words.jp/w/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0.html「ブログ(ウェブログ)とは – IT用語辞典 e-Words」より(検索日:2019/3/28)

注3)出典:http://e-words.jp/w/SNS.html「SNS – IT用語辞典 e-Words」より(検索日:2019/3/28)

注4)出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%89%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0「フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)」より (検索日:2019/3/28)

参考文献・WEBサイトhttp://www.gender.go.jp/public/kyodosankaku/2018/201806/201806_02.html『「共同参画」2018年201806 | 内閣府男女共同参画局』(検索日:2019/3/29)

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_00800.html「長時間労働が疑われる事業場に対する監督指導結果を公表します - 厚生労働省」(検索日:2019/3/29)

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/55108「日本はなぜ子育てが世界一難しい国になったか?50年で変わったこと」(検索日:2019/3/29)

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https://hanakomama.jp/column/hoikuen-gimukyoiku/14208/『女性が「お母さん」になった途端に、できなくなること【古市憲寿/保育園義務教育化・1」】』(検索日:2019/3/29)

https://m.newspicks.com/news/3771621/『「母親らしさ、妻らしさ」の圧力、価値観の押し売りが息苦しい… - NewsPicks』(検索日:2019/3/29)

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/日本国憲法第25条「日本国憲法第25条 – Wikipedia」(検索日:2019/3/29)

https://hatenablog.com「はてなブログ」(検索日:2019/3/30)

https://note.mu「note ――つくる、つながる、とどける。」(検索日:2019/3/30)

https://polca.jp「polca(ポルカ)- フレンドファンディングアプリ」(検索日:2019/3/30)

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リトマム@little_mom

幻冬舎×CAMPFIREの#EXODUS でクラファン出版に挑戦することに⭐出版に向けクラウドファンディング準備中。 プロフィール:クリエイター&デザイナー⭐/産後うつ👉立ち直るため独学でデザイン開始👉未経験でもワーママしながら時々デザイナーに🌟

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